第3回春日井市総合計画審議会議事録

ページID 1007076 更新日 令和6年1月31日

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1 開催日時

平成28年11月9日(水曜日)午後3時~午後5時

2 開催場所 

春日井市役所 3階 301・302会議室

3 出席者

委員

  • 公募委員 秋山 普史
  • 公募委員 伊藤 昭彦
  • 公益財団法人春日井市スポーツ・ふれあい財団 理事長 井村 茂則
  • 公募委員 岩下 昌道
  • 公募委員 勝 昭雄
  • 公募委員 河原 吉矢
  • 春日井市婦人会協議会 会長 熊谷 三映子
  • 春日井市社会福祉協議会 会長 黒田 龍嗣
  • 春日井市区長町内会長連合会 会長 高木 洋一
  • 春日井市老人クラブ連合会 会長 高塚 徳夫
  • 名古屋学院大学 講師 田中 智麻
  • 椙山女学園大学 准教授 谷口 功
  • 公募委員 中島 亮
  • 中部大学 教授 中津 道憲
  • 春日井市東部ほっとステーション運営協議会 会長 南部 哲男
  • かすがい環境まちづくりパートナーシップ会議 会長 二宮 久夫
  • 公募委員 二村 みどり
  • 春日井市安全なまちづくり協議会ボニター連絡会 代表 藪木 聰博

欠席者

  • 春日井市文化協会 会長 犬飼 真紀子
  • 春日井市保育連盟 会長 長岡 龍男
  • 春日井市医師会 会長 福井 雅子
  • 春日井商工会議所 会頭 松尾 隆徳
  • 中部大学 講師 松村 亜矢子
  • 春日井市小中学校PTA連絡協議会 会長 水戸 勤

事務局

  • 企画政策部長 前川 広
  • 企画政策課長 勝 伸博
  • 同課長補佐 田口 純
  • 同課企画担当主査 亀田 浩史
  • 同課主任 欄 穂高

4 報告事項

平成28年度市民意識調査結果の概要について

5 議題

次期総合計画の構成について

6 会議資料

7 議事内容 (報告事項)

【事務局】
 資料2,3,4に基づき説明
【中津会長】
 前回の審議会で次期総合計画の方向を示す案を要望する提案があり、事務局で次期総合計画の体系図、構成イメージを作成した。
【岩下委員】
 次期総合計画の体系図、構成イメージはわかりやすくまとめられている。提案を3点述べる。
 提案の1点目は、まちの将来像を「安心安全で日本一子育てしやすいまち春日井、日本一高齢者の住みやすいまち春日井を市民協働によってつくり上げる」としてはどうか。春日井にはずば抜けたものがなく、精神的ランドマークとなるものを作りたい。市民意識調査の今後重要な分野の結果に沿った内容であり、基本目標、重点施策とも整合がとれ、市民からもわかりやすい。
 2点目は「市民協働」という言葉の位置付けの明確化。市民活動の全ての事柄は市民協働に絡むことであり、より明確化するためにも市民協働の概念を基本計画に織り込む必要がある。市民が主役の自治を実現する春日井市でありたいと考え、次期総合計画の構成に「市民・地域団体・市民活動団体・事業者・大学及び市との協働によるまちづくりを目指す」という文言を明記してほしい。
 3点目は、次期総合計画の体系図に「効果的で効率的な自立した都市経営のまち」を設けてほしい。この体系図からは現行の基本構想にある「効果的で効率的な自立した都市経営」の項目が消えているが、効果的で効率的な自立した都市経営のまちを作り上げるためには、市長、市役所、市議会等の公の活動が見える化され、市民がチェックできる仕組みが必要であり、総合計画の根幹として外せない項目である。
【事務局】
 提案の1点目の将来像について、提案のひとつとして受け止めたい。市としても子育てしやすく高齢者が住みやすいまちづくりを進めている。2点目の市民協働は、市民活動や町内会等の組織に対する支援のあり方を含め、表現を工夫したい。3点目、現行の総合計画の目標6は、各目標を横断する形で記載したい。
【中津会長】
 「効果的で効率的な自立した都市経営」に関して、行政改革は概ね各自治体の基本構想に含まれ、現行の総合計画にも入っていることから、基本構想に含む方向で検討してはどうか。
【事務局】
 基本構想から全くなくすということではなく、「本市を取り巻く社会情勢、現状と課題」の中で財政状況をしっかり分析し、「行政運営の考え方」で、財政状況を踏まえ、都市経営が全てのまちづくりの土台となるという考え方を示したい。
【岩下委員】
 大切なのは縦串と横串の両方であり、どちらかだけではいけない。行政の働きやすさにも関わってくることで、体系図から外れるかどうかは重要なことである。
【事務局】
 総合計画として不備のないような表現を検討したい。
【藪木委員】
 体系図は集約されたシンプルなデザインでわかりやすく、賛成である。協働について、これまでは行政主体の市民を巻き込んだ協働だった。これからの魅力あるまちづくりは、各地域で様々な人たちが立ち上げていくものであり、行政にはそうした人材の育成をしてほしい。
【事務局】
 現在行政が行っていることを今後は再び地域にお願いし、それを支援するという形が行政のとるべきスタンスだと考える。
【高木委員】
 基本目標の「未来に輝くまち」という言葉からは先進的なことに取り組んでいるイメージを受けるが、記載内容は都市整備や産業の活性化などであり、新しい取り組みがないことが残念。また、資料4の6ページに「充実した交通網を活かした」とあるが、市民意識調査では交通に対して満足という回答は出ていないため、この表現は腑に落ちない。
【事務局】
 「未来に輝くまち」は、現在の暮らしやすさを将来に引き継ぐということをイメージしている。「充実した交通網を活かした活発な産業」は、産業分野では、陸路・鉄道・高速道路・空路を活用できる企業立地を利点と捉え、充実した交通網という表現を使っている。市民意識調査での「交通の利便性が悪い」という意見は、地区特性を見極めた上で、公共交通に関する施策に反映していきたい。
【南部委員】
 「子どもの笑顔があふれるまち」になるためには、高齢化が進む中、高齢者が子育てに対し理解を示す必要がある。体系図のキーワードの「世代間交流」は、分野別の方向性にも入れるべきではないか。
【中津会長】
 南部委員に賛成である。「子どもの笑顔があふれる」ためには親の笑顔も必要であり、新しいコミュニティを社会インフラとして形成すべきであり、そうした要素も組み込んでもらいたい。
【勝委員】
 体系図の基本目標について、施策に沿った表現として、「安全・安心なまち」は「健康で安全・安心なまち」に、「子どもの笑顔があふれるまち」は「子どもと高齢者の笑顔があふれるまち」に、「仲良く楽しいまち」は「手をつなぎ思いやりのあるまち」にしてはどうか。「未来に輝くまち」も実質的には生活しやすいまちということなら「暮らしやすいまち」に変えてはどうか。資料4の「市民ができること」という記載は非常によい。そこで、(6)に「行政が支援できること」を追加してはどうか。
【谷口委員】
 基本目標はまだ検討の余地がある。「子どもの笑顔があふれるまち」では高齢者が子どもの声がうるさいという話もある。そこで「子どもの笑顔があふれる寛容なまち」ではどうか。「仲良く楽しいまち」だと何が楽しいのかわからないため、具体的に「仲良く多様性を認めるまち、共生できるまち」に、「未来に輝く」も人づくりや文化のような具体性が見える言葉を付けるとよい。
【伊藤委員】
 体系図はわかりやすくすっきりしており、賛成である。社会経済情勢と人口推計を反映させることもとてもよい。人口推計を見ると、2020年には人口がピークを迎え、2040年には2万人減少する一方、高齢者人口は急増していく。時間軸を考慮した基本構想を掲げるには、右肩下がりの現実に即した指標を入れてはどうか。
【事務局】
 人口減少を課題と捉えるか現象と捉えるかで表現が変わってくるため、先進的な自治体の事例を参考にして資料を作成したい。
【中津会長】
 今後10年で人口や高齢化率はどんな変化があるのか、統計資料から数字を出すとよい。10年先を考えれば「未来に輝くまち」が違う言葉になるかもしれない。名古屋のベッドタウンであること、東濃地域に至る昔からの伝統・文化・産業を持っていることなど、春日井市の特徴を活かして地域の発展のために何をすべきかが盛り込まれると骨太の基本構想になる。
【藪木委員】
 市民の描くイメージや社会経済情勢をベースにしており、目標はあまり形容詞を付けずシンプルでわかりやすいものにしたい。
【中津会長】
 わかりやすさは第一。小学生でも大人が少し説明すればわかる言葉までは許容される。
【秋山委員】
 「安全・安心なまち」は自治体として取り組む必要があるが、それ以外で重要なのは子どもの施策である。「子どもの笑顔があふれるまち」は非常によい目標だが、もうひとつ、いじめ対策の追加を検討してほしい。
【河原委員】
 インターネットなどによりいじめが多様化し、対処が難しくなっている。こうした問題への対策が重要になる。
【田中委員】
 体系図として、わかりやすく市民に理解されるようになっている。将来の収入や財政について示すことで、今後の状況がわかりやすくなり、「未来に輝くまち」につながってくる。また、総合計画を浸透させるためにも、わかりやすさは大切である。
【谷口委員】
 わかりやすさは重要だが、わかりやすさを求めると漏れが出てくる。逆に漏れてしまう部分を見える様にすることが重要である。
【井村委員】
 あまり多くを基本目標に入れるより、イメージが湧くぐらいでよい。ただ、「未来に輝くまち」はイメージが湧かないため、産業・人・自然による活気という意味で「活気があふれるまち」ではどうか。
【中津会長】
 意見も出尽くしたようなので審議はこのあたりで終了する。

9 その他

【事務局】
 次回は、基本構想と基本計画の骨子案を示したい。委員には、複数グループに分かれ、テーマごとに議論していただきたい。
【中津会長】
 次回審議会はグループ形式としたい。また、これまで当審議会は原則公開として開催しているが、次の会議については、公開することにより率直な意見の交換が損なわれ、円滑な運営に支障が生じるおそれがあるため、非公開とする。意見がなければ、今日の議事はこれで終了とする。

上記のとおり、第3回総合計画審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及びあらかじめ指定する委員が署名する。

平成29年2月16日

会長 中津 道憲
委員 黒田 龍嗣

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