第3次春日井市高齢者総合福祉計画・第1章 計画策定について
1 計画策定の背景
わが国の高齢者人口は、平成16年10月1日現在で2,488万人、高齢化率は19.5%となっており、今後は、少子化と団塊の世代の加齢により平成27年には高齢化率が26%になると推計されています。
平均寿命は平成16年で男性78.64歳、女性85.59歳で、後期高齢者の増加も見込まれています。
また、平成16年の高齢者世帯は、787万世帯で全世帯の17%を占め、そのうちひとり暮らし高齢者世帯は373万世帯8.6%となっています。今後、特にひとり暮らし高齢者世帯の増加が見込まれています。
春日井市の高齢者人口は、平成17年10月1日現在で47,814人、高齢化率は15.9%となっており、年々増加しています。また、ひとり暮らし高齢者は4,003人となっています。
介護保険の給付費は、平成14年度67億円、平成16年度87億円と2年間で約1.3倍となっており、要介護等認定者数は、平成14年10月1日現在5,025人、平成17年10月1日現在7,277人と3年間で約1.4倍となっています。
図1 春日井市の高齢者人口と高齢化率の推移
各年10月時点
2 計画策定の趣旨
介護保険法の規定による3年ごとの見直し時期にあたり、地域における介護サービスの浸透や保健福祉事業の進捗状況を踏まえ、社会情勢の変化や課題等に対応するため第2次の計画を改定するものです。
改定にあたっては、高齢者の生活や環境等の実態、介護保険法等の改正の趣旨を踏まえ、国の示す指針に基づき将来の見込みを分析するとともに、課題を整理のうえ、地域の実情に適合した第3次の計画として策定します。
3 計画の性格
第2次の計画を踏まえ、対象者及び関係者の実態と意向を反映するとともに、地域の実情に応じた特色を明確化し、本市の老人保健福祉計画と介護保険事業計画を一体のものとして、関連計画と調和した計画として策定します。
老人保健福祉計画と介護保険事業計画の関係図
- 老人保健福祉計画
高齢者等の健康づくり、生きがいづくり、ひとり暮らし高齢者の生活支援等を通して、自立と社会参加を促す高齢者の保健福祉事業全般にわたる供給体制を確保し、総合的なサービス水準の向上を図ります。 - 介護保険事業計画
地域の実情に応じた介護サービスや自立した生活を支援する事業の内容と量を的確に把握し、介護等を要する人が尊厳を保持し、可能な限り自立した生活を営むことができるよう、利用者本位の介護サービスを総合的かつ効率的に提供する体制を整備し、介護保険事業の円滑な推進を図ります。 - 主な関連計画
- 愛知県
ア 高齢者保健福祉計画
イ 21世紀あいち福祉ビジョン - 春日井市
ア 第四次総合計画
イ 第2次地域福祉計画
ウ 第2次障害者計画
エ 保健計画
オ 健康プラン21
カ 市民文化振興ビジョン
キ ボランティア活動推進基本計画
ク 男女共同参画プラン
ケ 新・生涯学習のまちづくりプラン
コ スポーツ振興計画
サ 人にやさしいまちづくり推進計画
4 計画目標年度と期間
平成26年度を長期目標として、3年間の事業計画を立て、平成20年度に見直します。