第1回春日井市総合計画審議会議事録

ページID 1007074 更新日 令和6年1月31日

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1 開催日時

平成28年7月6日(水曜日)午後3時15分~午後5時

2 開催場所 

春日井市役所 第3委員会室

3 出席者

委員

  • 公募委員 秋山 普史
  • 公募委員 伊藤 昭彦
  • 春日井市文化協会 会長 犬飼 真紀子
  • 公益財団法人春日井市スポーツ・ふれあい財団 理事長 井村 茂則
  • 公募委員 岩下 昌道
  • 公募委員 勝 昭雄
  • 公募委員 河原 吉矢
  • 春日井市婦人会協議会 会長 熊谷 三映子
  • 春日井市社会福祉協議会 会長 黒田 龍嗣
  • 春日井市区長町内会長連合会 会長 高木 洋一
  • 春日井市老人クラブ連合会 会長 高塚 徳夫
  • 名古屋学院大学 講師 田中 智麻
  • 椙山女学園大学 准教授 谷口 功
  • 春日井市保育連盟 会長 長岡 龍男
  • 公募委員 中島 亮
  • 中部大学 教授 中津 道憲
  • 春日井市東部ほっとステーション運営協議会 会長 南部 哲男
  • かすがい環境まちづくりパートナーシップ会議 会長 二宮 久夫
  • 公募委員 二村 みどり
  • 春日井市医師会 会長 福井 雅子
  • 春日井商工会議所 会頭 松尾 隆徳
  • 中部大学 講師 松村 亜矢子
  • 春日井市小中学校PTA連絡協議会 会長 水戸 勤
  • 春日井市安全なまちづくり協議会ボニター連絡会 代表 藪木 聰博

事務局

  • 企画政策部長 前川 広
  • 企画政策課長 勝 伸博
  • 同課長補佐 田口 純
  • 同課企画担当主査 亀田 浩史
  • 同課主任 欄 穂高

4 議題

  1. 春日井市総合計画の概要について
  2. 春日井市総合計画審議会の進め方について
  3. その他

5 会議資料

6 議事内容

議事に先立ち、委嘱状の交付、市長挨拶、会長・副会長の選出及び諮問を行った。

  1. 春日井市総合計画の概要について
    【事務局】
    資料2、資料3に基づき説明
    【中津会長】
    会議は公開とし、議事録は要点筆記として委員全員の確認後、会長と松尾副会長が署名。
    【岩下委員】
    議事録は公開になるのか。審議の中で、意見が割れる場合がある。そのような場合の表記はどうなるのか。
    【事務局】
    議事録はホームページ等で公開する。審議の中で出た意見を意図的に消すことはない。
    【秋山委員】
    総合計画策定では、市民意見の吸い上げが非常に重要である。市民がいつでも意見を投稿できるアンケートBOXのようなものを市の施設やショッピングセンターに常設するなど、できるだけ多くの市民の意見を吸い上げる手段を検討してみてはどうか。電子媒体は若者には利用しやすいが、高齢者が意見を出しやすい形を考えられないか。
    【事務局】
    ワークショップの実施に注力しているが、常に意見を吸い上げる仕組みについて一度事務局で検討したい。
    【高木委員】
    市民意識調査の方法を教えてほしい。
    【事務局】
    市で実施しているが、とりまとめの一部は委託している。18歳以上の市民12,000人に対して、返信用封筒を同封して調査票を郵送する。今回のアンケート調査は、第五次総合計画への評価と新たな総合計画の策定に向けた意見を同時に吸い上げられるように進めている。
    【中津会長】
    回収率の見込みは。
    【事務局】
    期待も込めて45%を見込む。質問数が多くなれば回収率が下がる傾向があるため、適切な質問数を心掛けている。
    【高木委員】
    第五次総合計画を各項目別に評価し、その結果をスタートとして新たな総合計画の策定を進めていくということか。
    【事務局】
    第2回の総合計画審議会では第五次総合計画の検証を予定しており、アンケート調査の状況と市民ワークショップで吸い上げた意見を提示する。
    【勝委員】
    市民意識調査は小中学生を対象としているが、高校生と大学生も含めてはどうか。
    【事務局】
    グループインタビューで吸い上げていく。また、本審議会の委員には大学生が2名入っている。
    学生の意見は、これからのまちづくりにとって大変重要である。グループインタビューによって、なるべく生の声を集中的に吸い上げていきたい。
    【岩下委員】
    意見を集約するだけではなく、総合計画に反映することが目的である。集約した意見は、現在の総合計画の48項目にどのように落とし込むのか。
    【事務局】
    現行の第五次総合計画では、「人と地域が輝き、安全安心で躍動する都市」が将来像で、その下に6つの目標、さらにその下に48の施策がある。今回様々な方から意見を聞こうとしているのは、この将来像を変えるべきかどうか、6つの目標が現状とずれていないかを検証する材料を集めるためである。集約した意見をもとに、まずは、将来像と目標で構成する基本構想という、平成30年からスタートする春日井市のまちづくりの方向性を決めることになる。
    【藪木委員】
    地元の小学校の先生から「『こういったまちにしたい』ということを話し合う授業をした」と聞いたが、出張授業のことか。
    【事務局】
    出張授業である。小学校側の協力を得て、総合的な学習の時間等を活用して実施している。
    【南部委員】
    48の施策について、第一次総合計画と比べて数は増えたのか、内容はどの程度変えてきたのか。
    【事務局】
    第一次における施策数は30程度だった。まちづくりの対象領域は細分化される傾向にあり、現状の48施策になったのではないか。次回までに第一次からの流れがわかるものを用意する。
    【中津会長】
    春日井市は面積も広く、人口は30万を超え、家族構成も様々であるため、地区別に異なった対応も必要。アンケート回答者の住まいや家族構成、障がい者の有無、独居老人かどうかの把握は可能か。
    【事務局】
    性別、年齢、居住中学校区、居住年数、職業、通勤通学先にてクロス集計している。また、障がい者手帳の所持者を対象とした質問もある。60歳以上という回答項目はあるが、独居世帯かどうかは聞いていない。
    【中津会長】
    春日井市の人口構成は、今までは幸せなステージだったが、これが永遠に続くわけではない。そういったことも施策に取り込む必要がある。
    【松村委員】
    小学生を対象としたアンケートは、分かり易いものなのか、対象学年は。
    【事務局】
    小学5年生と中学2年生を対象としている。調査票は設問数が多くならないよう、11問で構成しており、ふりがなをふったり、事前に先生の意見を聞くなど配慮している。
    【松村委員】
    市民ワークショップ「TALK&CAFE」について、1回目の参加人数は。
    【事務局】
    参加者は41名。無作為抽出で案内を出した250名の方については参加されなかった。参加者の内訳は、町内会、その周辺の校区から11名、チラシを見た方などが30名だった。
    【松村委員】
    参加者が関心のある方のみとなると、意見の片寄りが心配。募集の方法も検討する必要がある。
    【勝委員】
    総合計画策定にあたり、他都市や諸外国の先進的な総合計画を参考にしてはどうか。
    【事務局】
    何をもって先進的とするのかということもあるが、例えば、神奈川県藤沢市は総合計画を廃止している。多治見市では、前市長の時に綿密な総合計画を策定し、今でもそのDNAが繋がっている。春日井市は、昨年職員対象のワークショップを実施したが、総合計画を仕事に活かしたという若い職員はほとんどいなかった。総合計画を策定しても、活用されなければ意味がないため、読みやすい総合計画を作っている自治体が増えている。
    【松尾副会長】
    総合計画は行政からまちづくりの方向性を示すことが目的であるが、市民はどこまで理解しているのか。これまでのアンケートの結果では、総合計画について市民への浸透度、市民からの期待度はどの程度だったか。
    【事務局】
    市民の感覚の把握については、我々職員にとって最も重要なことである。アンケート調査やパブリックコメントなどの制度は用意されているが、市民の感覚を肌でとらえることは不得手である。そこで、今回の計画は、市民参加はもとより、総合計画の策定の段階から職員が現場に出て、市民の感覚を肌で吸収し、その思いが策定後も途切れないように、最後の評価の段階まで持っていくかということが肝だと考えている。厳しい目で叱咤激励していただいたうえ、市民の意見をどう取り入れるか、また策定後はどう評価すればいいのかというところまでご意見をいただきたい。
    【伊藤委員】
    引きこもりのような弱い子たちの意見も総合計画に反映していただきたい。
    【事務局】
    そういった方たちを見守っている団体にグループインタビューを行い、意見を吸い上げていきたい。
    【中津会長】
    グループインタビューは密度濃く実施されるのか。
    【事務局】
    本審議会の委員の方々が所属する団体は割愛し、他の団体で実施を検討している。実施先等についてご意見をいただきたい。
    【南部委員】
    これからの10年では、町内会活動は、昔の大家族制度のように地域の中で助け合わなければいけない。そうした中、町内会長、民生委員、医者などが参加している地域ケア会議での意見を吸い上げることが重要。また、親と子の両方へのインタビューや、住民と町内会役員の両方にアンケートを実施することで、より効果的なものになるのではないか。
    【事務局】
    第五次総合計画への評価のアンケートは、設問が固定されており、自由がきかないところがある。しかし、新たな総合計画では、市民意識調査の設問を変えることができるので、対象者等も新たな切り口で検討していきたい。
    【谷口委員】
    「基本構想の策定義務」と「議会の議決要件」がなくなったことは、基本構想が格下げされたということではない。法定義務がなくなったゆえに、自治体の力量及び市民の成熟度が問われるということであり、逆に、非常に意味が重くなったと思う。
    職員が総合計画を十分に活用できていないと反省されていたが、もちろん大いに反省すべきである。策定スケジュールに行政内部の予定も示してほしい。策定された総合計画が活用されていないといったことを防ぐためにも、各部署が行政としてどういった社会にしていきたいのかという考えを出していただきたい。それを受ければ市民も、そういった考えを持つ行政に対して、自分に何ができるのかを言えると思う。市民に丸投げではなく、行政として責任ある提案を期待したい。
    【事務局】
    行政としてどうしたいかという思いを整理して、審議会の場で皆様とキャッチボールができるようにしていきたい。
  2. 春日井市総合計画審議会の進め方について
    【事務局】
    資料4に基づき説明
    【岩下委員】
    第五次総合計画を検証し、次期総合計画の策定方針の策定に進むということだが、そのタイミングが一番重要だと思っている。委員の知見や経験に基づいた意見を吸い上げ、次期総合計画に反映するタイミングがいつなのかを教えてほしい。
    【事務局】
    委員の方々には次期総合計画策定に向けたアイデアを常に出していただくことで、その都度返答するといったキャッチボールをしたい。
    【谷口委員】
    審議会は7回予定されているが、審議が尽くされなかった場合、審議会の追加開催があると判断してもよいか。
    【事務局】
    11月の「基本構想骨子案」などのように大きなタイムスパンは決まっている。7回でなければならないということではないが、2年間で策定したい。
  3. その他
    【事務局】
    配付物等説明・補足説明
    【松尾副会長】
    第五次総合計画は29年度で終了となるが、第45次実施計画についてはローリングすることによってその先も見ているということか。
    【事務局】
    総合計画を構成する基本構想、基本計画、実施計画の中の実施計画であって、毎年更新している。ご意見のとおり、常に向こう3年間を見ている。
    【松尾副会長】
    次期総合計画も実施計画からかけ離れたらいけないということか。
    【事務局】
    実施計画は個別具体的な事業だが、基本構想の方向性が変われば、実施計画の中身も変える必要がある。
    【中津会長】
    意見がなければ、今日の議事はこれで終了とする。

上記のとおり、第1回総合計画審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び副会長が署名する。

平成28年8月18日

会長 中津 道憲
副会長 松尾 隆徳

 

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