愛知県警察本部からの届出等について（廻間町）

（経過）

　平成22年5月14日付けで愛知県警察本部から愛知県警察学校の射撃場敷地内の土壌汚染に関して、県民の生活環境の保全等に関する条例（以下、「県条例」という。）第40条に基づく汚染の拡散防止のための応急措置等の届出がありました。

　22年12月10日、23年4月19日には、警察学校が新たに実施した土壌汚染調査により、警察学校敷地内における射撃場周辺土地において土壌汚染が確認された旨の報告がありました。

　23年7月14日には、警察学校が更に範囲を広げて実施した土壌汚染調査では、新たな汚染は確認されず、射撃場周辺土地の土壌汚染の範囲が確定したとの報告がなされています。

1　事業所名　愛知県警察学校

2　所在地　春日井市廻間町703番地

3　調査の実施年月日

1. 射撃場敷地　　（平成22年5月14日届出）  ：平成21年9月15日～平成22年2月26日
2. 射撃場周辺土地（平成22年12月10日報告）：平成22年8月2日～平成22年8月19日
3. 射撃場周辺土地（平成23年4月19日報告）  ：平成23年1月7日～平成23年3月15日

4　調査項目

　鉛及びその化合物（鉛を含む弾丸を射撃場で使用）

5　土壌・地下水の調査結果

（1）射撃場敷地（平成22年5月14日届出）

	特定有害物質	測定結果最大値	基準値	単位
土壌溶出量	鉛及びその化合物	0.053	0.01	mg/L
土壌含有量	鉛及びその化合物	12,000	150	mg/kg

（2）射撃場敷地周辺（平成22年12月10日報告）

	特定有害物質	測定結果最大値	基準値	単位
土壌溶出量	鉛及びその化合物	0.026	0.01	mg/L
土壌含有量	鉛及びその化合物	110	150	mg/kg

（3）射撃場敷地周辺（平成23年4月19日報告）

	特定有害物質	測定結果最大値	基準値	単位
土壌溶出量	鉛及びその化合物	0.17	0.01	mg/L
土壌含有量	鉛及びその化合物	780	150	mg/kg

（1）～（3）のいずれの調査においても、調査項目の地下水は基準値以下。

6　措置の内容

　汚染が判明した射撃場敷地は建物が引き続き建っており、また、射撃場周辺土地は舗装措置が実施されていることから、汚染土壌の飛散や雨水浸透等による地下水汚染の拡散の防止措置が実施されています。

　愛知県警察本部は、定期的に地下水の水質を測定し、土壌の汚染が地下水へと拡散していないことの監視を継続して実施されています。

7　市としての対応

　市は、愛知県警察学校による汚染土壌の管理、地下水質の定期的な測定が適切に実施されるよう監視・指導していきます。