令和6年度第1回春日井市生涯学習審議会議事録
1 開催日時
令和6年7月25日(木曜日)午後2時から午後3時15分まで
2 開催場所
文化フォーラム春日井 会議室A・B
3 出席者
- [会長]
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中部大学教授 三島 浩路
- [副会長]
- 春日井市スポーツ推進委員 神田 茂
-
[委員]
-
春日井市小中学校長会 南 英雄
春日井市内県立学校長会 蔭山 靖
春日井市小中学校PTA連絡協議会 鈴木 明子
春日井市文化協会 福田 孜
春日井市スポーツ協会 山田 敏勝
春日井市子ども会育成連絡協議会 小出 修
春日井市婦人会協議会 時田 加代子
春日井市ボランティア連絡協議会 大橋 一彦
春日井市老人クラブ連合会 小山 峯汜
春日井市スクールカウンセラー 河村 洋子
春日井市生涯学習指導員 長谷川 昌信
中部大学特任講師 多治見 里美
子育てネットワーカー 近藤 了子 - [事務局]
- 教育長 兒島 靖
いきがい推進課長 大野 利重
文化スポーツ振興課長 田中 芳樹
図書館長 四ツ倉 光一
文化財課長 北野 将好
野外教育センター所長 生倉 勉
野外教育センター主幹 坂野 年伸
いきがい推進課長補佐 羽飼 直大
いきがい推進課生涯学習担当主査 若杉 尚代
いきがい推進課生涯学習担当主査 西尾 鈴恵 - [傍聴者]
-
なし
4 議題
- 第2次春日井市生涯学習推進計画 令和5年度進捗状況報告について
- 生涯学習事業に対する助言・提案について
- その他
6 会議資料
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資料1-1 第2次春日井市生涯学習推進計画~令和5年度進捗状況報告書~(案) (1~30ページ) (PDF 2.1MB)
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資料1-2 第2次春日井市生涯学習推進計画~令和5年度進捗状況報告書~(案) (31~64ページ) (PDF 1.1MB)
-
資料1 正誤表 (PDF 349.0KB)
7 議事内容
(1) 議題1 第2次春日井市生涯学習推進計画令和5年度進捗状況報告について
資料に基づき、いきがい推進課長補佐及び生涯学習担当主査が令和5年度の進捗状況及び評価案について説明した。
【三島会長】
資料9ページ、成果指標となっている生涯学習活動団体の会員数が減少している。施設の優先予約や使用料の減免を行っているにも関わらず、増えていないので、さらなる政策強化が必要だと思う。
資料10ページ【取組み8】の「子育てに関する講座や育児相談の実施」にある「パパママ教室」の事業概要のところで、「妊婦とその夫を対象に」とあるが、「夫」という表現を「パートナー」にしないと今の時代に不適切だと思うので、修正したらどうか。
また、資料12ページ「シニア向けICT講座」の事業概要に「デジタルディバイドの解消に向け」とあるが、一般的な言葉ではないため、「デジタル格差」としたほうがわかりやすいのではないか。
【いきがい推進課長】
指摘のとおり、表現を「パートナー」、「デジタル格差」に修正する。
【三島会長】
資料11ページの小中学生を対象とした実施講座として、子ども司書養成講座は非常にすばらしい取組みだと思う。この取組みと合わせて、資料17ページに記載のある中高生を対象としたティーンズサービス事業などに子ども司書養成講座に参加している子どもたちの意見は取り入れられているか。また、読み聞かせ事業も含め、事業の連携はされているのか。小さい時から図書館に親しむ、司書の体験をしたり講座に参加したりする中で自分の意見をいろいろ発言する。そういった経験をした子どもたちが将来、春日井で活躍してくれる。そんなシステムができるとよいと思う。
【図書館】
昨年度は子ども司書養成講座と10代の未来さがし講座を合同で行ったが、参加者からの意見等も踏まえ、今年度は別のやり方で進めているところである。
また、ティーンズサービス事業については、TC通信において春日井高等学校の図書委員から原稿をいただき、「図書委員が読んだ本!」というコーナーで、高校生の意見を活かしながら編集している。また、ティーンズコーナーにティーンズポストを設け、中高生が読んでよかった本についてのコメントをポストに入れてもらい、紹介しているところである。
また、読み聞かせ事業と中高生を対象とした事業とは、直接連携していないが、その間に幼稚園・保育園、小中学校への図書資料の団体貸し出しなどがあるので、先生等から意見を聞きながら、幼児、小中学生、ティーンズといった各年代の事業が連携していけるように進めていく。
【三島会長】
資料20ページ、【取組み24】にスマートフォンなどの活用講座の記載があるが、これと類似したものが資料12ページにもある。重複して掲載されているのではないか。
【いきがい推進課】
資料12ページに記載しているのは、シニア向けのICT講座に限定して記載しており、資料20ページの【取組み24】には、シニア向けではない講座を含め、すべてのICT関連講座を記載しており、一部重複した事業報告となっている。
【近藤委員】
資料9ページ、基本目標2.の成果指標となっている生涯学習活動団体の会員数が年々減ってきている。2026年度の目標値に1万2,000人を掲げているが、増える見込みがあってこの目標値を設定しているのか。
資料10ページの【取組み9】青少年期における学習機会の充実は、自分が見る限りでは、小学生向けのものが圧倒的に多く、中学生向けの事業となると途端に減っている。中学生も今、部活動がどんどん減ってきているので、今後、中学生向けのものも考えていく必要があると思う。
【いきがい推進課長】
生涯学習団体の会員数の目標値に関しては、コロナ禍での計画の見直しだったため、コロナ禍前の数値に戻すという基本的な考えのもと、1万2,000人という目標値を設定した。生涯学習団体の会員数の増加に向け、10月に生涯学習活動団体の認定基準を見直すほか、市民活動団体との格差をなくすような取組みも実施していく予定である。その効果がどの程度反映されるか、期待をしているところである。
青少年期における取組みについては、小学生向けの講座が多く、中学生向けが少ないというのはそのとおりである。部活動の見直し、地域移行の中で、中学生向けの事業にも力を入れていけたらと思う。ただし、中学生に対しては情報発信の仕方を工夫していかないと参加が見込めないと思うので、SNSの活用などの情報発信に努める。
【福田委員】
資料9ページの生涯学習活動団体の会員数について、減ってきているということだが、団体数の増減はどうなっているか。
【いきがい推進課生涯学習担当主査】
2022年度の生涯学習関係の団体数が630団体、会員数が1万1,566名で、2023年度は団体数が585団体、会員数が9,745人となり、団体数として45団体減少、また、会員数として1,821名減少しており、団体数、会員数ともに減少している状況である。
【河村委員】
資料18ページの公民館まつりの参加団体数の記載があるが、何団体中の参加団体数かというのがわかるとパーセンテージがわかると、参加率が明確になると思うがどうか。
【いきがい推進課生涯学習担当主査】
生涯学習活動団体には、スポーツ活動で登録をしている団体と、発表会や作品展示に参加する文化系団体があり、今回は文化系団体の総団体数と、そのうちの何団体が発表に携わったか、参加したかという集計をとっていない。今後、参加率という視点からの集計方法も検討していく。
【長谷川委員】
資料13ページ、【取組み14】スポーツに関する学習機会の充実で、各事業で参加人数が大きく増えている。資料46ページ、スポーツイベントの欄に令和5年度から高校生スポーツ大会が廃止となったとあるが、その影響で参加者が生涯学習関係のイベントの方に流れてきたというような認識か。また、今後、高校生のスポーツ愛好者が参加できるようなイベントを増やしていくということは検討しているか。
【文化スポーツ振興課長】
高校生のスポーツ大会が廃止になったことにより、他のスポーツイベントに参加者が流れてきたかどうかについては、統計を取っていないためはっきりしたことはわからない。高校生のスポーツ大会廃止の影響も一部あるのではないかと思うが、スポーツイベントの参加者が増えているのは、コロナ禍が明けたことによる影響が大きいと思う。
現在実施しているスポーツ大会は、世代を問わずに広く参加してもらえるような大会としている。高校生の大会となるとレベルが高くなり、廃止となった高校生スポーツ大会に代わるものは、市民スポーツ大会に限定される状況である。
質疑応答後、資料1に指摘事項を修正したものを生涯学習審議会からの点検・評価とすることについて、会長が委員に諮り、承認された。
(2) 議題2 生涯学習事業に対する助言・提案について
会長が各委員に発言を求めたが、意見、提案等はなかった。
(3) 議題3 その他
事務局から、愛知県社会教育委員連絡協議会の事業予定、次回の審議会を3月に開催することについて連絡した。
上記のとおり、春日井市生涯学習審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び委員が署名する。
令和6年8月19日
春日井市生涯学習審議会会長 三島 浩路
春日井市生涯学習審議会委員 長谷川 昌信
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