令和5年度第1回春日井市生涯学習審議会議事録

ページID 1032425 更新日 令和5年8月16日

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1 開催日時

令和5年7月11日(火曜日)午後2時から午後4時まで

2 開催場所

文化フォーラム春日井 会議室A・B

3 出席者

[会長]

中部大学教授      三島 浩路

[副会長]
スポーツ推進委員    神田 茂

[委員]

小中学校長会        兒島 靖
県立学校長会        甲野 順三
小中学校PTA連絡協議会  原 麻紀子
スポーツ協会      山田 敏勝
子ども会育成連絡協議会 小出 修
婦人会協議会      時田 加代子
ボランティア連絡協議会 大橋 一彦
生涯学習指導員     長谷川 昌信
中部大学特任講師    多治見 里美
子育てネットワーカー  近藤 了子

[事務局]

教育長         水田 博和
文化スポーツ部長    大橋 弘明
文化・生涯学習課長   田中 芳樹
スポーツ課長      林 一元
図書館長        四ツ倉 光一
文化財課長       村松 一秀
野外教育センター所長  生倉 勉
野外教育センター主幹  坂野 年伸
文化・生涯学習課長補佐 伊藤 英彦
文化・生涯学習課生涯学習担当主査 若杉 尚代
文化・生涯学習課生涯学習担当主査 垣見 守彦
文化・生涯学習課主事  森川 夏水乃

[傍聴者]

なし

4 議題

  1. 令和4年度生涯学習事業の実施状況について
  2. 第2次春日井市生涯学習推進計画 令和4年度進捗状況報告書(案)について 
  3. 生涯学習事業に対する助言・提案について
  4. その他

5 会議資料

6 議事内容

(1) 会長・副会長の選任
 春日井市生涯学習審議会規則第4条第1項に基づき、会長には三島浩路委員、副会長には神田茂委員が選任された。

(2) 会議の公開、議事録の作成方法について
 会議の公開、議事録の作成方法について、会議は公開、議事録は要点筆記とし、会長及び会長が指名する者が署名することを会長が説明した。

(3) 議題(1) 令和4年度生涯学習事業の実施状況について
 資料1に基づき、各担当課長等が令和4年度の生涯学習事業の実施状況について説明した。

【三島会長】
 17ページ、「スポーツ施設の整備充実」の「12 学校体育施設開放」は良い事業だが、一方で小中学校の部活動の地域移行に関して、学校、教育委員会で非常に苦労していると聞いている。地域での活動とうまく連携して指導者を引きつけたり、或いは子どもたちが地域の活動に関わったりすることも視野に、学校の教員の負担軽減なども含めて、教育委員会、生涯学習で連携して検討いただきたい。

【甲野委員】
 93ページの記載のとおり、高校生スポーツ大会は、市と県立高校の調整により事業廃止という流れになった。ずっと続いてきた高校生のスポーツ大会なので、県立学校長会でもかなり議論し、ぜひ続けたいという思いもあったが、各種目の役員なども教員の輪番としているため、大会運営や熱中症対策など非常に負担が大きく、教員の多忙化ということもあり、校長としてそういったことまで業務をさせることが困難な状況になってきた。市でも、教員は引率のみとして、何とか大会を運営できないだろうかと議論していただいたが、廃止という結論になった。
 資料1を見ると、各種事業が実施されているが、高校生対象のものはあまりないので、高校生に対して、スポーツなり文化なりで何か実施していけるとよい。
【スポーツ課長】
 高校生を対象にしたスポーツ大会等について、現時点でそれに代わる具体的な事業は挙がっていないが、今後、学校やスポーツ協会等と協議しながら、何か代わりのものができれば検討していきたいと考えている。
 
【山田委員】
 高校生スポーツ大会については、昨年度、スポーツ課とスポーツ協会で協議し、結果的には廃止することとなったが、スポーツ協会加盟団体ではできるだけ協力して、加盟団体の中で高校生の大会を引き続き実施してもらうようにしている。
 一つの例としては、バドミントンでは高校生大会を2つ増やして実施している。他の団体においても、大会を開催して欲しいと高校から要請があったところは、引き続きその大会や場所を作れるよう協会の中でも検討を進めている。
 また、中学生の部活動は大きな問題で、今年度の夏の大会後から休日の部活動を徐々に地域に移行していくということで、学校教育課や市の方々も本当に努力していただいている。すべて首尾よくというのは難しいとは思うが、現在も、例えばバドミントン大会で人数が足りないというような連絡があった際、役員の中で誰か手伝える人はいないかと調整をすることもあった。何とか子どものために、続けていきたいという気持ちは持っており、実行もしているところである。

【長谷川委員】
 98ページ、アジア競技大会の関連事業ということで、総合体育館改修工事について記載があったが、温水プールは大会の会場となっているか。
 また、今後、工事を進めていく上で、会場やスポーツ事業に影響はあるのか。
【スポーツ課長】
 アジア競技大会における温水プールの利用については、当初は水球競技と近代五種の候補地になっていたが、水球に関しては、サブプールの深さが不足していることから名古屋市のレインボープールに場所が変更になった。
 近代五種の水泳については、今のところはそのまま候補地となっている状況である。
 総合体育館は、アジア競技大会に向けて大規模な改修が必要になってくるため、その間は全館閉館を予定している。市民の方には迷惑かけるが、使えなくなる。3月に剣道の全国大会があるため、そういった大きな大会を終えた時点で改修工事に入っていきたいと考えており、工事の実施は令和7年度の予定である。

【兒島委員】
 部活動の件は中学校でも非常に苦慮しており、これまでは学校のみで行ってきたが、学校だけではなかなか運営できなくなっている。また、生徒数もどんどん少なくなってきていて、部活動の種目を減らさざるを得なくなり、子どもたちがやりたいことを自由に選べなくなってしまうという現状がある。今後、ますますそういった流れが加速していくと思う。子どもたちの「好きな種目を続けたい」と思う気持ちも大事にしながら、全市を挙げて改革をしていくということで、学校単位ではなく、市単位で好きな種目を選んだり、自分の学校になくても違う地域の学校の活動に参加できたりする形を整えようと教育委員会等で調整、検討を進めていただいている。ただ、指導者の数が本当に問題になっているため、文化スポーツ部、スポーツ協会でも協力していただけると助かる。
 もう1点、中学校の大会のあり方も問題になっている。市民大会や夏の大会、新人戦などがあるが、現在、中学校の教員がすべて運営している。今後、中学校の教員の手を離れると、大会自体がどうなって行くのかが非常に不透明となっている。教育委員会も、私たち中学校長も、結論には至っていない状況だが、現実的に今までどおりにはいかない。
 どうしていくかを考えているため、今後も各関係の方々に相談させていただきたい。

【大橋委員】
 92ページの市民体育大会のソフトボール大会について、6月19日、9月25日と記載がある。通常は6月で終わるはずだが、上条グラウンドが河川敷のため、大雨で水につかって実施できず、9月になってようやく実施できたためである。
 今年も、先日の雨で流され、グラウンドが使用できなくなっている。そのため、今年はソフトボール市民大会を実施できていないと思う。いつまであそこを使う予定なのか、代替えのグラウンドはないのか。 
 今年と去年に限らず、過去に何回水につかったか分からないが、その都度整備しても1年もたないこともある。こういう状況を考えると、会場そのものを別に手当するようなことも検討してほしい。
【スポーツ課長】
 河川敷グラウンドは、6月2日の大雨により松河戸グラウンド、上条グラウンド、熊野グラウンドの3か所が冠水したことにより、現在利用できない状況となっている。
 整備にはこれまで相当な金額がかかっているが、温暖化の影響で、年に1回から数回、冠水するような気象状況になってきていると思われる。毎回、多額の費用を投じて整備するのは難しいため、グラウンド整備業者をあたり安価に整備できないか調査しているところである。
 ソフトボールに関しては、牛山グラウンドに利用場所を移していると聞いているが、河川敷グラウンドは、地元の方々にも利用されているため、今のところ廃止は考えておらず、貴重なスポーツの場として使っていただきたいと考えている。

【時田委員】
 109ページから111ページで、「1 少年自然の家事業」「(2) 野外活動振興事業」で、「大人の里山歩き」とか大人の何々と書いてあるものは、当然大人が対象の事業だと思うが、その他は、子どもが参加している事業だということでよいか。
【野外教育センター所長】
 そのとおり。基本的には子どもを中心とした教室、講座を開催しているが、それだけではなく、幅広く大人や高齢者といった世代にも野外活動に参加してもらい、健康づくりや自然に親しんでいただく機会を提供するため「大人の里山歩き」など、あえて「大人の」というタイトルをつけた講座を開催している。主な事業は子どもを対象としているが、そこにこだわらず幅広い世代を対象に実施している。

(4) 議題(2) 第2次春日井市生涯学習推進計画 令和4年度進捗状況報告書(案)について
 資料2に基づき、文化・生涯学習課生涯学習担当主査が令和4年度の進捗状況及び評価案について説明し、承認された。
 
【大橋委員】
 実際に公民館などを使っている際、古い施設では利用時に大きな声を出していなくても、隣の部屋に声が漏れる場合がある。施設整備を行っていくなかで、現状を確認し防音設備の対応なども検討してほしい。

(5) 議題(3) 生涯学習事業に対する助言・提案について
 会長が各委員に発言を求め、助言・提案があった。

【山田委員】
 資料2の66ページの記載によると、Wi-Fi環境をいろいろな施設で整備しつつあるということだが、総合体育館など利用できない施設もあるため、全部の施設でWi-Fiを使えるようにしてもらえるとよい。
 
(6) 議題(4) その他
 事務局から、愛知県社会教育委員連絡協議会の事業予定、次回の審議会を3月に開催することについて連絡した。
 

 上記のとおり、春日井市生涯学習審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び委員が署名する。


 令和5年8月4日

                  春日井市生涯学習審議会
                   会長  三島 浩路

                  春日井市生涯学習審議会
                   委員  山田 敏勝

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いきがい創生部 文化スポーツ振興課

電話:0568-85-6079
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