令和2年度発掘調査一覧
試掘、確認調査一覧
遺跡名 | 所在地 | 調査理由 | 調査期間 | 面積 | 特記事項 | |
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1 | ー | 熊野町字後田・中間・郷・堂之元・寺島地内 | 区画整理 | 令和2年4月16日から12月15日まで | 264平方メートル |
計17か所にトレンチを設定し、遺跡の有無を確認した。耕作土以下で、自然堤防ないし旧河道に相当する土層堆積を検出した。 |
2 |
熊野西田面遺跡 |
熊野町字高見地内 | 区画整理 | 令和2年6月2日から17日まで | 229平方メートル |
第1次調査で検出した溝の延長と13世紀後半のPit群を検出した。Pitには柱状の土層堆積を示すものや根石を伴うものがあり、住居の存在を示唆する。 |
3 | 熊野西田面遺跡 | 熊野町字高見地内 | 区画整理 | 令和2年6月16日・17日 | 10平方メートル |
耕作土以下で第1次調査で検出した溝の延長と土坑1基を検出した。 |
4 | 勝川遺跡 | 勝川町6丁目地内 | 共同住宅 | 令和2年7月16日 | 9平方メートル | 造成土以下で地山を検出したが、遺構・遺物は未確認である。 |
5 | ー | 黒鉾町字大久手地内 | 区画整理 | 令和2年7月21日から令和3年1月8日まで | 130平方メートル |
計12か所にトレンチを設定し、遺跡の有無を確認した。耕作土以下で地山を検出したが、遺構・遺物は未確認である。 |
6 | 桜佐下五反田遺跡 | 桜佐町字下五反田地内 | 送水管 | 令和2年8月20日から9月22日まで | 145平方メートル |
第7次調査で検出した中世大溝の延長と土坑12基を検出した。遺構は疎らで自然遺構も多く、遺跡の縁辺に相当する。 |
7 | ー | 美濃町2丁目地内 | 工場 | 令和2年10月30日 | 15平方メートル | 造成土以下で、地山を検出したが、遺構・遺物は未確認である。 |
8 |
神領絲田遺跡 | 神領町2丁目地内 | 個人住宅 | 令和2年11月13日 | 7平方メートル |
調査地点は低湿地に立地し、Pitを1基検出した。 |
9 |
ー | 東山町字平橋地内 | 集合住宅 |
令和2年11月17日 |
11平方メートル |
造成土以下で地山を確認したが、遺構・遺物は未確認である。 |
10 |
熊野西田面遺跡 | 熊野町字高見地内 | 区画整理 | 令和2年11月25日 | 20平方メートル |
調査区内では遺構は検出されなかったが、工事立会で複数の溝やpitを検出した。 |
11 | 勝川遺跡 | 勝川町6丁目地内 | 共同住宅 | 令和2年12月23日から25日まで | 30平方メートル | 竪穴住居1棟・Pit9基を検出し、発掘調査を実施した(15)。 |
12 | ー | 宮町字下タ原・下屋敷町字下屋敷地内 | 区画整理 | 令和3年1月14日から21日まで | 180平方メートル | 計11か所にトレンチを設定し、遺跡の有無を確認した。耕作土以下で地山を確認したが、遺構・遺物は未確認である。 |
13 | 篠木第3・11号墳 | 穴橋町字山本地内 | 老人ホーム |
令和3年1月26日~2月4日まで |
23平方メートル | 篠木第10号墳に相当するマウンドを確認した。マウンドは径約10m、高さ約1mを測る。関連遺構や遺物は確認できず、墳丘構造は不明である。 |
14
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上条城跡 | 上条町2丁目地内 | 分譲住宅 |
令和3年1月27日 |
10平方メートル |
土坑1基と二の丸の堀に相当する土層堆積を検出した。土坑からは山茶碗や内耳鍋が出土した。 |
15 | 勝川遺跡 | 勝川町6丁目地内 | 共同住宅 | 令和3年2月10日から25日まで | 238.9平方メートル | 竪穴住居4棟・土坑12基・Pit79基・溝1条を検出した。7世紀後半から8世紀後半の集落を確認し、勝川遺跡の北東に古代の集落域が広がることをが明らかになった。 |