令和6年度第6回市民環境アカデミー

ページID 1036395 更新日 令和7年2月14日

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講座内容・日時

日時

令和7年2月4日(火曜日) 午後2時00分~午後3時30分

場所

文化フォーラム春日井

参加者

受講者36名

タイトル

心理学からみる環境問題 

講師

中部大学人文学部心理学科 教授 坂本 剛

概要

持続可能な社会を目指すうえでは、環境配慮的な社会システムの構築と、その社会を構成する人々の具体的な行動変容が欠かせません。しかし、私たち人間はそもそも動物たちのことや自然環境そのものをどのように見ているのでしょうか。そして人間の心や行動の傾向は、限りある資源とどのような関係にあるのでしょうか。この講義では、資源管理をはじめとするさまざまな環境問題の解決にあたり、心理学の視点を活用することの重要性を学びます。

当日の様子

 地球温暖化などの環境問題に対し、どの国も企業も対策の必要性を理解しているが、二酸化炭素の排出を抑えるコストを考慮すると、他国や他の企業の努力にただ乗りし、自分たちは排出を続けた方が得になると考える状況に陥ることを説明されました。
 この状況を理解するために、受講者たちに二人一組で得点獲得の心理ゲームを実施した結果、お互いに協力しあった方が良い結果になるにも関わらず、個々の得点を最大化しようとし、両者とも損をする、あるいは協力しようとした側が一方的に損をする結果が発生し、この問題の難しさを受講者達に実感してもらえました。
 環境問題を考えるには、このようなジレンマが存在することを考慮する必要があり、心理学の視点を活用する重要性を学びました。

講義風景の写真

講義風景の写真

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