【終了】生成AIを活用した自動応答サービスの実証実験

ページID 1035292 更新日 令和7年4月15日

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概要

当市では、市民の方がチャットで質問できるサービス(自動応答サービス)として、「教えて!道風くん」を運用していますが、サービスの質のさらなる向上と職員の負担軽減を図るため、生成AIを活用した自動応答サービスの実証実験を行いました。
ご参加・ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。

【実証実験の内容】

従来の自動応答サービス(チャットボット)は、あらかじめ決められた質問に対して決まった答えを返す仕組みでした。
一方、今回実験したチャットボットは、市ホームページ等のうち主に「子育て・教育」分野のデータを学習しており、質問に対して生成AIが回答を作成するものです。
これにより、定型的な応答ではなく、その場に応じた柔軟で自然な言葉で、より人間に近い応答ができます。

ただし、生成AIは発展途上の技術のため、誤った応答をする可能性もあります。

そこで、試験的に市民の皆さんに利用していただき、「使い勝手は良いか」「期待した回答が得られるか」など市民ニーズに合っているか、今後の活用可能性を含めて検証しました。
結果については、次項のとおりです。

実証実験結果報告書

実証実験の結果を報告書としてまとめました。
詳細は掲載しておりますPDFファイルからご覧ください。

報告書内容の概要

利用者アンケートの結果や、質問内容とAIの回答内容を検証した結果から、生成AI(実証ツール)の有用性と検討が必要な事項を確認した。

有用性

・自然な言葉づかいの質問を理解し、自然な言葉づかいで回答できる。
・ホームページ内容を参照し、回答することにより、著しい誤回答やハルシネーションは確認されなかった。
・FAQの作成が不要となり市職員の負担の軽減につながる。

検討が必要な事項

・回答作成のために参照するホームページの情報の整理、改善。
・市民に対して、生成AI利用時の注意点を伝える方法。

ただし、デジタル技術の進展に伴って、「民間事業者が各種ブラウザ検索欄などで提供している生成AIが存在すること」、「その利用が一般化してきていること」を踏まえて、公設の自動応答システムの必要性も再考する。
このことから、導入ありきの議論は行わず、さらに幅広い用途でのツール活用の可能性などを含めながら引き続き検討していく。
(例:文字ではなく、音声入力による自動応答など)

本実証実験の報告書(PDFファイル)

次のリンクからご確認ください。

猫型AI”ハルくん"

実証実験中猫型AIハルくんのアイコン画像

この実証実験に親しみを持ってもらうため、チャットボットに「猫型AI”ハルくん”」という愛称を付けていました。かわいい動物に声をかけるときのように、お手柔らかに話しかけていただきありがとうございました。
なお、「猫型」とは生成AIの特定の技術の種類や型式を示すものではありません。

協力事業者

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このページに関するお問い合わせ

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