平成29年度春日井市防災会議議事録

ページID 1011639 更新日 平成30年11月20日

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1 開催日時

平成29年10月19日(木曜日)午後1時30分から午後2時20分

2 開催場所

春日井市役所12階大会議室

3 出席者

4 傍聴人

1人

5 議題

  1. 会長(市長)あいさつ
  2. 議題
      ア 平成29年度春日井市地域防災計画の修正について
      イ 平成29年度春日井市水防計画の修正について
      ウ 平成29年度春日井市防災対策事業について
      エ その他

6 会議配付資料

7 参考資料

  1. 春日井市地域防災計画(地震災害対策計画)‐平成28年修正‐
  2. 春日井市地域防災計画(風水害等災害対策計画)‐平成28年修正‐
  3. 春日井市地域防災計画(原子力災害対策計画)‐平成28年修正‐
  4. 平成28年度春日井市水防計画

8 議事内容

【福慶総務部長】
 お待たせいたしました。本日は、お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。 私は、本日の司会進行を行います、総務部長の福慶でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 会議に入ります前に、御報告をいたします。本市では、附属機関の会議は公開で行っており、本日の会議は1名の方が傍聴をされます。また、会議終了後には、議事録を作成いたしますことを御承知おきください。
 なお、本日の会議は、委員総数の2分の1以上の御出席をいただいておりますので、春日井市防災会議条例第5条第2項により成立しております。 それでは、只今から、平成29年度春日井市防災会議を開会いたします。
 はじめに、春日井市防災会議 会長、伊藤 太 春日井市長から御挨拶申し上げます。
 
【伊藤市長】
 こんにちは。今日はそれぞれ足元の悪い中、また色々な御予定のある中、今日の防災会議に非常に多くの団体あるいは機関の皆様に御参席いただきましたことに関しまして、改めて御礼を申し上げます。本当にありがとうございます。
 防災は、今特に色々な形で求められているし、必要なことであります。
 東北の大震災からもう6年半になるわけでありますけれども、春日井市として当初から七ヶ浜町というところに職員を派遣しており、現在も復興の支援、あるいはまちづくりに努めさせていただいております。また、その後におきましても、地震あるいは大雨等々の災害で、全国各地で色々な被害が発生している状況にあります。そして、今週末行われる春日井まつりに台風21号の影響が見込まれておりますが、23日の月曜日くらいには非常に風、雨共に大きなものになるのではないのかという予想がされている状況にあります。ですから、色々な準備をするということに尽きることはないという思いでいっぱいであります。
 そういった状況の中で、今年8月に愛知県と一緒に総合防災訓練もさせていただきました。これは朝宮公園でやらせていただいたのですけれども、従来、春日井市が行っている防災訓練を、さらに大掛かりな、まさに県単位ということでの色々な訓練を行うことができたのではないかと思っています。春日井市の当局にとっても、また市民の方々にとっても、色々な思いで訓練に参加していただけたのではないかと思っています。いずれにおきましても、世界的なことではありますけれども、色々な被害あるいは災害、テロ等についても危険視されております。すぐ近くでは北朝鮮等々の問題もあるわけではありますけれども、そういったことを含めまして、改めて防災会議の意義というものが問われている時期であるのではないかという思いがしております。皆様と一緒になって、まさに安全な、そして色々な形の対応がしっかりとできるような市に出来ればと思っております。皆様の御協力と正当な御意見を賜りますようお願い申し上げまして、あいさつとさせていただきます。よろしくお願いします。ありがとうございました。
 
【福慶総務部長】
 これより議事に入らせていただきます。進行につきましては、春日井市防災会議条例第3条第3項の規定に従い、会長の伊藤市長にお願いいたします。
 
【伊藤議長】
 それでは、議長を務めさせていただきますので、議事の進行が円滑に進みますよう、皆様の御協力をお願い申しあげます。最初に、議事録署名人の選出を行います。署名人は議長が指名いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
 
【委員】
 異議なしの声
 
【伊藤議長】
 ありがとうございます。御異議がございませんので、議事録署名人は、井上勉委員と後藤一明委員を指名したいと思いますのでよろしくお願いいたします。
 それでは、議題1「平成29年度春日井市地域防災計画の修正について」を議題とします。事務局より説明してください。
 
【事務局(大橋市民安全課長)】
 今回の地域防災計画の修正といたしまして、地震、風水害等、原子力の3種類の計画を対象としており、要旨において、まず1では地震災害対策計画及び風水害等災害対策計画について主な修正内容をまとめております。(1)では、主に本年5月30日に開催されました愛知県防災会議における愛知県地域防災計画の修正内容と整合を図るもの、また(2)では水防法・土砂災害防止法の改正に伴う修正によるもの、(3)では当市の防災体制の見直し内容を反映するものとして、それぞれ改正の趣旨として記載しております。
 2の原子力災害対策計画の修正につきましては、(1)から(3)までを改正の趣旨として記載しております。
(会議配付資料「〔資料1〕平成29年度春日井市地域防災計画の修正の要旨」、「〔資料1-1〕平成29年度春日井市地域防災計画(地震災害対策計画)新旧対照表(案)」、「〔資料1-2〕平成29度春日井市地域防災計画(風水害等災害対策計画)新旧対照表(案)」、「〔資料1-3〕平成29年度春日井市地域防災計画(原子力災害対策計画)新旧対照表(案)」に基づき、修正内容を説明。)
 以上、「平成29年度春日井市地域防災計画の修正について」を御説明申し上げました。御審議よろしくお願いいたします。
 
【伊藤議長】
 只今、議題1の説明がありました。この会議は、円滑な議事進行のため事前に資料と意見票を送付させていただいております。意見票等の提出があれば、事務局より説明してください。
 
【事務局(大橋市民安全課長)】
 (会議配付資料「〔資料1-4〕委員の事前意見等一覧表(地域防災計画)」に基づき、説明。)
 2名の委員より2点の御意見をいただきました。
 1点目といたしましては、当初の修正案では「災害時には、初期消火を行う、近隣の負傷者、避難行動要支援者を助ける、避難場所や避難所で自ら活動する、あるいは、国、公共機関、県、市町村等が行っている防災活動に協力するなど、防災への寄与に努めなければならない。」とございましたが、「自身の安全を確保できる範囲で」等の文章を入れてみてはどうか、という御意見でした。
 災害対応を行うにあたっては、市民がお互いに助け合う「共助」が大事ではありますが、2次被害を防ぐためにも、「自分の身の安全を確保しながら活動していただくことを明確にすることは必要である」と考えられることから、「自らの安全を確保できる範囲で」を「防災の寄与に努めなければならない。」の前に追加することにより、御意見のとおり修正させていただいております。
 2点目といたしましては、「愛知県広域災害・救急医療情報システム」の名称が「広域災害救急医療情報システム」に変更となったことについての御意見でございます。こちらにつきましても、御意見のとおり修正させていただいております。
 いただきました御意見につきましては、以上のとおりでございます。
 また、今回の修正内容に係る「愛知県地域防災計画」との整合性につきまして、事前に、尾張県民事務所長様に対しまして 御確認をお願いいたしましたところ、御指摘はなかったことを、あわせて御報告させていただきます。
 
【伊藤議長】
 只今、意見票等についての説明がありました。議題1に関しまして、御質問等がございましたら、お願いいたします。
 特に無いようですので、議題1は、原案のとおり承認されたということにさせていただきますので、よろしくお願いします。
 続きまして、議題2「平成29年度春日井市水防計画の修正について」を議題とさせていただきます。事務局より説明ください。
 
【事務局(柘植河川排水課長)】
 今回の平成29年度春日井市水防計画の修正の主な内容といたしましては、組織の改編によるもの、愛知県水防計画との整合を図るための修正及び施設の設置や基準の変更に伴う追記、修正をするものでございます。
(会議配付資料「〔資料2〕平成29年度春日井市水防計画新旧対照表(案)」に基づき、修正内容を説明。)
 なお、「春日井市水防計画」の第12章には、水防訓練を8月までに1回以上実施することと定めております。本年は6月4日に小野小学校を訓練会場といたしまして、小野区民の皆さま、消防団、自衛隊、春日井警察署、市職員等、合わせまして約500名の参加により、水防工法訓練、情報伝達訓練、要配慮者支援訓練、体育館を使用した避難所訓練、また各団体の協力により緊急車両の展示等を行いました。この場をお借りいたしまして御報告申し上げます。今後におきましても、関係団体と連携を図りながら、公共の安全を保持するため水防活動に万全を期してまいります。
 以上、「平成29年度春日井市水防計画の修正について」御説明申し上げました。御審議よろしくお願い申し上げます。以上でございます。
 
【伊藤議長】
 只今、議題2の説明がありました。意見票等の提出があれば、事務局より説明してください。
 
【事務局(柘植河川排水課長)】
(会議配付資料「〔資料2-1〕委員の事前意見等一覧表(水防計画)」に基づき、説明。)
 1名の委員より1点の御意見をいただきました。
 春日井市では、現在避難信号を使用していないのであれば記載を削除してはどうかとの御意見でした。御意見を踏まえ、避難信号を含め出動信号につきましても、現在使用していないことから、項目を削除させていただいております。以上でございます。
 
 【伊藤議長】
  先ほど、説明のあった議題2に関しまして、何か御質問等ありましたらお願いいたします。
 
【田村委員代理】
 先ほど説明のあった地域防災計画の新旧対照表に比べ、水防計画の新旧対照表の文字の大きさが小さく思われます。文字の大きさをそろえてはどうでしょうか。
 
【事務局(柘植河川排水課長)】
 文字の大きさが小さく、申し訳ありませんでした。次回については、文字の大きさをそろえて、見やすい資料を作成してまいります。
 
【伊藤議長】
 貴重な御意見ありがとうございます。その他、何かありませんでしょうか。
 特に無いようですので、お諮りさせていただきます。議題2は、原案のとおり承認することに御異議ありませんか。
 
【委員】
 異議なしの声
 
【伊藤議長】
 ありがとうございます。御異議が無いようですので、議題2については、原案のとおり承認されました。
 続きまして、議題3「平成29年度春日井市防災対策事業について」です。事務局より説明してください。
 
 【事務局(大橋市民安全課長)】
(記載の6項目の防災対策事業について、現状及び今後の予定を会議配付資料「〔資料3〕平成29年度春日井市防災対策事業について」に基づき、説明。)
 
【伊藤議長】
 只今、議題3「平成29年度春日井市防災対策事業について」の説明がありました。何か御質問等がありましたら、お願いいたします。
 
【高木委員】
 2点ほど質問をさせていただきます。
 1つ目は、耐震補強に関する事業について、自身が町内会長をやっている石尾台地区でここの家とここの家が危ないといった情報がわかるのでしょうか。
 また2点目として、災害時応援協定の締結とありますが、ガソリンスタンドやコンビニ等との協定などこの他にもたくさんあるのでしょうか。以上の2点についてお願いいたします。
 
 【事務局(大橋市民安全課長)】
 御質問ありがとうございます。まず1点目は、石尾台地区に限らず、昭和56年5月以前に建てられた旧耐震基準の建物に関しましては、倒壊の危険性があると判定される可能性が高いとされています。目で見て耐震性の判断をするというのは非常に難しいため、これらの建物に対し、耐震診断の実施をお願いしているところであります。
 次に2点目ですが、春日井市では民間事業者様も含めまして、67の災害時に関する協定を締結しております。
 
 【高木委員】
 耐震改修を実施済みの建物かどうか、目で見て判別できたりするのでしょうか。
 また、協定締結先は、どこかで確認できたりするのでしょうか。自主防災会のトップとしては、市がどのような災害時の協定を締結しているのか情報としてもっていると、いざというときに色々な対応がしやすいと考えています。
 
【事務局(大橋市民安全課長)】
 耐震改修について、目で見て判別ということは難しいですが、昭和56年5月以前の建物は、まず耐震診断をしていただきたいと考えております。判定値が1.0未満である建物については倒壊の危険性があるとされ、判定値が1.0以上である建物については、倒壊の危険性が低いとされています。耐震診断の結果を踏まえ、耐震改修の必要性の有無、御自宅の安全性の確認をしていただきたいと考えております。
 また、災害時の協定に関しましては、市のホームページへ掲載しております。
 
【伊藤議長】
 その他御質問等ございますでしょうか。
 
【宇佐見委員】
 御説明のありました防災意識の啓発のために実施される外国人地震講習会についてですが、県内でも珍しく先進的な取組だと思います。地域防災計画内で要配慮者対策として位置づけられ実施しているものと思いますが、春日井市における現在の外国人の人数と、この講習会がいつ頃から開催され、何名程度の外国人の方々が御参加されたのか教えていただければと思います。
 また、この講習会は日本語で行われているのか、それともその他の言語で行われているのか、その場合、ボランティア団体等の協力を得て実施しているのか、これらにつきましても合わせて教えていただければと思います。
 
【事務局(長谷川市民安全課長補佐)】
 春日井市における外国人の人数につきましては、現在資料確認中のため後ほど御回答差し上げます。
 外国人地震講習会は、平成20年度から実施しており、平均して毎年50名から60名程度の外国人の方々に御参加いただいております。こちらにつきましては、日本語講座を実施している団体様と協力いたしまして、初歩的な日本語がわかる外国人の方を対象とし実施しておりますが、参加される外国人の方の御友人等で日本語の全くわからない方にも実際には御参加いただいております。その際には、日本語講座を実施しているボランティア団体の方に通訳をお願いしまして、保存食であるアルファ化米の作成、災害ボランティアコーディネーター連絡会様に実施していただく寸劇を交えた簡単な地震時の身を守る方法、起震車の体験、また心肺蘇生の方法等、一緒に受講していただいております。
 
【宇佐見委員】
 どうもありがとうございます。外国の方々は、地震を経験したことがない方も多いので、このような試みが非常に大事だと考えます。また、愛知県の国際交流協会でも、地震に備えるパンフレットを複数の言語を用いて作成しておりますので、御参考にしていただければと思います。
 
【伊藤議長】
 ありがとうございます。その他、事務局からよろしいでしょうか。
 
【事務局(長谷川市民安全課長補佐)】
 先ほど御質問の中にありました、春日井市における外国人の人数ですが、平成29年10月1日現在で約6,800人となっております。
 
【伊藤議長】
 その他何かよろしいでしょうか。 様々な御指摘、またそれぞれの御立場から大変貴重な御質問等ありがとうございました。 その他、事務局からありますか。
 
【事務局(大橋市民安全課長)】
 特にございません。
 
【伊藤議長】
 特に無いようですので、以上をもちまして、本日の予定をすべて終了させていただきます。ここで議長の職を降りさせていただきます。皆様の議事の進行に対する御協力に感謝申し上げます。どうもありがとうございました。
 
【福慶総務部長】
 詳細に渡り、御審議いただき、誠にありがとうございました。 これをもちまして、平成29年度春日井市防災会議を終了いたします。委員の皆様におかれましては、お疲れ様でございました。お帰りの際は、交通事故等にあわれぬようお気をつけください。
 なお、委員の皆様の机の上においてございます地域防災計画及び水防計画の冊子につきましては、昨年度、委員の皆様にお配りしたものと同じではありますが、もしよろしければ御持ち帰りください。本日は本当にありがとうございました。

 

 上記のとおり、春日井市防災会議の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、議長及び出席委員のうち2名が署名する。

平成29年11月14日

議長   伊藤 太

署名人  井上 勉

署名人  後藤 一明

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