平成24年度第3回春日井市商工業振興審議会議事録

ページID 1007340 更新日 平成29年12月27日

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1 開催日時

平成25年3月18日(月曜日)午後2時30分~午後4時00分

2 開催場所

春日井市役所南館4階 第3委員会室

3 出席者

【会長】

中部大学学監
 渡邉 誠

【委員】

春日井商工会議所副会頭
 大辻 誠
春日井商工会議所地産地消委員会委員長
 吉見 正彦
春日井市明知工業団地協同組合代表理事
 田村 勇作
中部経済産業局産業部製造産業課長
 岩田 則子
株式会社清水屋代表取締役社長
 清水 隆行
春日井市商店街連合会副会長
 水野 隆
婦人会協議会会長
  横井 広美
西脇プランニングオフィス
  西脇 正倫
春日井商工会議所専務理事
  安達 昭夫

【事務局】

産業部       部長      稲垣 勝彦
経済振興課    課長      野村 英章
            課長補佐   塚本 賢司
            課長補佐   林越 宏治
            主査      高橋 真規
企業活動支援課 課長      甲斐 聖也
            課長補佐   田中 芳樹
            主任      神戸 研人
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
            主任研究員 永柳 宏

4 議題

(1)春日井市の産業振興に関するアンケート調査結果について
(2)アクションプランの骨子案について
(3)その他について

5 議事内容

(1)開会

(あいさつ)

(2)議題

1. 春日井市の産業振興に関するアンケート調査結果について

【事務局】  資料1説明

2. アクションプランの骨子案について

【事務局】  資料2、資料3、資料4、資料5説明

3. その他

・企業支援施策利用者アンケート結果について

【事務局】  資料6、資料7説明

・新アクションプランの具体的施策について

【大辻委員】

資料6「企業支援施策 利用者アンケート結果」の2ページ「(2)今後希望される支援制度」は工業系としてかなりまとめられた意見だと思う。助成金、規制緩和など多く載っているが、ここは企業者としては切なる希望。資料6の意見、支援制度は真に希望するところである。

【吉見委員】

実際に利用した方の声は非常にわかりやすい。

資料1の29~31ページ、関心の高い事業となる防災関係、環境関係にウエイトを置いてもよいと感じた。

【田村委員】

小規模事業所が多いので、設備投資でも補助金の金額に届かず、不満が出ていると思う。アンケートにもあるように、やる気のある事業所にも配分できるようハードルを下げた方がよい。

やる気イコールアクションを起こすことなので、商工会議所の施策と伴走して強みをより展開できるアピールの仕方や、商工会議所のアドバイスで伸ばすことを考えると、春日井市の企業はもっとやる気が出る。努力すればできるような形を考えてはどうかと思う。

【岩田委員】

資料 中部経済産業局「ふるさと産業活性化プロジェクト」に基づき説明

【渡邉会長】

地域で様々な人が顔を合わせて情報交換できる場所を作ることは重要。経済産業省から支援のようなものはあるのか。

【岩田委員】

財政的な支援よりも人的な支援。求められれば政策を説明したり、他地域の状況など説明している。高岡市にも当局の出向者が行っているので、密に連絡をとりながらやっている。

【清水委員】

産業振興アクションプラン、産業ビジョンの骨子は非常によいものになってきた。特に私が意見した若年層の経営者セミナー、創業支援なども盛り込まれてありがたく思う。

アンケートの利用結果で、使用後の良かった点などをPRすると利用者が増えるのではないか。実際に利用された方々の声をもう少し前に出すと利用率、認知度があがると思うので、盛り込むとよい。

今後人口が減少すると商業は競争が激化するのは当然。人口増加、企業誘致のような施策も入れた方がよい。小学校の統合、若年層の減少が目立っているので、企業誘致の際に税のメリットなどの施策を打つとよい。老齢者が増えているので、そういう方へのサービス、施策も少子高齢化の部分においては厚くしてもよいと感じた。

【渡邉会長】

今後人口減少に向かい、少子高齢化はどの地域でも起こる現象。これに対する施策は重要なので、よろしくお願いしたい。

【水野委員】

人口が一番大きなネックになると思う。少子高齢化というより生産年齢の減少だと思う。知り合いが家を建てたが、日進、春日井、藤が丘の3候補地から、子育て環境、民度で選んだ結果、日進にした。子育て環境から生産年齢を増やさなければいけない。人口全体としては当然少なくなるので、子育て環境の整備など、春日井市が選ばれる施策が重要。

アクションプランは今後どうしたいかが読み取れない。補助金の問題はかなり拡充され、あとは我々がやるだけという気はするが、それだけでは将来の春日井の産業アクションプランはみえてこない。将来に対するキーワードのようなものも少し入れながらアクションプランを作っていくとよい。工業はハイテクに特化していくが、商業は適正技術を求めながら商店街、商店のあり方を考えて行くスタンスがあるとよい。

【渡邉会長】

効率化だけではなく、地域全体が生き生きできるようなことを考えて行かなければ元気なまちづくりはできない。

【水野委員】

宮大工の弟子の話だが、木を削る際、平らに削ると親方に怒られるらしい。おそらく工業では平らに削ればよいが、商業は平らに削ると凹んで見える。そのニュアンスが商業は必要。

【渡邉会長】

今回のアクションプランには具体的にそういう項目が足りない気もするので、今後取り組んでほしい。

【横井委員】

消費者目線での話になるが、クリーニング店の友達に独居老人が非常に多いと聞いた。店で話すことが唯一の会話。小売店、商店街など、身近で小単位で顔を見ながら話せるような人とのつながりは大切。小売店の店先に椅子、机などを置き、少し話ができるスペースを行政として支援すれば独居老人などを救える。地域のオアシスの役割があるとよい。

空き店舗について。趣味で作品作りをしている人が喫茶店のスペースを借りて展示、販売をしている。売れた金額に対してスペース代金を払うようである。空き店舗を1~2週間の短期間で行政が安く貸し出し、紹介してはどうか。商店街に人が集まることにもなる。

【渡邉会長】

地域のコミュニケーションをとる場所、昔の八百屋のような気軽に寄れる場所があちこちにできるとよいが、そういう場所は現在ほとんどない。

空き店舗についても、活用したい人がいることを行政に伝えることで新しい利用方法ができ、地域の活性化につながる。年齢構成が変化してきている中で、社会構造そのものも変化してくることも念頭に置く必要がある。

【西脇委員】

先回商業部会でいろいろ意見を出した。文章的にはまだ見直しの余地があるが、随分意見を反映して頂きありがたいと思う。

工業は企業誘致を中心に考えていると思うが、商業の将来ビジョンがよくわからない。骨子案の7ページの1.2.にNPOやその他団体が出てくるが、商業においてはこういう方々も産業に位置付けて計画をつくることが産業ビジョンの形なのかよくわからない。

皆さんの生活だけいえば、いくつかの大型店の間をコンビニエンスストアが埋めて、専門店は名古屋に任せる形でも、春日井市民は困らないと思うが、骨子案の1ページにある「創造的な都市環境」が総合的な骨子なのか。民力、地域力から考えるとそういう商業のあり方ではよくないので、いろいろと書かれていると思う。産業の中でいうならば、商業者、商店街が中心主体でやっていく。軸線はそこで地域づくりの視点からボランティア、大学などと連携してやっていくという筋目をはっきりしておく必要がある。

地域のエリアを想定した支援策を検討してほしい。例えば商店街というと振興組合、協同組合、発展会というエリアでやっているまとまったところを想定する。春日井市において商店街に含まれる店舗、商業者は非常に少ない。なぜわざわざ商店街が出てくるかというと商店街が個店以上の意味を持っているためである。しかし同時に商店街だけではできないものもある。今まで経産局等から頂いた補助事業は基本的には法人格を持つ商店街団体が前提で、周辺を巻き込むことができない形が多くあった。そうではなくまず地域ありきで地域内でどう商業が組み立てられるのか、あるいは再度地域を支える機能が発揮できるのかという視点からの支援策。これまでのものは当然大事だが、商店街個店という固定された枠ではない形で支援策を検討して頂けると大変ありがたい。

【渡邉会長】

もう少し地域を念頭に置いた形でのアクションプランであってほしいということだと思う。そういう視点からの地域活性化のアクションプランとして、今後具体的にやっていく中で改善、改良を並行しながらやっていただければよいのではないか。

【安達委員】

施策利用者のアンケート結果について。利用者の不満な点。やはり中小事業者が使いやすいような形にするとよい。

書類を簡素化すると、もっと末端で利用しやすくなると思う。入口でとまってしまう傾向もある。

産業誘導ゾーンへの条件緩和について、もう少し進出しやすいような条件にして、市街地への流出を防ぐようなことを考えてはどうか。よく聞くのは準工地域で工業者が事業を辞め、空き地にした後、住宅が建ってしまう。結果、準工混在になってしまう。何か歯止めをかけられるようなもの。工業が抜ければ工業を優先的に入らせるなどできないか。所有権の問題もあり難しいとは思うが、せっかく隣に工業があり、製造業同士でやっていたのに、隣が辞めてそこへ住宅が建つと今度は自分の所の順番ではないかと思う。優先的に産業優先ゾーンへ入れるようハードルを下げるなど、何か考えてほしい。

6 閉会

  上記のとおり春日井市商工業振興審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び出席者1人が署名(及び押印)する。

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