令和4年度第3回春日井市文化振興審議会議事要旨

ページID 1029143 更新日 令和6年1月10日

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1 開催日時

令和4年8月23日(火曜日)午後1時30分から

2 開催場所

文化フォーラム春日井・2階会議室

3 出席者

[会長]

名古屋芸術大学学長 竹本 義明

[副会長]

春日井市美術協会会長 中村 立強

[委員]

中部大学人文学部教授 篠宮 雄二
春日井市文化財保護審議会会長 長縄 秀孝
春日井市文化協会会長 山本 博
春日井市民音楽連盟顧問 保田井 善圀
春日井商工会議所常務理事 山田 眞平
公募委員 白木 智久

[事務局]

文化スポーツ部長 上田 敦
文化・生涯学習課長 田中芳樹
文化・生涯学習課長補佐 伊藤 英彦
文化・生涯学習課文化振興担当主査 横谷 朋子
文化・生涯学習課文化振興担当主事 山村  一貴

[関係者]

公益財団法人かすがい市民文化財団
チーフマネジャー 米本 一成

[傍聴者]

1名

4 議題

  1. 第2次かすがい市民文化振興プラン改定中間案について
  2. その他

5 会議資料

7 議事内容

(1) 議題(1) 第2次かすがい市民文化振興プラン改定中間案について

 資料1に沿って、第2次かすがい市民文化振興プラン改定中間案について文化・生涯学習課文化振興担当主査が説明し、意見等を求めた。

主な意見等については、次のとおり。

【長縄委員】
 市民アンケート調査の結果や毎年の進捗状況の点検・評価を基に考えられていて、内容のあるプラン(案)となっていると思う。取組み項目が40項目あり、新規の取組みも11ある。どれも取り組む必要がある項目となっているが、特に重点的に取り組む項目があるのか。
【文化・生涯学習課課長補佐】
 各取組みについては、特に濃淡をつけて対応していくことは考えていない。
【長縄委員】
 資料35ページ記載の施設の利用率と、15ページに記載の利用度の表記の違いが分かりにくい。
【文化・生涯学習課主査】
 資料15ページに記載の施設の利用度は、アンケート調査の結果であり、例えば市民会館を「利用したことがある」と回答した人の割合について触れている。
 一方、35ページの施設利用率は、利用可能なコマ数のうち、実際利用されたのが何コマあったかの割合を表記している。大変分かりづらいため、表記を改めたい。
【中村委員】
 昨日、市民美術展覧会の書部門のギャラリートーク(審査員解説)を行った。「書のまち春日井」ということで、これから様々な取組みを行うことで、市民の皆さんに今まで知らなかったことを知ってもらう必要がある。
 その時、単に表面的に知ってもらうだけでなく、「頓悟」(仏教用語で、必ずしも段階的ではなく、何かがきっかけで悟りを開くこと)というか、ぐっと腹に落ちるような理解をしてもらえるような取組みや工夫が必要だと思う。
【篠宮委員】
 資料32ページの26・27と、41ページ26・27で子ども向け(親子向け)とあるが、子ども向けだけで良いのではないか。前回も質問したが、もう少し説明を求めたい。
【文化・生涯学習課主査】
 26の鑑賞事業については、基本的には子ども向けと考えており、27の体験については、子ども向けと親子向けの両方を対象と考えている。表記にばらつきがある点は修正し、ここで取り上げるべき内容については、実際に事業の大部分を行っている文化財団と調整していきたい。
【山本委員】
  31ページにある「基本目標2(3)高齢者や障がいのある人の文化芸術活動の推進」について、前回の審議会では障がいのある人だけだったが、今回は高齢者を加えたということか。この修正は良い判断だと思う。
 また、「基本目標3(1)文化財・民俗芸能の保存・継承」についてだが、前回の審議会では伝統芸能となっていたと思うが、なぜ変更されているのか。茶道華道といった伝統文化は対象ではないのか。
【文化・生涯学習課主査】
  前回の審議会では、民俗芸能を伝統芸能の一部として捉え、表記してきた。しかし、愛知県や春日井市の地域的な特性を考えると、捉え方を改めた方が良いのではないかと考え、今回提示した案では、例えば3ページに記載の「計画の対象となる文化の範囲」の項目でも、伝統文化と民俗芸能を切り分けて捉えている。基本目標3で取り上げる内容は、当市の状況に即して考えると「伝統芸能」ではなく、「民俗芸能」とした方がより適切だと考えた結果である。茶華道については、「伝統芸能」ではなく「生活文化」として捉えている。
【山本委員】
 例えば41ページにある成果指標と目標値の記載で、現状値(2021年度)とあるのは、当初の目標値のことか。それとも実績値のことか。
【文化・生涯学習課主査】
 成果指標と目標値で現状値(2021年度)と記載している部分は、全て2021年度の実績値であり、当初の目標値ではない。
【長縄委員】
 37ページ記載の「生涯学習活動団体の会員数」では、現状値が12,047人で2026年の目標値が15,000人となっている。この項目は、毎年の進捗状況の点検・評価の際も、高齢化や新型コロナウイルス感染症の影響で、人数が減ってきていると問題になっている項目である。その中で、目標を15,000人としてる理由は何かあるのか。
 また、44ページ記載の「文化財に関する講座や文化財に関する啓発イベント等の参加者数」も、現状値が359人で目標値が5,000人となっている。こういった現状値と目標値の考え方や根拠などを提示して欲しい。
【文化・生涯学習課主査】
  44ページ記載の「文化財に関する講座や文化財に関する啓発イベント等の参加者数」については、今回新しく指標としているもので、2021年度は新型コロナウイルス感染症の影響で中止になってしまったイベントもあり、低い実績値となっているが、イベントの中止がなければ5,000人を目標値として問題ないであろうと担当課と協議の結果記載している。
 反対に、37ページ記載の「生涯学習活動団体の会員数」は、第2次プラン策定時に指標としているもので、その際に定めた2026年の目標値をそのまま掲載している。これについては、審議会での議論によって、修正が必要とのご意見があれば、下げていく必要もあると考えている。
【竹本会長】
  指標については、この3年間新型コロナウイルス感染症の影響で大きな影響を受けている。それでも、意思を持って高い目標を掲げるのも一案である。
【文化・生涯学習課主査】
 資料の23~24ページ記載の、成果指標の達成状況を見るとこれまでの推移がつかめる。この現状を基に、今後の成果指標をご検討いただければと考えている。
【保田井委員】
 新型コロナウイルス感染症の影響で、この3年間活動が大きく制限されてしまった。私達音楽団体の活動は、特に施設利用定員の半分に制限されたこともあり、大変苦しかった。モチベーションが低下してしまった面もある。後期計画の成果指標については、コロナ前の実績を基にした方が良い部分もあると考える。どこを基準に考えるのか非常に難しい。
【竹本会長】
  成果指標と目標値の設定は大変難しいと思う。本日の審議会では様々な意見が出たので、次回の審議会ではそれらを踏まえた案を事務局から提案して欲しい。
 

(2) 議題(2) その他
【文化・生涯学習課長】
 現在の審議会委員の任期は令和4年9月6日までとなっているので、今回の審議会が最終回となる。2年間委員をお勤めいただき、感謝申し上げる。
 次期も引き続き委員をお願いする方には、令和4年度第4回の審議会は、10月11日(火曜日)午後1時30分から市役所6階研修室での開催を予定しているので、出席いただきたい。

 上記のとおり、春日井市文化振興審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び委員が署名する。

令和4年10月7日
           春日井市文化振興審議会  会長  竹本 義明
           春日井市文化振興審議会  委員  山本 博 

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電話:0568-85-6079
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