第41回春日井市短詩型文学祭結果

第41回春日井市短詩型文学祭の結果です。

作品募集期間

令和3年5月15日(土曜日)から9月5日(日曜日)まで

応募作品数

一般の部

	短歌	俳句	川柳	詩	狂俳
応募作品数	109	363	230	26	98

小・中学生の部

	短歌	俳句	川柳	詩
応募作品数	5,484	15,318	3,873	433

受賞者

• 第41回春日井市短詩型文学祭　受賞者一覧 （PDF 96.8KB）

市長賞受賞作品

一般の部

	受賞者	住所	作品
短歌	松岡準侑	春日井市	梅漬ける母の丸き背思いつつ梅の実をもぐ梅の実を嗅ぐ
俳句	長谷川みき子	春日井市	胸の内語る一夜の遍路宿
川柳	松浦照子	春日井市	生きてればこそ笑う日がやって来る
狂俳	小原順子	春日井市	秋の夕暮れ ポエムの世界深み増す
詩	加藤日向	春日井市	Sogna

Sogna

わたしのために
なみだをながしたひとがいました

あなたのかがやきはまるで
『舞台少女』のきらめきだといって
うしないたくないと　なきました

あなたがどこへいっても
いちばんおうえんしているといって
すこし　わらいました

とってもさむいふゆのひでした
はんぶんこにしたぐらたんは
おひさまみたいないろをしていました
そとは　まっくらでした

あるひ　かのじょはとつぜん
こわれてしまいました
いいえ　かのじょのこころは
きがつかないうちに
すこしずつ　でも　かくじつに
こわれていたのでしょう

わたしはなみだがでませんでした
むしろ　にくい　とさえおもいました
なにもいってくれなかった
かのじょへのにくしみなのか
きがつくことのできなかった
わたしへのにくしみなのか
それとも　べつのなにか　なのか
わたしにはわかりません　いまも

わたしはかがやくことにきめました
せめてかのじょのねがいを
『きらめき』をうしなわないように
どこでもわたしを　みつけられるように

あれからぐらたんはたべていません
わたしひとりでは　すこし
おおすぎるから

小・中学生の部

	受賞者	学校名・学年	作品
短歌	石原奏多	大手小学校 五年	田んぼ道みわたすかぎり黄金色稲穂でたどる風の足跡
俳句	川合純歩	篠木小学校 五年	わたげ吹く泣く弟の手を引いて
川柳	日置唯	南城中学校 二年	「ごめんね」と母の白髪をそっと抜く
詩	長谷川紗菜	大手小学校 三年	ねむれない夜

ねむれない夜

わたしは数える　あのどうぶつを
ひつじが一ぴきひつじ二ひき
ひつじが三ひきひつじが四ひき
数えても数えてもわたしはまだねむれない
ひつじがさくをこえた
次のひつじもこえた
次のひつじはさくにひっかかった
さらに次のひつじはぎゃく走してきた
その次のひつじはひらりと空中三回てん
とうとうひつじのサーカスはじまった
頭の中がひつじだらけのどうぶつ園
ぜんぜんねむれないじゃないの
と思ったらきづいたら朝だった
いつのまにかたくさんのひつじにかこまれ
わたしはすやすやねむったみたい
いいゆめだった

作品展

日時

令和4年1月22日(土曜日)から2月6日(日曜日)まで
午前9時から午後5時まで(最終日は午後4時まで)
※月曜日は休館

場所

文化フォーラム春日井・交流アトリウム

入場料

無料

内容

短歌・俳句・川柳・狂俳(一般の部のみ)・詩の各部門、特別賞受賞者と審査員及び実行委員の作品を展示

作品集

受賞作品はすべて、作品集に掲載されます。
作品集は、2022年1月22日(土曜日)から無料配布します。

※作品集には、市内在住の方は「在住市名(春日井市)・氏名」、市外在住の方は「在住市区町村名・所属グループ名・氏名」、小・中学生の部は「学校名・学年・氏名」を掲載します。
※文化フォーラム春日井2階・文化情報プラザのほか、市役所情報コーナー、東部市民センター、味美・高蔵寺・南部・西部の各ふれあいセンター、中央・知多・鷹来・坂下の各公民館でも配布します。
(ただし、土曜日・日曜日が休業となる市役所情報コーナーでは1月24日(月曜日)からの配布となります。)

過去の作品集

販売場所

過去の作品集は、文化フォーラム春日井2階・文化情報プラザにて販売しています。