令和6年度第2回春日井市生涯学習審議会議事録
1 開催日時
令和7年3月18日(火曜日)午後2時から午後3時まで
2 開催場所
文化フォーラム春日井 会議室A・B
3 出席者
- [会長]
-
中部大学教授 三島 浩路
- [副会長]
- 春日井市スポーツ推進委員 神田 茂
-
[委員]
-
春日井市内県立学校長会 蔭山 靖
春日井市小中学校PTA連絡協議会 鈴木 明子
春日井市文化協会 福田 孜
春日井市スポーツ協会 山田 敏勝
春日井市子ども会育成連絡協議会 小出 修
春日井市婦人会協議会 時田 加代子
春日井市ボランティア連絡協議会 大橋 一彦
春日井市老人クラブ連合会 小山 峯汜
春日井市生涯学習指導員 長谷川 昌信
中部大学特任講師 多治見 里美
子育てネットワーカー 近藤 了子 - [事務局]
- 教育長 兒島 靖
いきがい推進課長 大野 利重
文化スポーツ振興課長 田中 芳樹
図書館長 四ツ倉 光一
文化財課長 北野 将好
野外教育センター所長 生倉 勉
野外教育センター主幹 坂野 年伸
いきがい推進課長補佐 羽飼 直大
いきがい推進課生涯学習担当主査 若杉 尚代
いきがい推進課生涯学習担当主査 西尾 鈴恵 - [傍聴者]
-
1名
4 議題
- 令和7年度生涯学習事業計画について
- 社会教育関係団体への補助金交付について
- 生涯学習事業に対する助言・提案について
- その他
6 会議資料
7 議事内容
(1) 議題1 令和7年度生涯学習事業計画について
資料1に基づき、各担当課長等が令和7年度の生涯学習事業の計画について説明した。
【近藤委員】
4ページ、「5 ふれあい教育セミナー」について、毎年徐々に減額されている。親の学びの場はとても大切だと考えている。予算が減っている理由は何か。
【いきがい推進課長】
予算の減少については、今まで上限額を1団体13万円にしていたが、交付額が10万円に満たない団体が多く見られたことから、申請の現状を踏まえて上限額を10万円に引き下げたことによる。実施見込みとしては、昨年度と総額としては同様になると想定している。各団体に充実した内容の事業を実施してもらえるよう支援していく。
【近藤委員】
15ページ、「3 読書啓発」について、本に触れる大切な機会であるが、こちらの予算も大幅に減っている。減額の理由は何か。
【図書館長】
読書啓発の減額理由としては、市内幼稚園、保育園への団体貸出用の本や紙芝居が古くなってきたことにより、令和4年度から順次更新をしており、その更新が6年度で完了したためである。
また、ブックスタートについては、4か月健診時に絵本等の配付をしているが、対象となる乳児の減少に合わせて購入数を調整したためである。
【山田委員】
4ページ、「6 生涯学習情報発信事業」について、今年度、市が実施する障がい者の講座をスポーツ協会で手伝ったが、講座を実施していることを知らない人が多くいた。予算をとって、もっと幅広く情報発信ができないか。
【いきがい推進課長】
障がい者の生涯学習事業に関連して実施している連携協議会においても同様の趣旨で意見があった。直接その障がいのある方が属する団体や学校、施設等に持ち込むのが一番効果があるという意見があったため、来年度は、そういった周知方法も検討していく。
【山田委員】
障がい者に限らず、良い講座があるので、もっと情報発信して欲しい。
【三島会長】
9ページ以降、「2 市民スポーツ大会」や「6 スポーツ応援事業」、「7 スポーツ協会補助」など、スポーツ事業について軒並み減額しているが、その理由は何か。
13ページ、「17 アジア競技大会関連事業」について、春日井市民が観戦できるのか。小中学生などが大会を見ることで運動に対するモチベーションを上げることができると思う。市として予算を使うため、市に対してどのくらい貢献度があるか。
【文化スポーツ振興課長】
市民スポーツ大会、スポーツ応援事業等の予算が減少している背景としては、いずれの事業も例年の実績をもとに予算額を算出しているため。
アジア競技大会関連事業についは観戦可能である。今後、観戦に来てもらえるよう周知を図る。
【三島会長】
20ペーシ、「10 文化財保護」について、予算額が前年度比345%となっており3倍以上ということだが、今後も継続的に予算をつけるのか、次年度のみのものか。
【文化財課長】
増額の理由としては、伝統芸能等を次世代に継承するための、記録保存事業として、郷土芸能記録映像作成を行うためである。
令和7年度は、外之原中区獅子神楽の練習風景や祭りでの披露などを記録、デジタルコンテンツ化して市ホームページ等で情報発信し、次世代へ継承を図る。
なお、一般社団法人地域創生の助成対象金事業として実施し、令和5年度に、春日井の棒の手の記録映像作成も行っており、今後も同様の事業を継続していきたいと考えている。
【三島会長】
22ページ、「6 都市緑化植物園小工事」の文章表現について、「来園者が安心安全な環境を楽しんでもらえるよう、老朽化対策として、獣害防止柵設置工事などを行う」とあるが、老朽化対策の工事ならば、椿園階段改修工事とすべきではないか。
【野外教育センター所長】
指摘のとおり、老朽化対策として椿園階段改修工事、安全対策として獣害防止柵設置工事を行う。
【小山委員】
18ページ、「2 内津文化財祭」の日程が5月11日となっており、わいわいカーニバルと同じ日となっている。市として実施しているのであれば、部署がまたがるものではあるが、大きなイベントが重ならないよう日程を検討して欲しい。
【文化財課長】
関係部署と調整を図りながら検討していく。
【近藤委員】
11ページ、「10 スポーツ推進委員」についても、知らない人が多いため、PRに力を入れて欲しい。
【文化スポーツ振興課長】
チラシやスポーツ推進委員の広報誌を作成して周知しているが、市民に伝わっていない部分もあるため、貴重な意見としていただく。
【長谷川委員】
10ページ、「4 スポーツ賞表彰・全国大会等支援」に剣道大会2大会の開催について記載があるが、今後も市として実施していくのか。
13ページ、「17 アジア競技大会関連事業」について、総合体育館の改修工事を行っているが、アジア大会終了後、改修工事が市民にとってどうプラスになるか。
【文化スポーツ振興課長】
2つの剣道大会については、今のところ、会場を変えるという話は聞いていないため、春日井市で開催をするものとして考えている。
アジア競技大会に関連した改修工事は、4月から9月にかけて実施する。工事の内容としては、施設のバリアフリー化のほか、LED化による照度向上、またバリアフリー化に伴って、競技場以外のロビー等は土足で入れるようになる。これまで下駄箱があったところを改修してトイレを設置することとしており、利便性がよくなると考えている。
また、体育館は防災拠点として資材集積場になるため、今回の工事に合わせて備品等が運び出しやすいよう改修を行うこととしており、市民全体のメリットとなる。
【長谷川委員】
17ページ、「5 図書館管理」について、電子図書館の記載がないが、今後の方向性はどうか。
【図書館長】
電子図書館については、調査研究中である。令和2~4年度に、コロナによって全国の図書館で利用者が来館できなくなった際に多くの図書館で導入されたが、その後の運用が順調な図書館がある一方で、コンテンツそのものが一般図書に比べ2倍近く高く、コンテンツの更新にも費用がかかり蔵書が増えないといった問題等により、蔵書の拡充を断念した館や運用の見直しを検討している館もある。また、販売用の電子書籍は充実してきているが、電子図書館向けのものがなかなか増えないという現状もある。これらを踏まえ、市にとってよりよいものを導入できるよう、引き続き調査研究を進めていく。
(2) 議題2 社会教育関係団体への補助金交付について
資料2に基づき、いきがい推進課長及び文化スポーツ振興課長が社会教育関係団体への補助金交付について説明した。委員からは、特段の意見等はなかった。
(3) 議題3 生涯学習事業に対する助言・提案について
会長が各委員に助言・提案について発言を求めた。
【三島会長】
4月から大阪万博が開催されるが、学校教育や社会教育の場において、遠足などで行くというような計画はあるか。
【いきがい推進課長】
学校においては各校で行き先を決定している。候補地に大阪万博も上がっていると聞いている。社会教育としては現時点では検討していない。
(4) 議題4 その他
事務局から、社会教育委員の任期及び愛知県社会教育委員連絡協議会の事業予定について連絡した。
上記のとおり、春日井市生涯学習審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び委員が署名する。
令和7年4月11日
春日井市生涯学習審議会会長 三島 浩路
春日井市生涯学習審議会委員 福田 孜
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