地震への備え

ページID 1004193 更新日 令和6年2月28日

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日本は世界有数の地震大国で、これまで多くの地震や津波による災害を経験してきました。また、大きな被害をもたらす地震は特定の地域に限って発生しているわけではなく、全国各地で発生しています。
突然襲ってくる地震から身を守るためには、情報を理解し、迅速な避難(安全確保)及び日ごろからの備えを行うことが重要です。

日頃からの備え

地震の揺れは突然襲ってきます。被害を最小限に抑えるために、日頃からの備えを確認しましょう。

 

連絡手段の確認

地震が発生した時の連絡手段や集合場所について、あらかじめ家庭で話し合っておきましょう。

備蓄・非常持ち出し品の準備

非常時の水・食料の備蓄や、非常用持ち出し品を準備しておきましょう。

家具の転倒防止対策

家具を固定するなどしましょう。また、万が一倒れてきた場合でも、通路をふさがないような配置を考えましょう。

周囲の状況の確認

普段通る道に危険な場所や物がないか確認しておきましょう。また、地盤の弱い場所や地震によって地盤の緩んだ場所では、降雨などにより土砂災害が発生することがあります。前もって周囲の状況を確認しておきましょう。

町内会等の行事や防災訓練へ参加

地域の行事や防災訓練には積極的に参加しましょう。
いざというときのために、地域の人たちとコミュニケーションを深めながら、防災についての知識や技術を習得しましょう。

地震発生時の行動

緊急地震速報を見聞きしたり、地震の揺れを感じたりしたら、あわてずに、周囲の状況に応じた身の安全の確保行動をとりましょう。

屋内(家)にいるとき

・頭を保護し、じょうぶな机の下など安全な場所に避難しましょう。
・あわてて外に飛び出さないようにしましょう。
・むりに火を消そうとしないようにしましょう。

屋内(人がおおぜいいる施設)にいるとき

・かばんなどで頭を保護し、ショーウインドウや商品棚から離れましょう。
・係員の指示に従って、落ち着いて行動しましょう。
・あわてて出入口に殺到しないようにしましょう。

屋外にいるとき

・ブロック塀の倒壊に注意しましょう。
・看板や、割れたガラスの落下に注意しましょう。
・切れた電線には近づかないようにしましょう。

エレベーターの中にいるとき

・最寄りの階に停止させ、すぐにおりましょう。
・柱や壁に身を寄せ、揺れがおさまるのを待ちましょう。

電車やバスの中にいるとき

・立っているときは、手すりやつり革にしっかりつかまりましょう。
・座っているときは、足を踏ん張って前かがみになり、かばんなどで頭を保護しましょう。
・停車してもあわてて降りるのではなく、乗務員の指示に従って落ち着いて行動しましょう。

車を運転しているとき

・揺れを感じたら徐々にスピードを落とし、道のわきに停車しましょう。
・ハザードランプを点灯し、まわりの車へ注意を促しましょう。
・揺れがおさまるまでは車内で待ちましょう。
・車の通行ができず、やむを得ず車から離れる場合は、ドアはロックせず、キーを付けたまま安全な場所へ待避しましょう。

揺れがおさまった後の行動

・歩いて避難し、荷物は必要な分だけにしましょう。
・火災を防ぐため、ガスの元栓を閉め、電気のブレーカーを落とし、器具のコンセントを抜きましょう。
・火がでたら、大声でまわりの人に知らせましょう。
・避難するときは連絡メモを見やすい場所に置き、家族に居場所を明らかにしましょう。
・正しい情報を確認し、デマに惑わされないようにしましょう。
・壊れた建物には立ち入らないようにしましょう。
・自宅が無事でも、避難所で避難所利用者登録票を提出し、支援物資を受け取れるようにしましょう。

地震の基礎知識

震度表(気象庁)

震度は気象庁の決めた表によって、震度0から7までの10階級に分けられます。 

震度階級

人の体感・行動
0 人は揺れを感じないが、地震計には記録される。
1 屋内で静かにしている人の中には、揺れをわずかに感じる人がいる。
2 屋内で静かにしている人の大半が、揺れを感じる。眠っている人の中には、目を覚ます人もいる。
3 屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じる。歩いている人の中には、揺れを感じる人もいる。眠っている人の大半が、目を覚ます。
4 ほとんどの人が驚く。歩いている人のほとんどが、揺れを感じる。眠っている人のほとんどが、目を覚ます。
5弱 大半の人が、恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる。
5強 大半の人が、物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。
6弱

立っていることが困難になる。

6強 立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされ、動くこともできず、飛ばされることもある。
7

 

長周期地震動階級

大きな地震で生じる、周期(揺れが1往復するのにかかる時間)が長い大きな揺れのことを長周期地震動といいます。 長周期地震動は遠くまで伝わりやすい性質があり、 地震が発生した場所から数百kmはなれたところでも大きく長く揺れることがあります。 長周期地震動による大きな揺れにより、家具類が倒れたり・落ちたりする危険に加え、大きく移動したりする危険があります。

長周期地震動階級

人の体感・行動

長周期地震動階級1(やや大きな揺れ) 室内にいたほとんどの人が揺れを感じる。驚く人もいる。
長周期地震動階級2(大きな揺れ) 室内で大きな揺れを感じ、物につかまりたいと感じる。物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。
長周期地震動階級3(非常に大きな揺れ) 立っていることが困難になる。
長周期地震動階級4(極めて大きな揺れ) 立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされる。

 

緊急地震速報

 緊急地震速報は地震の発生直後に、震源に近い地震計でとらえた観測データを素早く解析して、震源や地震の規模(マグニチュード)を推定し、これに基づいて各地での主要動の到達時刻や震度を予想し、可能な限り素早く知らせる気象庁の情報です。
 気象庁は、最大震度が5弱以上を予想した場合または長周期地震動階級3以上を予想した場合に、震度4以上を予想した地域または長周期地震動階級3以上を予想した地域を対象に緊急地震速報(警報)を発表します。気象庁がこの緊急地震速報(警報)を発表すると、対象となった地域に対してテレビやラジオ、携帯端末などで緊急地震速報が流れます。
 ※緊急地震速報を発表してから強い揺れが到達するまでの時間は、数秒から長くても数十秒程度と極めて短く、震源に近いところでは速報が間に合いません。また、ごく短時間のデータだけを使った速報であることから、予測された震度に誤差を伴うなどの限界もあります。

マグニチュード(M)と震度

マグニチュードのイメージ図

 「マグニチュード」は地震そのものの「大小」、「震度」はある場所での揺れの「強さ」をあらわしています。震度は、それぞれの場所での揺れの強さのことなので、震源地からの距離などによって異なります。

地震の起こるしくみ

活断層と直下型地震

活断層と直下型地震 

地層などに割れ目が生じ、その割れ目に沿って地層などが互いにずれた部分を断層といいます。断層には最近 200万年くらいの間に活動したことのある活断層と呼ばれる断層があります。兵庫県南部地震は活断層のずれによって起きた地震でした。内陸部の活断層による地震は、地震自体の規模が小さくても、震度が浅いため、都市直下で起きると大きな被害をもたらすことがあります。

プレート間地震とプレート内地震

プレート間地震とプレート内地震 

地震には「プレート間(プレート境界)地震」と「プレート内地震」があります。地球表面をおおうプレート(堅い岩盤)のぶつかり合う境界部分では、プレート相互の運動によりひずみが生じます。ひずみが限界に達するとこらえきれなくなり、プレートは元に戻ろうとして動きます。このときの衝撃で起きるのがプレート間地震です。日本列島沿いで発生した海底地震のほとんどはこの型の地震です。また、プレート内部の断層のずれによって発生する地震をプレート内地震といい、内陸部で発生する地震のほとんどはこの型の地震です。
 

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総務部 市民安全課

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