平成21年度第1回春日井市自転車等駐車対策協議会議事録

ページID 1007092 更新日 平成30年4月1日

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1開催日時

平成22年2月10日(水曜日)午前11時~午前11時50分

2開催場所

春日井市役所3階 303会議室

3出席者

会長
 磯部 友彦(中部大学工学部都市建設工学科教授)


副会長
 長縄 秀男(勝川駅周辺まちづくり協議会長)


委員
 山田 徳雄(愛知県春日井警察署生活安全課長)
 前川 三郎(勝川区会計)
 高木 重利(松新区長)
 川辺 秀晃(勝川駅前通商店街振興組合理事長)
 伊藤 幹夫(勝川駅東商店街振興組合副理事長)
 佃 和司(勝川駅西発展会長)
 平松 伸一郎(愛知県自転車モーター商協同組合春日井支部会計)
 小久保 将寿(東海旅客鉄道株式会社東海鉄道事業本部管理部総務課長代理)
 長谷川 信孝(民間自転車預かり所代表)
 齋藤 正澄(春日井市建設部道路課長)
 高橋 孝盛(春日井市勝川地区総合整備室事業課長)


事務局
 森川 利博(春日井市総務部長)
 東瀬野 克之(春日井市総務部交通対策課長)
 小林 敏夫(課長補佐)
 河出 康隆(主査)
 堀田 博明(主任)
 上河原 直人(主事)

4欠席者

委員
 森 令治(愛知県尾張建設事務所維持管理課長)

5委嘱状交付

市長から各委員に委嘱状を交付した。

6条例等説明

事務局から春日井市自転車等放置防止条例及び施行規則について説明した。

7会長及び副会長の選出

互選により、会長及び副会長にそれぞれ磯部委員、長縄委員が選出された。

8議題

  1. 会議の公開、議事録の作成方法について
  2. 春日井市自転車等駐車対策協議会の目的と役割について

9会議資料

10議事内容

(1) 会議の公開、議事録の作成方法について

 【事務局】
 資料4・5に基づき概要を説明した。
 事務局案は、議事録は要点筆記とし、会長及び会長が指名する者が署名する案を提案した。
 【磯部会長】
 全員賛成により、会議は公開とし、議事録及び署名者は事務局案のとおりとし、今回の署名者として前川委員を指名した。

(2) 春日井市自転車等駐車対策協議会の目的と役割について

 【事務局】
 資料6に基づき、自転車等駐車対策協議会の目的と役割、自転車等放置禁止区域(以下「禁止区域」という。)の指定の考え方、平成13年10月に禁止区域に指定したJR春日井駅北口周辺の指定前後の状況について説明。
 【磯部会長】
 JR春日井駅の事例では、駅を中心に広い範囲を禁止区域に指定している。狭い範囲の指定では禁止区域のすぐ外の道路に自転車等が駐車されて禁止区域の意味がないので、ある程度の広い範囲を指定する必要がある。
 また、JR春日井駅では、駅から近い場所に有料駐車場を、遠い場所に無料駐車場を整備しているように、禁止区域の指定に際しては、駐車場の設置が必要である。
 【川辺委員】
 JR春日井駅の有料駐車場は何台駐車できるのか。
 【事務局】
 自転車とバイクを合わせて約2,600台の収容が可能である。
 【高木委員】
 JR春日井駅の南口が禁止区域に指定されていないのはなぜか。
 また、JR春日井駅北口周辺の禁止区域指定後、駅南口周辺の状況に変化があったか。
 【事務局】
 駅北口周辺の禁止区域指定当時、駅南口周辺については放置自転車等がほとんどなかったことから禁止区域に指定しなかった。
 また、現在も駅南口周辺の放置自転車等については、ほとんどない状況である。
 【佃委員】
 JR春日井駅北口周辺を禁止区域に指定してから、どれくらいの期間で放置自転車等がほとんどなくなったか。
 【事務局】
 禁止区域指定前は、1日約300台の放置があり、現在は1月約30台の放置となっている。この状況に至るまで、約1年半かかった。
 【長谷川委員】
 撤去は毎日行っているのか。
 【事務局】
 禁止区域指定当初は、原則、毎日撤去することになると考えている。
 放置自転車等の撤去方法として、JR春日井駅を例に説明すると保管所に、午前8時30分から午後5時まで職員が勤務しており、その職員が禁止区域を午前1回、午後1回巡回する。1回目の巡回時に、道路上に放置された自転車等に警告札を付け、2回目の巡回時に警告札が付いたままの自転車等があれば撤去する。
 条例上は、放置自転車等は即時撤去できるが、実際は撤去するまでに数時間の猶予を与え撤去している。なお、JR高蔵寺駅も禁止区域に指定しており、同じ方法で撤去している。
 【小久保委員】
 JRの敷地内も撤去しているのか。
 【事務局】
 JR春日井駅のJR敷地内については、撤去していない。
 【小久保委員】
 現在、JR敷地内の放置自転車等は駅職員が移動させているが撤去はできない。
 今後、JR勝川駅を含め、JR敷地内を禁止区域に指定して、放置自転車等を撤去して欲しい。実際に名古屋市においてはJR敷地内も放置禁止区域に指定されている場所がある。
 【磯部会長】
 禁止区域に指定する場所については、条例第8条の禁止区域の指定の規定にある公共の場所の考え方を整理する必要がある。市が管理している場所だけが公共の場所ではない。
 【伊藤委員】
 禁止区域指定前のJR勝川駅、JR春日井駅及びJR高蔵寺駅の放置台数はどのくらいか。
 【事務局】
 瞬間値ではあるがJR勝川駅は1日約500台の放置がある。禁止区域指定当初のJR春日井駅は1日約300台、JR高蔵寺駅は約200台の放置があった。
 【高木委員】
 先程、公共の場所の定義についての話があったが、JR勝川駅の南側に八幡社があるが、そこに盗まれたと思われる自転車等が長期間置かれたままになることがあり、その都度警察に連絡しなければならない。
 公共の場所とも言える八幡社への自転車等の放置について、禁止区域での対応ができないかと考える。
 【磯部会長】
 公共用地と民有地の区別についても議論する必要がある。今のような事例の場合、警察署はどのような対応をするのか。
 【山田委員】
 盗難自転車等は、所有者が分かれば返還できるのだが、所有者が分からないものについては、保管場所等の問題がある。
 昨年は、市内駅周辺で年に約1,500台の自転車が盗難されているが、駅周辺では自転車等の利用が集中しており盗難も多くなる。
 昨年、春日井市内の駐輪場で盗難が多かった駅と台数については、JR勝川駅で96台、JR神領駅で53台、JR高蔵寺駅で46台、JR春日井駅で43台となっている。放置禁止区域指定は、こういった現状も踏まえて考えなければならない。
 【佃委員】
 JR勝川駅周辺の禁止区域の案はできているのか。
 【事務局】
 禁止区域の案は、次回の会議で提示する予定である。
 【前川委員】
 JR勝川駅の高架下が工事中であるが、いつ頃完成するのか。
 【高橋委員】
 JR勝川駅の上下線が、平成21年11月23日に高架化されたが、高架事業の期間は平成22年度末までとなっている。
 現在は、仮駅舎や仮線の撤去、高架下道路の整備を行っており、平成22年度末までには事業が完了すると考えている。
 ペデストリアンデッキについては、平成22年度中に工事が完了すると考えているので、平成22年度末には駅北側の事業が全て完了すると理解してほしい。
 駅南側については、駅南口土地区画整理事業を行っており、平成24年度までが事業期間となっている。 

11その他

  【事務局】
 今後の会議の予定として、平成22年6月を目途にJR勝川駅周辺の禁止区域の決定を考えている。
 会議の開催回数は、残り3回を予定しており、次回会議は、3月8日(月曜日)の開催を予定している。
 【磯部会長】
 6月の禁止区域決定ということは、6月から施行するのか。
 【事務局】
 6月までに禁止区域を決定し、その後、周知期間を設けて施行していく。
 【伊藤委員】
 勝川駅周辺の一方通行や駐車禁止などの交通規制標識はいつ頃設置するのか。
 【事務局】
 そのような交通規制については、地元の中で要望を出してもらい、警察と協議しながら進めていく。
 上記のとおり平成21年度第1回春日井市自転車等駐車対策協議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び出席者1人が署名(及び押印)する。
      平成22年3月5日

会長   磯部 友彦
署名人  前川 三郎

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