篠木合宿絵馬 白山町・円福寺
(市指定文化財 絵画 昭和33年5月30日指定)
平安時代後期以降、春日井市の北東部から小牧市にかけての地域は、篠木荘と呼ばれる荘園でした。荘内33か村の村々が、馬之塔(おまんと)を熱田神宮(江戸時代中期頃からは竜泉寺)に奉納していた行事が篠木合宿です。この絵馬は、馬之塔奉納の様子を描いたもので、村々の大行事である祭礼が無事終わったことのお礼として白山町にある円福寺に奉納されたものと思われます。銘文から文化元年(1804)5月に奉納されたことが分かります。以前は観音堂に掲げられていましたが、現在は本堂に保管されています。