慢性腎臓病(CKD)を予防しましょう
慢性腎臓病(CKD)とは
慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease)という病気の概念が注目されています。
CKDとは、「腎臓の障害」もしくは「腎機能低下」が3か月以上持続している状態の総称です。
CKDは初期には自覚症状がほとんどないため、放置し続けた結果、症状が出始めた時には末期腎不全となり透析や腎移植が必要になります。また、心筋梗塞や脳卒中などにかかる危険性も高まります。
現在、慢性腎臓病の患者数は全国で成人の約8人に1人にあたる約1,300万人いるとされ、新たな「国民病」として注目されています。
CKD重症化予防のためには、日々の生活習慣の見直しや、定期的な健診等の受診による早期発見・早期治療がとても重要です。
3月第2木曜日は世界腎臓デーです
3月第2木曜日(今年は3月13日)は世界腎臓デーです。
※世界腎臓デー:腎臓病の早期発見と治療の重要性を啓発する国際的な取組みとして、国際腎臓学会と腎臓財団国際連合により開始されました。
春日井市が実施している啓発
春日井駅及び高蔵寺駅構内のデジタルサイネージ
3月1日から14日までの期間に慢性腎臓病(CKD)の周知・啓発動画が掲載されます。
懸垂幕の設置
3月6日から21日までの期間に春日井市周辺に世界腎臓デーの周知・啓発用の懸垂幕を設置します。
名古屋大学大学院医学系研究科と"社会保障費の抑制をめざす"共同研究プロジェクト
春日井市と名古屋大学大学院医学系研究科は、同研究科に設置する健康医療ライフデザイン統合研究教育センター(iC-REX)において、新たに社会保障費の抑制をめざす共同研究プロジェクトを実施しています。
本プロジェクトは、市民の医療や介護データから、高齢者を取り巻く生活環境上の課題や特異性を解析し、医療面で重症化や介護面での重度化の要因を特定し、その要因に対する介入プログラムを実施することで、本市の社会保障費の抑制、市民の健康寿命の延伸等に貢献する先駆的な取り組みを進めています。