平成21年度第2回春日井市自転車等駐車対策協議会議事録
1開催日時
平成22年3月8日(月曜日)午前10時~午前11時15分
2開催場所
春日井市役所3階 304・305会議室
3出席者
会長
磯部 友彦(中部大学工学部都市建設工学科教授)
副会長
長縄 秀男(勝川駅周辺まちづくり協議会長)
委員
山田 徳雄(愛知県春日井警察署生活安全課長)
森 令治(愛知県尾張建設事務所維持管理課長)
高木 重利(松新区長)
川辺 秀晃(勝川駅前通商店街振興組合理事長)
伊藤 幹夫(勝川駅東商店街振興組合副理事長)
佃 和司(勝川駅西発展会長)
平松 伸一郎(愛知県自転車モーター商協同組合春日井支部会計)
小久保 将寿(東海旅客鉄道株式会社東海鉄道事業本部管理部総務課長代理)
長谷川 信孝(民間自転車預かり所代表)
齋藤 正澄(春日井市建設部道路課長)
高橋 孝盛(春日井市勝川地区総合整備室事業課長)
事務局
森川 利博(春日井市総務部長)
東瀬野 克之(春日井市総務部交通対策課長)
小林 敏夫(課長補佐)
河出 康隆(主査)
堀田 博明(主任)
上河原 直人(主事)
4欠席者
委員
前川 三郎(勝川区会計)
5議題
- JR勝川駅周辺自転車等放置禁止区域(案)について
6会議資料
- 次第 (PDF 50.9KB)
- 資料1 JR勝川駅周辺自転車等放置禁止区域(案)について その1 (PDF 2.5MB)
- 資料1 JR勝川駅周辺自転車等放置禁止区域(案)について その2 (PDF 2.9MB)
- 資料2 JR勝川駅周辺自転車等放置禁止区域の指定について(諮問) (PDF 1.1MB)
- 資料3 春日井市自転車等駐車対策協議会配席図 (PDF 104.4KB)
- 参考資料1 放置自転車等の撤去から返還までの流れ (PDF 81.5KB)
- 参考資料2 JR高蔵寺駅周辺自転車等放置禁止区域図 (PDF 1.4MB)
- 参考資料3 JR春日井駅北口周辺自転車等放置禁止区域図 (PDF 1.3MB)
7議事内容
(1) JR勝川駅周辺自転車等放置禁止区域(案)について
【事務局】
資料に基づき、JR勝川駅周辺の自転車等駐車場(以下「駐車場」という。)、放置自転車等及び自転車等放置禁止区域(以下「禁止区域」という。)について説明した。
【磯部会長】
委員に事務局の説明について意見を求めた。
【高木委員】
駅南口から東へ300m~400mのところに市により整備される予定の三角形の公園と、駅南側にある八幡社の2箇所を公共の場所として禁止区域に指定してほしい。
【事務局】
現地の状況を見て、区と相談しながら検討させていただく。
【伊藤委員】
民地に放置された自転車等は撤去の対象となるのか。
【事務局】
資料の2ページに、禁止区域指定の目的として「公共の場所の良好な環境の確保及びその機能の低下の防止」、放置の定義として「公共の場所において、自転車等が不法に置かれ」とあるように、基本は公共性が高い場所を禁止区域に指定することから、民地に放置された自転車等は撤去の対象とはならない。
民地に放置された自転車等については、その民地の管理者の権限で処分することになる。
JR春日井駅北口やJR高蔵寺駅周辺の禁止区域内では、駅の近くの民地に自転車等が放置される事例は、ほとんどない。
【伊藤委員】
現実に、民地に自転車等が2、3日放置されて困っている。
【高木委員】
民営の駐車場の端に自転車等が放置されることが見受けられる。
【長縄副会長】
駅北口の広場には、原付や自動二輪が駐車されているが、駐車違反として取り締まれるのではないか。
また原付は禁止区域指定後、撤去できるが、自動二輪はどう取り扱われるのか。
【山田委員】
道路交通法上、罰則規定があるので、取り締まることができる。しかし、受け皿として自動二輪を停めるための駐車場所が確保されていないと取り締まりは困難である。
【長縄副会長】
JR勝川駅については、MAYパークのような自動二輪用の駐車場があるが、そこが空いているにもかかわらず、駅北口の広場に駐車される状況なので、その辺をよく考えていただきたい。
【磯部会長】
JR春日井駅北口やJR高蔵寺駅周辺で同じような問題はあるのか。
【事務局】
JR高蔵寺駅については、原付と自動二輪が駐車できる有料のバイク駐車場があり、JR春日井駅については、有料の駐車場の中に原付と125cc未満の自動二輪が駐車できる場所がある。JR勝川駅については、自動二輪は既存の民営駐車場があるので、そこに駐車していただくことを考えている。
【高木委員】
盗難自転車が、八幡社に放置されることがある。公共的な色合いが強い民地を公共な場所として禁止区域に指定しなければ、盗難自転車が放置されたままになってしまうことが懸念される。
【佃委員】
市が整備した既存の駐車場以外に、今後駐車場を増やしていく予定はあるか。
【事務局】
資料6ページにあるのが、今後の駐車場の配置である。
現在、市が管理している無料駐車場の収容台数は約5,000台である。今後、市が整備する有料駐車場の収容台数は3,300台であり、既存の無料駐車場については、一部を除いて廃止または移転し、収容台数は1,300台となる。したがって、有料及び無料駐車場をあわせて4,600台の収容台数となる。これは、平成21年1月に実施した自転車等の利用調査時における駐車場の利用台数に見合っている。
【長谷川委員】
市が整備する有料駐車場の料金はどう考えているか。
【事務局】
勝川駅の有料駐車場については、市が財団法人自転車駐車場整備センターに設計・整備から管理までを委託する。料金については、これから市と当センターで協議をして決めていく。その際は、JR勝川駅周辺の民営の駐車場の料金体系等を検討し、放置自転車等をなくすためにできるだけ有料駐車場を利用してもらえるように考えていく。
JR春日井駅の有料駐車場を自転車で利用する場合は1回100円、1か月2,000円、JR高蔵寺駅の場合は1回100円、1か月1,530円と駅によって料金が異なっている。
【長谷川委員】
市が整備する有料駐車場は高架下で駅に近い立地条件だが、周辺には民営の駐車場があるので料金については考慮してほしい。
【川辺委員】
市が整備する有料駐車場は、民営の長谷川駐車場と河路駐車場のすぐ近くでもあり、料金によっては利用者が流れてしまう可能性があるので、その辺もよく考えてもらいたい。
【佃委員】
市の道路で、駐車場として有効に利用できる場所があれば、道路上に整備してもよいと考える。
【磯部会長】
資料5ページの自転車等駐車対策の考え方について整理すると、駅に近い場所は規制し、遠い場所は規制しないこととしているが、これは駅を利用することを目的として自転車等を使用する者が多いからである。同様に駐車する場所についても、駅に近い場所は料金をとり、遠い場所は料金をとらないこととする。
このように駅周辺を規制、有料、無料と3つの圏域に分け、自転車等の放置を防止することとしている。
その考え方に基づいて、商店街等を含めた具体的な禁止区域の案を事務局が提示している。禁止区域の範囲が限られているのは、放置自転車等を撤去するために人が巡回する範囲が限られるためである。JR春日井駅北口、JR高蔵寺駅周辺の禁止区域の放置自転車等は減っているのか。
【事務局】
JR春日井駅北口、JR高蔵寺駅周辺では、禁止区域指定後、放置自転車等が減っている。
【佃委員】
JR春日井駅北口、JR高蔵寺駅周辺の放置自転車等が減ったのはなぜか。
【事務局】
禁止区域から撤去された自転車等は、有料返還としており、禁止区域には自転車等を放置しにくい状況であるため、放置自転車等が減ったと考える。
【磯部会長】
JR勝川駅も、そのように放置自転車等が減ることで、駅前の公園等を本来の良好な環境で使えるようにするという考えがある。
【伊藤委員】
市が整備する有料駐車場の東西2箇所のうち、西側の有料駐車場が駅から離れており、収容台数が少ないのはなぜか。
【事務局】
平成21年1月の調査では、勝川駅の北側と東側の地域から来る利用者が多いので、その受け皿となる東側の駐車場の収容台数も多くしている。
有料駐車場の場所については、高架下用地の所有者であるJR東海と協議し、利用可能な範囲で、駅から最も近い場所に決定した。
【小久保委員】
JR東海としては、高架下用地の中で貸し出しできる場所を考えたうえで、市と協議の上、この場所に決定した。
8その他
【磯部会長】
今回事務局から禁止区域の案が提示されたので、その案に対して各委員に意見書を提出してもらう。次回の会議では、意見書に対する事務局の検討結果を踏まえて禁止区域について協議していく。
【事務局】
今回提示した案に対して意見があれば、4月30日までに意見書を提出してほしい。
上記のとおり平成21年度第2回春日井市自転車等駐車対策協議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び出席者1人が署名(及び押印)する。
平成22年4月16日
会長 磯部 友彦
署名人 高木 重利
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