令和7年度第1回春日井市文化振興審議会議事要旨
1 開催日時
令和7年7月17日(木曜日)午前10時から
2 開催場所
春日井市役所10階1001会議室
3 出席者
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[会長]
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かすがい市民文化財団評議員 竹本 義明
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[副会長]
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春日井市文化協会会長 山本 博
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[委員]
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春日井市美術協会理事、書記 安達 柏亭
中部大学人文学部教授 嘉原 優子
春日井市文化財保護審議会元会長 長縄 秀孝
春日井市民音楽連盟会長 竹田 和子中日新聞春日井支局支局長 栗山 真寛
春日井商工会議所専務理事 鈴木 夕雪
公募委員 波多野 江莉
公募委員 丹羽 婦美子
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[事務局]
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文化スポーツ振興課課長 田中 芳樹
文化スポーツ振興課課長補佐 嘉瀬 久美子文化スポーツ振興課文化振興担当主査 亀田 浩史
文化スポーツ振興課文化振興担当主事 大澤 隼人 - [関係者]
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教育委員会文化財課長 北野 将好
公益財団法人かすがい市民文化財団
事務局長 大沢 昌也 -
[傍聴者]
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1名
4 議題
- 第2次かすがい市民文化振興プランに係る令和6年度進捗状況について
- 第2回春日井市文化芸術選奨について
- その他
5 会議資料
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会議次第 (PDF 53.6KB)
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資料1 第2次かすがい市民文化振興プラン<改定版>令和5年度進捗状況報告書(案) (PDF 2.7MB)
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資料2 春日井市文化芸術選奨創設について(案) (PDF 166.5KB)
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参考資料2-1 春日井市文化芸術選奨要綱案 本文 (PDF 124.6KB)
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参考資料2-1 春日井市文化芸術選奨要綱案 推薦書(個人用) (PDF 88.0KB)
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参考資料2-1 春日井市文化芸術選奨要綱案 推薦書(団体用) (PDF 76.8KB)
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参考資料2-2 春日井市文化芸術選奨要領案 (PDF 136.0KB)
6 議事内容
(1) 議題(1) 第2次かすがい市民文化振興プランに係る令和6年度進捗状況について
資料1に沿って、第2次かすがい市民文化振興プラン 令和6年度進捗状況の点検・評価について文化スポーツ振興課文化振興担当主査が説明し、意見等を求めた。
各委員からの意見や質問が出され、事務局案のとおり承認された。
主な意見等については、次のとおり。
【栗山委員】
資料1-2の5ページ、施策4の18番で、生涯学習活動団体の会員数が、2024年度は、前年度に比べて700人ぐらい増えており、よい傾向だと思うが、まちなかを取材していると、どの文化団体も高齢化が進み、人が足りないという話を聞く。その中で会員数が伸びているのは、何か特定の分野などの要因があるのか。
【文化スポーツ振興課課長補佐】
文化団体に所属する方の人数は減少傾向にあるが、生涯学習活動団体に所属する方の会員数は、2023年度比較すると少し増えている。恐らく新型コロナウイルスの影響もあったかと思う。新型コロナウイルス前と比較すると、生涯学習活動団体についても会員数は減少傾向である。
【丹羽委員】
熟年大学(いきいきアカデミー)について、年度ごとではなく1年間を通して受講ができるような方法を検討できないか。
【文化スポーツ振興課長】
担当するいきがい推進課にお伝えしたい。
【丹羽委員】
いきいきポイントについて、どのようにPRしているのか。せっかく制度をつくったのであれば、使っていただかないと意味がないので、現場で利用者に対する周知、PRも継続してお願いしたい。
【長縄委員】
資料1-1の4ページ、施策10の民俗考古展示室の観覧者数、4,287人とあるが、子どもの数がわかれば、教えてほしい。
【文化財課長】
民俗考古展示室の観覧者数については、大人と子どもという分類がなく、合算で表記している。
【長縄委員】
「ハニワまつり」を見たが、二子山公園には大きな円筒ハニワや馬型のハニワが飾ってあり、圧倒される。これはすばらしい春日井の財産なので、ぜひ子どもたちにたくさん見てほしい。道風記念館でも子どもたちに焦点を当てたイベントを実施しており評価したい。特記事項にもあるが、文化財や民俗芸能を保存継続するためには、子どもにどうつなぐかということが大切である。ぜひ、子どもたちに焦点を当てて、未来につなぐ取組をもっと深めてもらいたい。
【丹羽委員】
子どもたちがハニワまつりで実際にハニワを焼いたり、体験することで、自分が住んでいるところにどういう歴史があるかを継承できていると思う。ハニワの館は、現状の利用方法には疑問もあるので、せっかくのスペースをうまく活用してほしい。
【鈴木委員】
この1.2.3.の目標に対しての自己評価のところで、d評価がない。ほとんどがb評価ということだが、少しできなかったことに対して今後こうしていくということが求められてもよい。6年度の実績の成果でも、あえて少し厳しくd判定して、今後こうしていくということで進めていくべきではないかということを客観的に感じた。
【栗山委員】
私もそう思う。もう少し高い目標を掲げて、cやdでも許されるかと思う。どんどんチャレンジして、達成できなかったことは、決して責められるべきものではない。せっかくこれだけb評価があるのであれば、もっと上を目指してもいいかと思う。次の世代へというのも非常に重要な御指摘だと思う。学生の特券の利用者が、非常に高い数字で伸びているのはすばらしい。若い世代への将来の投資であるので、今後も続けていただきたい。
【いきがい創生部長】
行政が事業を進めるときに、市民の満足度、重要度という指標で優先度を決めていくが、文化に関する事業は、満足度が高く、重要度はそれほど高い位置づけではない。そうすると今までの事業を粛々とやり続けていくというのが、一番大切だという判断をしている。そうすると新たなチャレンジが少なく、今までやってきたことを粛々と継続しているため、どうしても達成度bが多くなる現状である。
【安達委員】
自己評価であるので、全体として見たときには、相対的に担当者の意見を修正することもあってよい。一方で、担当が満足していると思えば、積極的に売り出すつもりで、新しく開拓した、など前向きな判定で、皆さんの評価につながっていくと思う。
【いきがい創生部長】
今回の審議会を受けて、委員の皆様から頂いた意見をまとめ、修正して公表したい。
【竹本会長】
文化芸術に関する評価というのは非常に大変である。数字だけで、例えば入場者が多かったからよいということにはならない。入場者が少なくても、来た人の心の問題であるので、非常に難しい。ここまで細かい説明が記載されている自治体は珍しいが、数字に頼らない、文章での評価ができるとよい。
(2) 議題(2) 文化芸術選奨の創設について
資料2に沿って文化芸術選奨の創設について文化スポーツ振興課課長補佐が説明し、意見等を求めた。
各委員から質問はなく、事務局案のとおり承認された。
(3) 議題(3) その他
【文化スポーツ振興課長】
次回令和7年度第2回の審議会は、令和8年2月の開催を予定している。日程は、委員の都合をお聞きして決定したい。
上記のとおり、春日井市文化振興審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び委員が署名する。
令和7年8月20日
春日井市文化振興審議会
会長 竹本 義明
春日井市文化振興審議会
委員 山本 博
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