高森台地内で判明した地下水汚染について

ページID 1037380 更新日 令和7年7月15日

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 春日井市が令和7年度地下水測定計画に基づき実施した地下水調査において、高森台地内にて地下水の環境基準を超過する砒素及びふっ素が検出されました。
 今後、環境基準超過の原因調査及び周辺の井戸所有者に対する情報提供を速やかに実施します。
 つきましては、この地域で井戸水をお使いの方は、飲用をしている場合は飲用を止め、その他の利用につきましても、十分に水質に注意してください。

1 調査地点

春日井市高森台地内

2 調査実施年月日

令和7年5月28日

3 地下水の調査結果

環境基準項目 測定結果 基準値 単位
砒素 0.027 0.01 mg/L
ふっ素 5.5 0.8 mg/L

地下水の環境

 環境基本法第16条第1項に基づき定められた、人の健康を保護する上で維持することが望ましい地下水の水質汚濁に係る基準であり、カドミウム始め28項目について定められています。

4 環境影響について

砒素

 急性の中毒症状としては、めまい、頭痛、四肢の脱力、全身疼痛、麻痺、呼吸困難、角化や色素沈着などの皮膚への影響、下痢を伴う胃腸障害、腎障害、末梢神経障害が報告されており、砒素化合物の致死量は体重1kg あたり砒素として1.5~500mg と考えられています。慢性の中毒症状としては、砒素に汚染された井戸水を飲んだことによって、皮膚の角質化や色素沈着、末梢性神経症、皮膚がん、末梢循環器不全などが報告されています。(出典:環境省水・大気環境局「土壌汚染に関するリスクコミュニケーションガイドライン」)

ふっ素及びその化合物

 ふっ素を継続的に飲み水によって体内に取り込むと、0.9~1.2mg/Lの濃度で12~46%の人に軽度の斑状歯が発生することが報告されており、最近のいくつかの研究では、1.4mg/L 以上で、骨へのふっ素沈着の発生率や骨折リスクが増加するとされています。なお、厚生労働省では、過剰摂取による健康被害の防止の観点から、栄養補助食品として用いるふっ素の上限摂取量を1日4mg 以下としています。(参考:環境省水・大気環境局「土壌汚染に関するリスクコミュニケーションガイドライン」)

 

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