定期購入トラブルを知ろう!
インターネットで「今ならお試し○○円!」といった広告を見たことがありませんか?
もしかしたらそれは定期購入かもしれません。現在、定期購入の消費者トラブルが多発しております。
定期購入トラブルとはなにか
定期購入トラブルとは、消費者が意図せず、継続して敵的に購入する契約をしてしまうトラブルのことを指します。「今ならお試し○○円」と聞くと、「試してみて、次回購入するか決められる」と考えると思います。ところが継続した購入が条件となっていて、次の商品が届いてしまい、想定外の費用が発生してしまうケースがあります。事業者の手法として、「お試し価格」「いつでも解約可」の表示を目立たせる傾向があります。
定期購入トラブルに遭わないために~皆さまに心がけてほしいこと
定期購入やお試し価格での販売自体は違法ではないので、さらなる法整備が難しいのが現状です。視点を変えて、消費者である皆さまに定期購入トラブルを知ってもらうことが必要と考えます。日常生活で以下のことを心がけ、被害防止につなげていきましょう。
- 「お試し価格」ではなく「総額」で確認
お試し価格以外に表示されている金額を探してみましょう。目立たないところに「定期購入」や「総額」の表示があるかもしれません。 - 「いつでも解約可」は「簡単に解約可」の意味ではない
いつでも解約は受け付けているものの、解約方法が複雑だったり、電話が繋がらなかったりして、解約が困難なことがあります。事前に解約方法を確認して、ご自身で調べてみましょう。 - 最終確認画面をスクリーンショットしておく。
「買いたい商品が定期購入かも?」と思ったら、もしものときのために、契約直前に表示される最終確認画面をスクリーンショットで記録しておきましょう。最終確認画面には「購入数量」、「総額」や「定期購入の場合は次回の発送時期」の記載が法律によって義務づけられております。一度購入すると元に戻れないので、忘れずに記録しておきましょう。 - 通信販売はクーリング・オフ対象外
クーリング・オフは、契約後の一定の期間内に、無条件で契約解除できる制度です。クーリング・オフができる条件は決まっており、インターネット通販やテレビショッピングなどの通信販売には、クーリング・オフ制度はありませんのでご注意ください。