令和元年度第1回春日井市健康施策等推進協議会議事要旨

ページID 1018381 更新日 令和6年1月10日

印刷大きな文字で印刷

1 開催日時

 令和元年8月26日(月曜日) 午後2時から午後3時30分
 

2 開催場所

 春日井市役所本庁舎南館4階 第3委員会室
 

3 出席者

【会長】

中部大学教授 森山龍一

【副会長】

春日井市医師会副会長 堀田茂樹

【委員】

愛知県立大学教授 古田加代子

春日井市歯科医師会副会長 中田幸成

春日井市食生活改善協議会会長 高野信枝
春日井市立岩成台小学校校長 中野美典
春日井市私立幼稚園協議会書記 小島清栄
市民代表(公募委員) 高野郁子
市民代表(公募委員) 家田光三
市民代表(公募委員) 伊藤友子

春日井青年会議所専務理事 田中大輔
春日井市老人クラブ連合会副会長兼女性部会長 木村明子
春日井市手をつなぐ育成会会長 河野まゆみ

【事務局】

健康福祉部長 山口剛典
健康増進課長 平尾博美
健康増進課長補佐 加藤美子
健康増進課長補佐 寺尾泰英
健康増進課主査 森由里子
健康増進課主査 欄穂高
健康増進課主事 久保みのり

健康増進課主事 林正樹

【傍聴者】

なし

4 議題

(1) かすがい健康計画2023(改定版)の取組状況について

(2) 春日井市自殺対策計画の取組状況について

(3) その他
 

5 会議資料

6 議事内容

 議事に先立ち、委嘱状の交付、委員及び事務局の自己紹介、会長、副会長の選出、会長挨拶を行った。
 また、議事録の署名は、会長及びあらかじめ指定する委員(堀田委員)とすることで了承を得た。

議題(1) かすがい健康計画2023(改定版)の取組状況について

【森山会長】
 議題(1)のかすがい健康計画2023(改定版)の取組状況について、事務局の説明をお願いします。
【事務局・寺尾】
 資料3に基づき説明。
【森山会長】
 議題(1)について、事務局から説明がありましたが、何かご意見等はありますか。今回、改選となった委員がたくさんおり、特に公募委員の方は、前委員とはバックグランドが異なるかと思いますので、事務局からの説明以外の内容でも結構ですが、何かご意見はありますか。
【高野委員】
 私は市内で40年近く歴史がある健康体操という活動の中で10年ほど指導員をしています。入会された会員の方から、身体を動かしたいがどこで行えるのか分からないという声があります。地域で行われている活動について、より周知できればよいと思います。
【家田委員】
 身体を動かせる場所について、地域のサロンに参加できる方はよいのですが、それ以外の方に総合保健医療センターや保健センターで開催しているお気軽運動教室という教室を紹介しても、会場が住んでいる場所から遠く、参加しにくいという意見がありますので、開催場所を増やすのもよいかと思います。また、公共施設に出前講座などのチラシを設置しても、どれだけの人が見ているのだろうかとも思います。町内の回覧板を活用してもなかなか効果は出ないかもしれませんが、もう少し周知方法を工夫できたらよいと思います。
【伊藤委員】
 私が働く大学で、学生に20歳代の適正体重について聞いても、適正体重自体を知らないことが多いです。皆、痩せたいという願望があり、テレビで見るアイドルのように痩せているのがかっこいいと言います。そのため、まずは適正体重を周知することから始めなければいけないと思います。
【木村委員】
 老人会では、年に4回ある懇親会で、会の始まる前に健康体操や認知症予防の勉強やゲームをしており、健康づくりに取り組めているのではないかと思います。
【家田委員】
 私も老人会に参加しており、施設の運動指導員による運動指導が15分ほどありますが、もっと時間を割いて行わなければ、十分ではないと感じています。ただ、老人会はその他にももっと楽しいプログラムがあるので、運動に時間を使ってしまうと、不満が出てしまうかもしれません。
【事務局・平尾】
 色々なご意見ありがとうございます。団体に所属して活発に活動されている人はよいのですが、そこに入ることができない人に対して、今後どのように事業を展開していくか、いただいた意見を参考に工夫をして進めていきたいと思います。
【河野委員】
 資料3にメタボ脱却教室効果測定会と歩こうマップとありますが、これらはどのように市民に周知されていますか。また、歩こうマップはどこで手に入るのかを教えてください。
 資料にあるゲートキーパーはどういうことをされる人で、私たちにどのような関わりがあるのですか。
 また、障がい者施設歯科検診事業補助とあり、慣れた施設で診察ができるのは、大変ありがたく思いますが、市内の全ての施設が対象になっているのでしょうか。
【中田委員】
 歯科検診について、どこの診療所でも実施できるとは思いますが、障がい者の対応をする診療所の名簿が歯科医師会のホームページに載っています。
【河野委員】
 福祉作業所などの施設では年に2回くらい歯科検診があると聞きましたが、このようなことが他の事業所でもできるのでしょうか。
【中田委員】
 この事業は、今までは県の主体で行ってきましたが、今年から市が主体となりました。事業所に希望を募り、検診を行うものです。
【山口部長】
 この事業は、事業所に歯科医師と歯科衛生士が出向き、そこで診療を行うことに対し、歯科医師等に補助を出します。希望していただいた事業所で、条件を満たすところに、現在一年間で8施設に出向いていただいております。
【河野委員】
 もっと広がるとよいと思います。
【中田委員】
 ご相談していただければ事業所に出向くことは可能だと思います。ただ、検診結果で治療が必要になった場合には、診療所に行っていただく必要があります。
【森山会長】
 他の点について事務局からはいかがですか。
【事務局・欄】
 歩こうマップについては、昨年度に改訂版を8,000部作成しました。市役所を始めとする公共施設のほか、市民健康づくり講座や出前講座などで参加者に配布し、周知しています。年間で3,000部程度を配布しております。
 ゲートキーパーは、悩んでいる人に気付いて、声をかけ、話を聞き、必要な支援につなげる役割を担う人のことをいいます。特にゲートキーパーという資格があるわけではなく、講座などで知識を身に付けた人だとイメージしていただければと思います。講座は民生委員児童委員を対象とし、昨年度までに全地区の方に実施しました。また、市の職員でも保健師、社会福祉士などの専門職の職員を対象に研修を実施しています。今後は、地域包括支援センターの職員、ケアマネージャー、ヘルパーなどの高齢者に直に接する方にもゲートキーパーの養成講座を広げていきたいと思います。
【事務局・加藤】
 メタボ脱却教室効果測定会の周知については、総合保健医療センターで年間9,700人程が受診する人間ドックの受診者を対象に、施設の中にポスターを貼ったり、検査数値が悪かった人へ教室一覧を送付したりして行っております。
【森山会長】
 その他にご意見、ご質問等はありますか。
 それでは、議題(1)はこれで終わります。

議題(2) 春日井市自殺対策計画の取組状況について

【森山会長】
 議題(2)について、事務局から説明をお願いします。
【事務局・欄】
 資料4に基づき説明。
【森山会長】
 議題(2)について、事務局から説明がありましたが、何かご意見等はありますか。
【古田委員】
 春日井市の自殺者の統計をみると、80歳代以上や30代、40代の方が多くなっています。高齢者に対しては民生委員や地域包括支援センターの職員が取り組んでいると思いますが、30代、40代の方の自殺は、周りに与える影響が大きいものと思います。この年代に対しては、どのように取り組んでいきますか。
【事務局・欄】
 働く世代に対しては、重点取組として経営者や従業員の健康づくりを担当している方を対象に職場のメンタルヘルスセミナーを年1回開催しているほか、企業からの依頼に応じて年数回程度出前講座を実施していますが、働く世代に対するアプローチの難しさを感じています。
【古田委員】
 何年間かの計画で進めていくと思いますが、春日井市の人口構成をみますと、やはり若い世代に対してどのようにアプローチしていくかというのが重要だと思います。
【田中委員】
 ゲートキーパーとして自殺のサインに気づいて声をかけることは、大変重要だと思います。しかし、自分自身も経営者ですが、従業員との普段の会話の中で実際にサインに気付けるのか、本音を聞き出せているのかというとなかなかそうではないかと思います。気付いた時にどうすればよいのか、どこに相談すればよいのか、詳しくわかる資料があればよいと思います。
【事務局・平尾】

 ゲートキーパー養成講座では、気付いた時の対応や相談先について詳しく説明していますが、HPや広報にも詳細を載せられればと思います。

 ゲートキーパーの養成講座の受講者から、受講することによって予備知識ができるので安心するというご意見もいただくので、繰り返し受けていただいてもよいかと思います。
 また、ご自身が心の疲れを感じた時には、心の疲れ具合などがチェックできる「心の体温計」という市ホームページ内のサイトへアクセスしていただくことをPRし、周りの方の対応に関してはできる範囲でPRに努めていきたいと思います。

【田中委員】
 私たちも活動を展開していく際に、周知に労力を費やします。私自身このような講座があることを知らないように、市が実施している事業を知らない人が多いことは問題だと思いますので、もう少し効率よく広報できればよいと思います。
【河野委員】
 ゲートキーパーが実際に対応したことについて、ゲートキーパー同士が集まって情報交換などをする機会はありますか。
【事務局・欄】
 民生委員の方に対しては、今後はフォローアップ研修という形で、事例を交えた研修を再度行いたいと思っております。職員に対しては、窓口で実際に対応し困った事例を検証する形で研修を実施しています。
【河野委員】
 ゲートキーパーという方は一年間ということでなく、その都度研修は受けることができるのでしょうか。
【森山会長】
 強制ではなく、希望すれば毎年でも出席できるというシステムではないでしょうか。
【事務局・平尾】
 民生委員に関しては全地区で実施しており、中には何年か連続して受けていただいている地区もあります。民生委員は市内14地区に分かれており、月に一回開催する会議で、困った事例などがあったときは題材にし、討論していただいています。また、この会議には必ず市の職員も同席し、ご意見を専門機関につなげることもしています。
【河野委員】
 自殺に対する対策は重要と思います。施策として進めるうえで、ゲートキーパーの研修を受けるというのは一方的なことなので、振り返りを行い、検討するべきではないでしょうか。
【森山会長】
 私見ですが、かすがい健康計画2023については策定から5年経っており、状況を見直して改定版に至っています。しかし、自殺対策計画については策定したばかりなので、ご意見をもとに検討を行い、ブラッシュアップしていくものと思います。
【事務局・平尾】
 今後計画を推進していく中で、協議会を始め、いろいろなところで皆様からご意見をいただいて見直し、ブラッシュアップしていきたいと思います。
【家田委員】
 私も会社に勤めているときには、メンタルヘルスの講習を実施していただき、講習後は、作業員の中で問題がありそうな人には病院を受診するように勧めていました。平日に市の施設でセミナーを開催しても、働き盛りの30代、40代は参加が難しいことから、企業とタイアップし、開催するのも一つの案だと思います。
【森山会長】
 どう周知するかというのが課題だと思います。
【事務局・平尾】
 健康施策、自殺対策、両方とも企業とのタイアップは重要だと思います。こちらから積極的にアプローチをしていけるよう検討したいと思います。
【森山会長】
 今後いろいろなご意見等がでてくると思いますので、それを拾い上げながら、よりよい計画にしていくものと思います。
 それでは、議題(2)については、これで終わります。

議題(3) その他

【森山会長】
 最後に議題(3)その他ですが、何かありますか。
【事務局・平尾】
 健康フェスティバルの案内チラシをお渡しさせていただきました。中部大学や春日井市医師会、歯科医師会、薬剤師会、食生活改善協議会など本協議会に所属する団体を始め、多くの団体の方に協力いただいて開催させていただきますので、皆様方お誘いのうえぜひお越しください。
【森山会長】
 これで本日の議題は全て終了しました。ご協力ありがとうございました。それでは、進行を事務局にお返しします。
【事務局・平尾】
 委員の皆様方には、長時間にわたりご協議を賜り、誠にありがとうございました。今年度は改定初年度ということで、一回の開催と考えています。協議を要する議題が新たに生じた場合は、改めてご連絡をさせていただきます。
 これをもちまして、令和元年度第1回春日井市健康施策等推進協議会を終了させていただきます。本日はありがとうございました。
 

 上記のとおり、令和元年度第1回春日井市健康施策等推進協議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及びあらかじめ指定する委員1名が署名する。

 令和元年10月10日

会長 森山 龍一   
署名人 堀田 茂樹   

PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。

このページに関するお問い合わせ

健康福祉部 健康増進課

電話:0568-85-6167
健康福祉部 健康増進課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。