新しい市指定文化財(令和7年6月)
教育委員会では、令和7年6月27日(金曜日)に次の文化財を、市指定天然記念物に指定しました。
今回、指定したイロハモミジは、4本の大木が密集し、レンガ積みによる鉄道のトンネルと一体的な景観を成しています。高さは13.2メートルから17.5メートル、幹周りは1.29メートルから2.29メートルであり、幹周り2.29メートルは市内最大の大きさであります。
また、明治33(1900)年の中央線開通後に芽生えたと考えられ、推定樹齢約120年の市内最古のイロハモミジです。樹枝は、曲線を基調とした見事な枝ぶりをなしており、見る方向や角度によって樹形が大きく変化する点も本樹の特徴です。
このように、市内最大・最古のイロハモミジであり、名木に相応しい樹形・枝ぶりを有し、自然と近代化産業遺産が調和した優れた景観を形成しているほか、春日井市の発展に重要な役割を果たした中央線と関係した歴史的背景を有しています。春日井市にとって重要な樹木であり、天然記念物に指定し、保護・保存していくことが必要と考えました。
今回の指定により、国・県指定及び国や県の登録と合わせた市内の文化財は102件となります。
種別 |
名称 (ふりがな) |
員数 |
所在地 |
所有者 |
---|---|---|---|---|
天然記念物 |
旧中央線のイロハモミジ (きゅうちゅうおうせんのいろはもみじ) |
4本 | 玉野町字東谷1667番1 |
特定非営利活動法人 愛岐トンネル群保存再生委員会 |
- 通常は公開されていません。


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