令和3年度第1回春日井市一体的就労支援事業運営協議会議事要旨
1 開催日時
令和4年3月14日(月曜日) 午前10時から午前11時まで
2 開催場所
春日井市役所本庁舎北館8階 802会議室
3 出席者
【会長】 春日井市健康福祉部生活支援課長 北野将好
【委員】 連合愛知尾張中地域協議会事務局長 水谷幸一
愛知労働局職業安定部職業対策課課長補佐 河澄裕正
春日井公共職業安定所次長 堀内修
春日井公共職業安定所統括 高木敏行
春日井市青少年子ども部子ども政策課長 大野利重
【事務局】生活支援課課長補佐 嘉瀬友弘
4 議題
(1)令和3年度春日井市一体的就労支援事業の評価について
(2)令和4年度春日井市一体的就労支援事業計画について
(3)その他
5 会議資料
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資料1 令和3年度春日井市一体的就労支援事業報告 (PDF 118.1KB)
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資料2 令和4年度春日井市一体的就労支援事業計画(案) (PDF 120.2KB)
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資料3 春日井市一体的就労支援事業運営協議会規則 (PDF 105.6KB)
6 議事内容
(1)令和3年度春日井市一体的就労支援事業の評価について
【北野会長】
議題(1)について、事務局より説明を求めます。
【事務局(嘉瀬課長補佐)】
議題(1)について、資料1に基づき説明。
【北野会長】
目標に対する達成状況について審議したい。支援対象者と就職者数は2月末の時点で生活保護受給者以外は目標値を上回っている。生活保護受給者が目標値に達しないことについてご意見をお聞きしたい。
【高木委員】
一部の方において就労への気持ちが、他の手当を受けてみえる方より弱いのではないか、保護の受給期間が長期になるほど、その傾向があるのではないかと感じる。また、自動車が使えず、通勤手段が限られることから、応募できる範囲が狭くなったり、中には、不就労期間が長期化することで生活のリズムが乱れがちになり、簡単な時間が守れないなど、社会性が乏しくなって不採用となる方もいらっしゃる。
【北野会長】
住居確保給付金は令和2年4月に大幅に支給要件が緩和された。令和3年度はハローワークでの求職活動が受給の要件となったため、支援対象者が増加し、それに伴い就職者数も増えたと考えている。ただ住居確保給付金の対象者も就職率は高くはない。
生活困窮者については、社会福祉協議会に積極的な就労支援に取り組んでいただいた結果、支援対象者が増えたと考えている。
【水谷委員】
今までは困窮に対する相談はほとんど無かったが、令和2年度にはコロナで雇い止めになって、社宅から出なければならないという相談があった。資料のデータを見ても困窮者が増えているのが見て取れる。
【河澄委員】
昨年度に比べて、今年度の方が全国的にも就職率が上昇している。一体的就労支援事業の目標値は就職者数で出しているが、ハローワークとしては就職率を上げる方策も考えなくてはいけない。生活保護受給者の就職率が上がってないところが問題だと感じる。生活保護の支援対象者に対して、何か働きかけ等はしていますか?
【北野会長】
ハローワークの就労支援ナビゲーターには求職者の希望と置かれた状況を良く聞き取り、その方に合うマッチングをやっていただいている。例えば、人と関わる仕事が苦手な方には、一人でできる清掃の関係のお仕事を紹介する。若い方には就職した後に職場で資格を取らしてくれる介護等、福祉系の仕事を紹介するなどしていただいている。
【大野委員】
児童扶養手当の受給者は、特にコロナで増えたという状況ではない。女性は現実的なところがあって、資格を取得してから有利な条件で就職しようとするなど、長期的に考えている印象がある。
【堀内委員】
最近は全国的に求人倍率が継続的に上昇しており、春日井市の求人も増えている。
【高木委員】
ハローワークとしては、結果を数字として求められる。生活保護受給者の方の就職率が低いのは支援対象者の就労への気持ちが弱いことが原因の一つと思われるが、まず就労意欲を高めるよう支援をし、送り出すことで就職者数が増えるものと思われる。
【事務局】
支援対象者を送り出す際は、担当のケースワーカーが面談を行い、本人の健康状態、精神状態等を見極めて、能力的にも環境的にも就職できるだろうという方を支援対象者としている。コロナ禍にあっては、就労意欲の低い受給者に関しては、無理に送り出しをしていない。
新たに生活保護を受給する方には、必ず就労支援の話をして、制度を利用するよう説明している。
【北野会長】
対象者の就労意欲を高めることを意識して、支援を行っていきたい。
(2)令和4年度春日井市一体的就労支援事業計画について
【北野会長】
議題(2)について、事務局から説明を求めます。
【事務局】
議題(2)について、資料2に基づき説明
【北野会長】
市としては、困窮者に対する各種給付金等の動向が読めないので、計画に反映させることが難しいと感じているが、事務局からの説明について意見、質問を伺いたい。
【大野委員】
児童扶養受給者の支援対象者の目標が、令和3年度の30人から45人へ増加しているのはなぜか?
【事務局】
ハローワークと調整し、今年度の実績を参考に目標値を設定した。
【北野会長】
生活支援課としては就労支援員2名を専従としたいが、面接相談員の人員不足もあり、今年度は1名が面接相談員との兼務になっている。人事が確定したわけではないが、来年度も同様の体制になると思われる。
【堀内委員】
ハローワークの就労支援ナビゲーターは来年度も2名で変わりはないが、人は入れ替わる予定である。
【北野会長】
議題(2)は承認いただけたものとさせていただく。
(3)その他について
【北野会長】
議題(3)について、発言があればお願いしたい。
特にないようなので、以上で議事を終了する。
7 その他
上記のとおり令和3年度第1回春日井市一体的就労支援事業運営協議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び指定された委員が署名する。
令和4年3月31日
会 長 北野 将好
署名人 水谷 幸一