平成23年度第1回春日井市都市景観審議会議事録

ページID 1007776 更新日 平成29年12月7日

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開催日時

平成23年8月31日(水曜日)午後2時~午後4時30分

開催場所

市役所第3委員会室(庁舎南館4階)

出席者

【会長】

豊田洋一(中部大学教授)

【委員】

石原美恵子(かすがい女性連盟代表理事)

伊藤一裕(愛知建築士会春日井支部支部長)

島本迪彦(春日井商工会議所副会頭)

服部 敦(中部大学教授)

小原 哉(市議会議員)

加納 満(市議会議員)

(欠席)

加藤 敬(春日井市商店街連合会会長)

村田直哉(名古屋造形大学准教授)

【事務局】

まちづくり推進部部長 服部比呂志

まちづくり推進部都市政策課課長 高井光則

まちづくり推進部都市政策課課長補佐 水野真一

まちづくり推進部都市政策課主任 力丸敦夫

まちづくり推進部都市政策課主任 矢川将史

まちづくり推進部都市政策課主任 西村静佳

議題

今後の景観行政のあり方について

会議資料

議事内容

(1)会長の選出

中部大学 教授 豊田委員が全員一致により、会長に決定した。

(2)職部代理者の指名

中部大学 教授 服部委員が会長から指名され、職務代理者に決定した。

(3)議事録署名者の指名

審議会運営要綱第5条の規定に基づき、愛知県建築士会春日井支部支部長 伊藤委員が会長から指名され、議事録署名者に決定した。

(4)議題

事務局
(今後の景観行政のあり方について資料に基づき説明。)
議長
 春日井市では、今年の7月に景観行政団体になったということと、そして、これから景観行政を行なっていく上で、市民を巻き込んだ意識の啓発が必要不可欠と考えており、今後は色々な人から意見を聞きながら、積極的に取り組んでいきたいという基本的な方針が説明された。この説明に対して、今日は何かを決めるのではなく自由に意見を求める。
委員
 景観行政団体になったことにより、高層ビルのような大規模建築物など新たに何か規制をするのか。 一つ目の質問については、景観行政団体になったことで、景観法に基づいた規制をかけられるというツールを得たということであり、すぐに具体的な規制を行っていくわけではない。現在、春日井市では、春日井市都市景観条例の中で、高さ15メートルを超える建物等について、大規模建築物等の新築等の届出を出していただいており、その際に景観アドバイザーの意見等を聞きながら、形態や色などに対し、助言や指導等を行っている。 建築確認申請を民間へ提出する場合、確認が下りてから、大規模建築物等の届出が市役所へ提出される場合も想定され、その場合は、ほとんど決まってからの助言や指導になり、後手にまわってしまうのではないか。
事務局
 現在、春日井市には、春日井市開発行為等に関する指導要綱というものがあり、民間の指定確認審査機関に建築確認申請を提出する場合においても、その前に市へ事前協議書というものを出してもらっている。その時点で、助言等を行っている。
委員
 景観は、いつになっても心の中に残っていくものだと思うので、今後もしっかりと考えていかなければならないと思う。景観行政団体に移行して、基準に合わないものなどへの変更命令等ができるようになったとのことだが、他市の事例を見ると、色の規制をかけているところもある。春日井市では、このような規制を考えているのか。
事務局
 先ほども申し上げたが、すぐに規制をかけることは、考えていない。今後、景観法に基づく景観計画を市民の方々をはじめ色々な方々の意見を聞きながら、検討をしていかなければならないと考えている。
委員
 上位計画の都市計画マスタープランの中でも緑化された市道の延長を増やすという成果指標が掲げられているが、その一方で、維持管理の問題など市民の理解が必要な部分も出てくると思うが、どう考えているのか。
事務局
 木を植えて、育て、管理するというのは、そこに住んでいる市民の方々にとっては、良い面だけではなく、悪い面もあるため、色々な話し合いをしながら景観の重要性を理解していただく必要がある。このため、良好な景観づくりに向けて、市民の方々の理解が得られるよう啓発などに努めていかなければならないと考えている。
委員
 良好な景観は作っただけではなくて、維持管理をしていかなければならない。そのためには、マンパワーやお金がいる。そういう点から考えても市民への意識啓発は重要だと思う。それに加えて、自分の身のまわりの環境をよく知り、よくしていこうと考えることが必然的に良好な景観づくりにつながっていくといいと思う。 厳しい経済状況の折、やれることからやっていくということが重要だと思う。
委員
 春日井市の景観のイメージは、市民の中では、バラバラな感覚をもっているのではないか。市民への啓発などをしていく際に春日井市の景観について、統一的なコンセプトを出してもらうとイメージしやすいのではないか。
委員
 春日井市をどういう都市にしていくかという大きな方針はあるか。
事務局
 春日井市の最上位計画としての総合計画があり、そこにまちづくりの目指す方向や指針が示されている。その下位計画として、都市計画マスタープランがあり、さらに景観に関して、景観基本計画がある。
議長
 先ほど話があった中で、見えるものだけではなくて、心象風景も含めても市民にとって、春日井の景観のイメージは、バラバラではないかとご指摘があったが、それらを発掘し、育てていくということも大切であると考える。
事務局
 春日井は、お城など景観の核となるようなものはあまりない。住宅都市に住んでいる人が、住んでいてよかったと思えるような春日井市の特色を生かした景観づくりができたらと考えている。
委員
 核となるようなものがない都市はたくさんある。春日井市は30万人都市で、住宅都市としての姿を発信できる可能性があるのではないか。
委員
 住宅地と工業、商業などの産業がうまく融合し、住みやすいまちを作るのが大事だと思う。
委員
 緑道を延長して、公園をつなげていくなど、市全体で緑豊かなまちにすることも大事ではないか。
委員
 これから人口減少に入る中で、都市は拡大傾向にはない。名古屋に頼るのではなく、春日井には商業もあって、産業もあって、豊かに住んでいけるので、住宅都市から一皮むけて、自立した都市になってほしい。 景観単独で何かやろうとすると難しい部分もあるので、色々な分野との協働など、行政の枠を超えて積極的にやっていってほしい。
 いろいろ意見が出たが、事務局はこれを参考としながら、景観行政を推進していってほしい。

 

午後4時30分閉会

 

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