光化学スモッグに関する情報
光化学スモッグによる健康被害を防止するために!
光化学スモッグって何?
工場のばい煙や自動車の排出ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)、揮発性有機化合物(VOC)などが、太陽の紫外線を受けて化学反応を起こすと『光化学オキシダント』と呼ばれる物質が発生し、大気が白くモヤがかかったようになり、この状態を『光化学スモッグ』と呼んでいます。
光化学スモッグが発生すると、目がチカチカしたり喉が痛くなる場合があります。特に、子供や気管支などに疾患がある人が屋外で活動している場合に影響が出やすいといわれています。
光化学スモッグはいつ発生するの?
光化学スモッグの発生は、気象の影響を強く受けます。4月から10月にかけて発生しやすく、特に7月から8月にかけては注意が必要になります。
私たちは光化学スモッグの発生をいつ知ることができるの?
愛知県のホームページでは、県内各地の大気汚染の常時監視結果や光化学スモッグ注意報など発令情報を提供されており、携帯電話Webサービス(モバイルネットあいち)でも発令状況を公開されています。また、愛知県光化学スモッグ情報メール配信サービスでは、情報配信登録されたみなさんのパソコンや携帯電話に光化学スモッグ情報発令状況をメール配信しています。
また、春日井市安全安心情報ネットワークの安全安心情報(防犯等に関する情報)においても、情報配信登録されたみなさんのパソコンや携帯電話に光化学スモッグ情報発令状況をメール配信しています。
屋外で活動される皆さんは、光化学スモッグ情報に注意し、被害の未然防止に努めてください。また、屋外スポーツ施設等におかれましては、利用者の方に対し、あらかじめ光化学スモッグ啓発チラシ(資料1参照)を配布するなどの啓発を行ってください。
光化学スモッグ予報等の発令基準
愛知県では、光化学オキシダントを始め大気汚染物質の測定を行っており、光化学オキシダントが高濃度となったときには、『光化学スモッグ予報』や『光化学スモッグ注意報』などが発令されます。
発令区分 |
発令基準 |
---|---|
予報 |
オキシダント濃度が0.08ppm以上となり、かつ、 気象状況からみて注意報以上の状態が発生することが予想されるとき |
注意報 |
オキシダント濃度が0.12ppm以上となり、かつ、 気象状況からみてその状態が継続すると認められるとき |
警報 |
オキシダント濃度が0.24ppm以上となり、かつ、 気象状況からみてその状態が継続すると認められるとき |
重大警報 |
オキシダント濃度が0.40ppm以上となり、かつ、 気象状況からみてその状態が継続すると認められるとき |
予報や注意報、警報が発令されたらどうしたらいいの?
- 屋外での激しい運動は避けましょう。
- 体調の悪い人は室内で休みましょう。
- 風向きを考えて窓を閉めましょう。
被害が発生したらどうすればいいの?
- 屋外での運動は中止してください。
- 症状に応じうがいや洗眼をしてください。
- 室内に入り、窓を閉めるなど外の空気が入らないようにしてください。
- 症状が改善しない場合は、直ちに医師の手当を受けてください。
- 被害が生じた際は、愛知県春日井保健所もしくは市に次のことを連絡してください。
【連絡事項】
- 被害発生時間
- 被害発生場所
- 被害を受けた人の状況(人数、年齢、性別など)
- 主な症状(のどの痛みや目がチカチカするなど)
- 被害発生時の状況
- 措置の状況(医師の受診の有無)
【連絡先】
- 愛知県春日井保健所(電話 0568-31-2188)
- 春日井市環境保全課(電話 0568-85-6217)
- 春日井市健康増進課(電話 0568-85-6166)
参考資料
光化学スモッグに関する啓発、発令時の周知方法につきましては、下記資料を参考にしてください。
- 資料1:光化学スモッグ啓発チラシ(配布用) (PDF 207.2KB)
- 資料2:店内(館内)放送による周知方法 (PDF 171.1KB)
- 資料3:看板掲示による周知方法 (PDF 145.7KB)
- 資料4:掲示看板 (PDF 189.8KB)
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