令和3年中の火災・救急・救助概要
火災概要
火災件数は46件で、令和2年と比較すると、15件減少しました。
火災種別ごとの件数では、「建物火災」が26件で全体の約57%を占め、次いで「車両火災」が9件となり、枯草やごみ等の火災の「その他の火災」が11件の順となっています。
火災による死者は4人、負傷者は4人で、令和2年と比較すると死者は3人増加したものの、負傷者は13人減少しています。
主な出火原因は、「たばこ」が5件と最も多く、全体の約11%を占めており、令和2年と同じ件数で、出火原因の1位となっています。次いで、「放火」が4件、「こんろ」「ストーブ」「排気管」「電気機器」「放火の疑い」が2件となっています。
建物火災26件のうち住宅火災は、専用住宅が14件、共同住宅が2件、併用住宅が2件の合計18件で建物火災全体の約69%となっています。
損害額は約4,700万円で、令和2年と比較すると、約6,800万円減少しました。
救急概要
救急出場件数は13,594件で、令和2年と比較すると700件増加しました。搬送人員は12,837人で、令和2年と比較すると689人増加しました。
1日あたりの出場件数は約37件で、市民約24人に1人を搬送したことになります。
事故種別ごとの出場件数では「急病」が9,264件で全体の約68%を占め、次いで「一般負傷」が1,882件、「交通事故」が836件の順となっています。
年齢別搬送人員では、65歳以上の高齢者が約64%、成人が約29%、小児(新生児、乳幼児含む)が約7%となっています。
救助概要
救助出動件数は222件で、令和2年と比較すると40件増加しました。活動件数は33件増加の149件、救助人員は41人増加の145人となっています。
事故種別ごとの出動件数では、「建物等による事故」が149件で全体の約67%を占め、次いで「交通事故」「その他の事故」が30件となっています。(その他の事故には、山岳事故や自転車等への挟まれ、車の閉じ込め(インロック)等が含まれています。)
「建物等による事故」は、救急隊が施錠によって屋内へ入れない場合に、ドア等を開放するための要請が多く、傾向として高齢者の一人暮らし世帯への出動が増加しています。