環境測定について学ぼう!pH(水素イオン濃度)
pH(ピーエイチ)とは
pHは水の性質のひとつで、酸性、アルカリ性の度合いを表す指標です。pH7が中性、7より小さいと酸性で、7より大きいとアルカリ性になります。
川の水のpHは通常7付近ですが、周辺環境の影響で酸性やアルカリ性を示すことがあります。水の中の生物の呼吸から発生するものや空気中に存在する二酸化炭素が水に溶け込むとpHが小さくなります。反対に、藻類などが光合成にすることで水の中の二酸化炭素が消費されると、pHが大きくなります。日差しが強い時期には、光合成が活発に行われることで、pHが9付近になることもあります。
測定方法
pHは、pH試験紙やガラス電極を使用した装置で測定することができます。
pH試験紙
pH試験紙を使うと、簡単にpHを調べることができます。
測定は、試験紙を調べたい水に静かに浸し、すぐさま引き上げ、試験紙の濡れている部分を色見本と比較します。
色見本と比べて、一番近い色の値がその水のpHになります。
ガラス電極式のpH計
ガラス電極を使用して、電気の力からpHを測定する装置で測定することができます。
ガラス式のpH計には持ち運べるタイプの装置もあります。
お知らせ
環境分析センターでは、春日井市内の川や雨のpHを測定して、環境調査報告書などで公表しております。
また、小学4から6年生とその保護者を対象とした親子おもしろ実験室を開催しており、pHなどの簡易な環境測定を体験することができます。
詳細は、次のホームページのリンクから確認してください。