予防接種を受けることができない場合
以下にあげる状態に該当する人は、その状態のままでは予防接種を受けることができない人です。
引用:「予防接種と子どもの健康」(発行「公益財団法人予防接種リサーチセンター」)
- 明らかに発熱(通常37.5℃以上をいいます)をしているお子さん
なお、普段から平熱が高い等の理由で37.5℃を少し上回る体温である場合は、接種医と保護者(被接種者)でよく体調を見極めて判断します。 - 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかなお子さん
急性で重症な病気にかかっているお子さんは、その後の病気の変化も分からないことから、その日は接種を受けないのが原則です。 - その日に受ける予防接種の接種液に含まれる成分で、アナフィラキシーを起こしたことがあることが明らかなお子さん
「アナフィラキシー」というのは通常接種後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。汗がたくさん出る、顔が急にはれる、 全身にひどいじんましんが出るほか、はきけ、嘔吐、声が出にくい、息が苦しいなどの症状やショック状態になるような、はげしい全身反応のことです。 - 麻しん(はしか)、風しん、水痘(水ぼうそう)及びおたふくかぜの予防接種の対象者で妊娠していることが明らかな人
お子さんには直接関係ない規則ですが、任意で受ける人のことも考慮したものです。 - BCGワクチン接種の場合においては、外傷などによるケロイドが認められるお子さん
- B型肝炎の予防接種の対象者で、母子感染予防として、出生後にB型肝炎ワクチンの接種を受けたお子さん
- ロタウイルス感染症の予防接種の対象者で、腸重積症の既往歴があることが明らかなお子さん、先天性消化管障害を有するお子さん(その治療が完了したお子さんを除く。)及び重症複合免疫不全症の所見が認められるお子さん
- その他、医師が不適当な状態と判断した場合
上の1.~7.に該当しなくても、医師が接種不適当と判断した時は、予防接種を受けることはできません。
関連情報
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。