下水道に流してはいけないものは何ですか

正しく使おう下水道

　公共下水道は快適な生活環境をつくり出すための公共の財産であり、なんでも流していいものではありません。公共下水道に汚水を流すときには、個人が十分に注意し使用しないと故障の原因となったり、設備の寿命を縮めることになります。

水に溶けないもの

　ティッシュ、紙おむつ、生理用品、布類、木片、ガム、ビニール片、土砂、タバコの吸い殻など。

　排水管や下水道管の詰まりの原因になったり、ポンプ場の故障の原因となります。

天ぷら油やサラダ油等の廃油

　排水口に流すタイプの食用油処理剤を使用しても、環境へ与える油の影響は軽減されません。廃油は流さずに、ごみとして処理しましょう。そのまま流すと、排水管や下水道管内で石けんと油が化合して固まり、詰まりの原因となるほか、処理場の機能を低下させます。

野菜くず、ごみ

　野菜くずやごみがトラップや排水管に詰まるほか、ポンプ場の故障および処理場の機能を低下させます。

ディスポーザ(単独)は使用しないでください

　ディスポーザは台所から出る生ごみを細かく砕き、生活排水とともに流す装置ですが、そのまま砕いた生ごみを流すディスポーザ(単独)を使用すると、管の詰まりの原因や処理場の機能低下につながりますので、使用しないようお願いします。

　なお、生ごみを粉砕した後、処理槽で排水処理をするディスポーザ排水処理システムの場合は、市の定める取り扱い要綱に基づいて申請いただければ使用が可能です。

ガソリン、シンナー、石油、アルコール類など揮発性の高い危険物

　揮発性の高い危険物を流すと、管内で爆発を起こす原因となったり、処理場の機能を低下させたりします。

農薬、殺虫剤などの薬品類

　高濃度の薬品を流した場合、排水管を溶かしたり処理場の微生物に影響を与えます。

有機リン合成剤を使用した洗剤

　有機リンは、処理場で完全に取り除くことが出来ず、川や海を汚すことになります。

処理困難物質

　カドミウムやシアンといったような処理場の微生物に悪影響を与える有害物質、処理場にて処理できない物質は絶対に流さないでください。

その他

　処理場で処理できる有機物や固形物などにも、微生物が処理できる限界がありますので、基準が定められています。