地域をささえる人づくり講座
講座内容・日時
日時 | 令和5年3月4日(土曜日) |
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場所 | レディヤンかすがい 2階 研修室 |
テーマ | 地域活動・町内会活動を次世代へつなげていくために |
概要 | グループワークでコロナ禍を経て変化した活動状況を整理し、次世代へつないでいきたいことについて考え、共有する。 |
講師 | 椙山女学園大学人間関係学部人間関係学科 教授 谷口 功 氏 |
参加者 |
13名(町内会関係者、NPO・ボランティア関係者等) |
当日の様子
内容
谷口教授による導入の後、参加者は3グループに分かれて、グループワークを行いました。グループワークでは、本当に必要な活動は何かを整理するため、コロナ禍で「中止・継続した活動」と「今後やめてもいい・実施したほうがいい活動」について各グループで意見交換を行いました。また、転入者へのメッセージ「暮らしの作法」について、2つの事例を比較し、それぞれに対する感想や改善点、応用できる点などを検討し、共有しました。その後、共有した内容をふまえ、自分の地域の中で次世代へつなげていきたい「暮らしの作法」を考えました。
【各グループからの意見】
○活動について
- 防災訓練などの生活や安全に影響する活動は継続すべきである。
- 地域の伝統行事は、ほかの地域で代わりに行うことはできないので、できるだけ守っていきたい。
- 会議は書面やリモートなど、様々な形で行えることが分かってきたため、会議に参加するメンバーやその会議での検討事項に合わせて使い分けていくことも必要ではないか。
- イベントごとは、楽器演奏や作品展示など子どもたちや地域住民の発表の場となっていることもあるので、楽しみにしている人も多い一方、準備は大変。簡素化したり数を減らしたりするのも一つの手ではないか。
○次世代へつなげていきたいこと(暮らしの作法)
- みんなで助け合おう
- 地域の伝統を守ろう
- 公園などのふれあいの場を残していこう
- ここで育ってよかったと思える地域にしていこう
- 子どもの思い出に残ることをしてあげたい
- 子どもから高齢者まで安心して暮らせるまちにしよう
最後に、社会や地域の状況がどんどん変化していく中で、町内会も昔のままではなく今の時代に合わせてメンテナンスすること、自分のまちに愛着を持ち、風景(景観とは違う極めて感情的な結びつき)を共有することが大切であるというお話があり、これからの活動について考える機会となりました。
【講座に参加された皆さんの感想】
- 次への取り組みに役立てたい。
- 特に、若い会員とのコミュニケーションに役立てたい。
- ほかの地域で実際に活動している方の声が聴けたのがよかった。
- 今回の内容を持ち帰り、やりがいのある活動に資するものにしたい。
- メリット・デメリットをはっきり仕分け、地域の強みや弱みを把握することが非常に大切だと感じた。