令和4年度春日井市福祉有償運送運営協議会議事録

ページID 1030190 更新日 令和5年1月26日

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1 開催日時及び開催場所

令和4年12月19日(月曜日)午後2時~午後3時35分

 

2 開催場所

市役所南館4階 第3委員会室

3 出席者

委員
委員長
 
磯部 友彦(中部大学教授)
 
副委員長
 
奥村 薫績(春日井市内タクシー組合代表)
 
委員
 
多田 誠(名鉄バス株式会社春日井営業所)
 
船戸 敬太(春日井市内介護タクシー事業者代表)
 
落合 鉄三(春日井市民生委員児童委員協議会)
 
安藤 洋子(春日井市手をつなぐ育成会)
 
三輪 裕子(春日井市肢体不自由児・者父母の会)
 
山内 一成(春日井市内タクシー運転手代表)
 
山縣 紀子(特定非営利活動法人等代表)
 
小川 喜睦(春日井市まちづくり推進部長)
 
委員以外の出席者
 
竹中 暢康(国土交通省中部運輸局愛知運輸支局)
事務局
健康福祉部長 山口 剛典
 
地域福祉課長   長坂 匡哲
 
同課長補佐   古川 裕樹
 
同担当主査   小野田 純一
 
同主事     山田 健太
 
都市政策課担当主査  加藤 隆人

4 議題

(1) 春日井市における移動制約者及び移動支援の状況について

(2) 福祉有償運送実績報告について

(3) 自家用有償旅客運送事業所の更新登録について

5 会議資料

6 議事内容

議事に先立ち、部長あいさつを行った。
また、中部運輸局愛知運輸支局運輸企画専門官竹中氏の会議への出席を周知し、
会議運営における春日井市福祉有償運送運営協議会規則第6条第4項の規定に定める委員に多田委員、安藤委員、三輪委員の3名を任命した。
議事録は要点筆記とし、委員長及び副委員長が確認手続き及び署名することを確認した。
会議資料の中の個人情報を伏せる等の配慮をした上で、会議は一部公開とし、個人の権利利益を害する場合など特段の配慮が必要なときは、審議内容により非公開とする。

議題1 春日井市における移動制約者及び移動支援の状況について

小野田主査
資料4に基づき説明。
磯部委員長
令和2年度以前の実績と比較すると、現在の状況について何か見えてくるかもしれない。全体的な利用実績を見るとコロナ以前の実績に戻っているように思う。

議題2 福祉有償運送実績報告について

小野田主査

資料5に基づき説明。

竹中専門官
養楽福祉会は、4月から実績がなく、令和5年3月30日をもって有効期間が満了となるが、この期限をもって福祉有償運送を廃止されるという認識でよろしいか。
小野田主査
その通りである。
奥村副委員長
養楽福祉会の福祉有償運送の廃止に伴い、登録会員の方の振り分けは大丈夫か。
小野田主査
養楽福祉会の利用登録者は1名で、その方には、事業所から廃止の旨を説明いただいている状況である。
磯部委員長
廃止による会員からの苦情や困ったという問い合わせは入ってきていないか。
小野田主査
現状では入っていない。
磯部委員長
麦については、実績が0であるのは、事業所が市外であるということであったか。
小野田主査
その通りである。登録のある春日井市内の利用者は、事業所の施設を利用しているが、病院送迎などがあった場合に福祉有償運送で対応しており、令和3年度は実績がなかったため0となっている。

議題3 自家用有償旅客運送事業者の更新登録について

小野田主査
資料6に基づき説明
落合委員
事業所によって、運送の対価が違うのはどういうことか。
小野田主査
 
対価については、各事業所が設定しており、本協議会でも対価の変更等は協議の内容となっている。
山縣委員
運送の対価については、民間のタクシーより安価であり、かつ利用者の年金額等を考慮し、金額を設定してる。事業を進めていく中で、赤字では事業を継続することができないため、対価の設定は苦労する。
長坂課長
議題3については、登録の有効期間が令和5年3月30日までとなっている2事業所から更新登録の申請があった。また、配付している資料は、協議会終了後に回収する。
磯部委員長
配付資料の内容について、確認する時間をとる。また、会議の公開・非公開について、資料の個人情報は、協議や審査に影響を与えない範囲で伏せているので、審議については公開としたいと思うがどうか。
  非公開を希望する意見がないため、これ以降の会議については公開とする。なお、2事業所の中に、山縣委員が理事長をされている「社会福祉法人 けやき福祉会」が含まれており、公正な審議を行うため、山縣委員においては審議の間、一時退席をお願いする。
山縣委員
(退室)
磯部委員長
更新事業者に対して、何か質問があれば、質問事項について検討をしたい。
落合委員
燃料費の高騰等により、運送の対価の改定を検討しているかを問いたい。
奥村副委員長
竹中専門官に問いたい。現状は福祉有償運送の運送の対価は、民間のタクシーの2分の1以下で設定することとなっているが、民間のタクシーの運賃の改定がある中で、タクシー運賃の高騰を見越して、福祉有償運送の対価を設定することは可能か。
竹中専門官
原則、民間のタクシーの2分の1の対価は目安であり、2分の1を超える場合でも、協議会で承認が得られれば、設定ができるため、2分の1という数字にこだわらなくてもよい。
磯部委員長
運賃はいつ決定するのか。
竹中専門官
運輸支局に届出等の手続きはないため、協議会で承認を得たタイミングで決定される。
三輪委員
2事業所とも利用者のなかに身体障がい者の方がおり、ふらっとには車いす車両があるが、けやき福祉会には車いす車両がない。今後このような方が利用者として登録があった場合、車両を購入するのか、それともそのような方は利用者として登録できないのか、どのような対応を考えているか問いたい。
磯部委員長
車いすを使用している利用者を現在対応しているのか。対応していないのであれば、今後どうするかを問うこととする。
竹中専門官
利用目的は何が多いか。業務の都合上、運送の要望を受け入れることができないことがあるか。運転者は足りているか。今年度に改正された道路交通法に義務付けられている運行前のアルコールチェックを実施しているか。について問いたい。
ふらっと
(入室)
磯部委員長
運送の対価について、現状どうか。改定の意思があるか。
ふらっと
運営上、現在の対価では厳しいものがあるが、利用者の負担を考慮すると現状での対価の変更は考えていない。
磯部委員長
利用者の中で車いすの方の対応はしているか。今後は車いすの方の対応はどのように考えているか。
ふらっと
常時、車いすを利用している利用者はいない。その方の都合により、車いすを使用する場合は、車いす対応の車両を利用している。
磯部委員長
利用者の状況等により、使用する車両を変更しているということでよろしいか。
ふらっと
その通りである。
磯部委員長
利用者の利用目的は何が多いか。
ふらっと
ほとんどは通院によるものが多い。
磯部委員長
業務量の関係で、利用者からの要望に応えられないことはあるか。
ふらっと
運転手の人材不足もあり、要望に応えられない場合はある。その場合は、他の事業所へ依頼をするように促している。
磯部委員長
運転手の募集は実施しているか。
ふらっと
している。
磯部委員長
道路交通法の改正により、運行前のアルコールチェックが強化されているなかで、そのような対策は実施しているか。また、アルコール検知器は利用しているか。
ふらっと
アルコール検知器は利用していないが、職員間のチェックはしている。
奥村副委員長
アルコールチェックについては、法律により義務付けられていくため、確認の実施は徹底していただきたい。
ふらっと
今後、実施する。
船戸委員
通院の利用が多いということだったが、通院時間の延長等の突発的な緊急事態が起こるような問題はないか。
ふらっと
そのような場合は、家族に連絡し依頼することや福祉タクシーを案内している。
ふらっと
(退室)
奥村副委員長
アルコールの検査等について、事務局から登録事業所へ指導が必要ではないか。
長坂課長
登録事業所へ指導を徹底する。
竹中専門官
ドライバー不足の問題については、福祉有償運送のドライバーになる資格を得るための講習会の費用がネックとなっており、他市では市がドライバー講習会を主催して、その参加費用の一部を負担する支援を行っている。
磯部委員長
今後、各事業所が抱えている問題に対する支援を検討していく必要がある。
竹中専門官
けやき福祉会の旅客の範囲について、「その他肢体不自由、内部障がい、知的障がい、精神障がいその他の障がいを有する者」が入っているが、旅客名簿にはこの範囲の利用者はいない。原則、旅客の範囲は現在の会員の範囲を設定することとなっているが、将来的に必要になってくる場合は、協議会にて協議が調えば旅客にない範囲が設定できるため、そこの部分の説明をしていただく必要がある。
けやき福祉会
(入室)
磯部委員長
運送の対価について、現状どうか。改定の意思があるか。
けやき福祉会
現状の対価では、運営上厳しい部分はあるが、利用者の負担を考慮するとなかなか上げることはできず、運営している状況である。
事業所の中で今後対価の変更について検討はしているが、今回の更新では改定しない。
磯部委員長
利用者の中で車いすの方の対応はしているか。今後は車いすの対応はどのように考えているか。
けやき福祉会
現状では、車いすを使用する利用者はいない。事業所としても、車いす対応車両は保持していないため、対応はできない状況である。
磯部委員長
利用者の利用目的は何が多いか。
けやき福祉会
公共交通機関を利用できない方の通院や余暇活動においての移動支援が多い。近年では、介護者の高齢化により、介護者が送迎することが難しく、福祉有償運送の要望が増えていると感じている。
磯部委員長
業務量の関係で、利用者からの要望に応えられないことはあるか。
けやき福祉会
運転者の募集をかけたり、ヘルパーの中で運転ができる方に福祉有償運送の資格を取ってもらい、運転手を増やしているため、現状では、対応できないようなケースはない。
磯部委員長
道路交通法の改正により、運行前のアルコールの確認が強化されているなかで、そのような対策は実施しているか。
けやき福祉会
運行前に対面によるアルコールの確認を実施している。アルコール検知器での確認については、まだ対応できていないため、今後検討していく。
磯部委員長
旅客の範囲について、「その他肢体不自由、内部障がい、知的障がい、精神障がいその他の障がいを有する者」について新たに加える理由はなにか。
けやき福祉会
現在利用者の中で、指定難病を抱えている方がおり、その方が知的障がいを併せて持っていたため、今までは知的障がいの区分に入っていた。法改正により旅客範囲の細分化がされたことにより、知的や身体に障がいを持っておらず、指定難病を抱える方の対応ができなくなることを防ぐために、範囲を広げている。
磯部委員長
その他、何か困っていることはあるか。
けやき福祉会
車両の老朽化について、現在の収支状況では新しい車両の確保は困難。日本財団等の助成を活用していきたいと思ってるが、実らない場合もあるため、車両確保の部分で、支援があると助かる。
けやき福祉会
(退室)
山縣委員
(入室)
磯部委員長
2事業者の更新について協議が調ったこととし、議題を終了する。

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健康福祉部 福祉政策課

電話:0568-85-6198
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