令和3年度第3回春日井市生涯学習審議会議事録

ページID 1027537 更新日 令和4年4月19日

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1 開催日時

令和3年12月17日(金曜日)午後2時から午後3時まで

2 開催場所

文化フォーラム春日井 会議室A・B

3 出席者

[会長]

中部大学教授 三島 浩路

[副会長]
スポーツ推進委員 神田 茂

[委員]

市内県立学校長会        加納 和仁
文化協会            福田 孜
スポーツ協会          山田 敏勝
子ども会育成連絡協議会       小出 修
婦人会協議会          時田 加代子
ボランティア連絡協議会     大橋 一彦
老人クラブ連合会        小山 峯汜

市スクールカウンセラー       河村 洋子
生涯学習指導員         長谷川 昌信

NPO法人春日井子どもサポートKIDS COLOR理事長    
                                            志村 美和

[事務局]

教育長 水田 博和
文化スポーツ部長 上田 敦
文化・生涯学習課長 内藤 純子

文化・生涯学習課長補佐 伊藤 英彦
文化・生涯学習課生涯学習担当主査 若杉 尚代

[傍聴者]

0名

4 議題

  1. 生涯学習に関するアンケート調査 調査結果報告書について
  2. その他

6 会議資料

7 議事内容

(1)議題1 生涯学習に関するアンケート調査 調査結果報告書について
 資料1に基づき、文化・生涯学習課生涯学習担当主査が生涯学習に関するアンケート調査の調査結果報告書(案)について説明した。

【志村委員】
 今回のアンケートを見ると、生涯学習活動を行っている理由としては生きがいや、人生をより豊かにしたいというのが半数以上であり、学習活動の目的としては、自分の生きがいのために学習活動を行っている人と、もう1つはボランティア活動や講座等の講師など人のために活動を行っている人の2つに分かれると思う。今後、講座などを考えていく上で、この2種類の人がいることを念頭に置いて考えていく必要がある。
 また、情報発信、周知方法として、「まなびゃ選科」がほとんど活用されていないことは残念である。今後、周知方法を検討していくべきだと思う。
 また、今回のアンケートを基に課題を抽出し、今後の推進計画の重点課題を検討していくとのことだが、課題の洗い出しの際に、市民アンケートからだけではなく、公民館・ふれあいセンターなど実際に企画・運営をしている職員が持っている課題や感じていることも聞き取り、反映させていくべきだと思う。

【長谷川委員】
 回答者の属性について、女性の回答の割合が高くなっており、調査結果にバイアスがかかっているのではないか。春日井市民の性別や年代別の構成と調査回答者の性別や年代別の構成に、どのぐらい偏りがあるのかを示しておくとよいと思う。職業別、中学校区別についても同様のことが言える。市全体の人口構成も合わせて示すことで、より市民の意見を把握しやすくなるのではないか。
【三島会長】
 回答者が母集団の意見を反映しているかどうかを確認してほしいということだと思う。例えば、回答者の男女比や年齢分布が、市民全体と比べて偏りがあるのであれば、それを踏まえて解釈しないと、正確さを欠いてしまう恐れがある。最初に市全体の男女比や年齢分布を示し、「本調査ではこういうずれがあったので、解釈する際には参考にしてほしい」など、どのぐらい差があるのかを示しておくとよいのではないか。
【文化・生涯学習課長】
 調査業務を委託している業者と相談し、他のアンケート調査報告書も参考にして、掲載するかどうか検討する。
 
【大橋委員】
 57ページにある「生涯学習を盛んにするために力を入れるべきことは何か」について、自身も生涯学習サイト「まなびゃ選科」に講師の登録をしているが、生涯学習の情報発信をもっと盛んにして、元気な高齢者の活動の場を広げてはどうかと考える。少しでも役に立ちたいという気持ちでいるが、現状ではなかなか活躍の場がない。
【文化・生涯学習課長】
 「まなびゃ選科」は、登録者数は増えているが、講師の利用が少ないのが現状である。今回のアンケート調査結果でもあまり知られていないことが明らかになっており、今後、どのように周知していくのか、利用しやすいようにするにはどうしたらよいのか検討していく。
 
【時田委員】
 今回のアンケートで生涯学習の傾向がよくわかったが、無作為に抽出した3500人からの回答を本当に市の意見としてとらえてよいのか。偏った抽出になっていなかったか。
【文化・生涯学習課長】
 対象の人数は十分であり、偏りはないと考えているが、再度確認を行う。
 
【三島会長】
 棒グラフの作り方について、多い順または属性ごとにまとめて並べられていないため見にくくなっている。修正していただきたい。
 情報発信については、調査結果から年齢によって使うメディアや受けたい講座が違うことが見て取れる。調査結果の組み合わせを工夫すれば、「この年齢層にはこのツールで、こういった講座を発信すればたくさん来てもらえる」などの傾向や今後の方向性が見えてくるのではないか。比較的年齢の高い人向けには広報で、若年層に対してはSNSで、30~40代に向けてはホームページで情報を伝えるなど、年代に合った講座を年代に合った情報ツールで伝えるといったことが示唆される。
 資料の16ページでは「学習の成果を生かしたいが生かせていない」、「どう生かせるかがわからない」との回答が多くなっているが、情報の発信や共有がうまくできていないということだと思われる。情報発信ツールを選んだり、講座を受けたいと思った人と登録講師とをうまくマッチングしたりできるとよいのではないか。
 また、資料の31ページにある「生涯学習活動に参加しやすい時間帯」と、28ページの「どのような内容の学習機会を増やしたいか」をクロス集計すると、どの時間帯にどのような講座を実施するのがよいかが見えてくる。クロス集計を積極的に活用し、情報を多元的に掘り起こすとよいと思う。
 資料68ページにある「活動に参加する目的」の団体分野別の表の中で、コンピューターの活動をしている団体が「技術、能力の向上」のほかに「仲間をつくる」を選択している割合が高くなっている。一見、コンピューター、インターネット関係の団体は技術向上のためと捉えがちだが、仲間をつくることは生涯学習の側面として重要である。「仲間づくり」を全面に押し出し、団体がどのような活動をしているか、どのような会員がいるかなども合わせて情報を発信できるとよいのではないかと思う。
 最後に、76ページの「団体活動を行う上で市に望むことは何か」として、「会員募集の支援や活動についてのPR」が高い割合となっている。生涯学習に関心を持っている方、活動したいと考えている方も多いので、そういった方々にうまく情報をつなげられるだけでも活性化できるのではないかと思う。
 今回、自由意見については十分触れられていないので、次回の審議会では、自由意見を含めた形での報告書(案)をお願いしたい。
 【文化・生涯学習課長】
 今回の意見を基に、アンケート調査結果のまとめ、推進計画に生かしていく。
 
(2)議題2 その他
 事務局から、第5回愛知・地域づくり推進会議について情報提供し、次回の審議会を3月に開催することについて連絡した。
 志村委員から、令和4年1月に開催の「地域における障害者の生涯学習推進コンファレンスin東海・北陸」の案内があった。


 上記のとおり、春日井市生涯学習審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び委員が署名する。


 令和4年1月24日

                  春日井市生涯学習審議会
                   会長 三島 浩路  

                  春日井市生涯学習審議会
                   委員 長谷川 昌信 
 

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