令和2年度第3回春日井市図書館協議会議事録

ページID 1022408 更新日 令和2年11月15日

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1 開催日時

令和2年8月28日(金曜日)午後2時から

2 開催場所

春日井市役所 3階 301・302会議室

3 出席者

(会長)

小中学校校長会           内匠 育代

(委員)

小中学校校長会           竹田 博之

子ども会育成連絡協議会       佐藤 裕子

生涯学習指導員           川越 慎一

図書館ボランティア         飯塚 富惠

図書館ボランティア         小林 静子

婦人会協議会            熊谷 三映子

小中学校PTA連絡協議会       丸山 聖司

中部大学              高井 真珠代

金城学院大学            薬師院 はるみ

(事務局)

教育長               水田 博和

文化スポーツ部長          上田 敦

図書館長              田中 裕子

図書館長補佐            四ツ倉 光一

サービス・啓発担当主査       石橋 修

資料担当主査            山口 美春 

(傍聴者)
2人

4 議題

  1. 春日井市子ども読書活動の現状と課題について
  2. 「第4次春日井市子ども読書活動推進計画」(骨子案)について
  3. その他

5 会議資料

6 議事内容

(1)春日井市子ども読書活動の現状と課題について
【事務局】
 会議資料1、会議資料2、会議資料3に基づき説明した。

 15分間休憩。

【薬師院委員】
 質問というよりも意見になるが、アンケートの質問項目について、例えば資料1の3ページにある「Q2.あなたは、お子さんに本を読んであげたり、お子さんと一緒に本を読むことがありますか。」という問いの答えの選択肢が、「毎日読んでいる」、「1週間に3回以上読んでいる」、「1週間に1回以上読んでいる」の次がすぐに、「読んでいない」となっているが、それほどの頻度でなくても例えば2週間に1回読んでいるような人は、答える選択肢が無い。同じように、4ページにある「Q5.図書館や公民館などの図書室をどの程度利用しますか。」という問いには、「2か月~3か月に1回程度利用している」の次が「利用していない」になる。4か月に1回利用しているような人は、「利用していない」を選択することになる。また、気になったものが、30ページの「Q10.本を読むことは何の役に立つと思いますか。」という問いの答えが「ア.生活が楽しくなる」・「イ.知らなかったことがわかるようになる」・「ウ.感じる力や考える力、伝える力などが身につく」の他に、「役に立たない」と「わからない」しかない。役に立つとは思っているけれど、ア・イ・ウではないと考えている人は「役に立たない」か「わからない」を選ぶしかなくなってしまう。そういった設問がいくつかあり、例えば読書が役に立つと思っている率のポイントを下げてしまっている要因になっているかと思う。
 また、資料3の5ページで、読書が好きな児童・生徒について、小さいころに読み聞かせをしてもらった経験があることが、読書好きになることに影響を与えていると結論を出しているが、本来は結論を出すためには、感覚的な話ではなく、クロス集計をするとか数値で示さなければ出てこないと思う。アンケートの質問の立て方や結論の出し方を、次にアンケートを取るとき等は工夫すると良いと思った。
【飯塚委員】
  このアンケートは、6月に取っているものなので、子どもたちにとっては学校が休校している間の5月中の読書等について回答していると思う。普段とは少し違う数値が出ているのではないかと思うが、そのあたりを事務局はどのように解釈しているか伺いたい。
 また、アンケートの対象となった5校の小学校は、どのように選んだのか伺いたい。
【事務局】
 まず、アンケートの項目については、前回の第3次計画と比較する目的もあり、前回のアンケート項目を基本的に引き継いでいるため、今回もこのような形とさせてもらった。今後、薬師院委員の意見を参考にし、次回の計画や外部の調査に改善を加えていきたいと考えている。
 次に、飯塚委員からの質問だが、5月に学校が休校しているといないとでは結果が変わってきていると考えている。小学生の不読率は前回2%台だったが、今回は12.3%と、大幅に本を読んでいない率が上がってしまっている。これは、学校での読書活動の機会が減ったためだと考えている。
 アンケートの対象に選んだ学校の基準は、市内の37校の小学校と15校の中学校の中で、それぞれ各地区、例えば西、東、中央といった市内の地区を万遍なく取り入れる形で選んだ。
【飯塚委員】
 5月中に何冊本を読んだかという問いの結果を見て、こんなにも読んでいるのかと思った。小学校3年生は、大きな字でページ数も少ない本だと思うので、11冊以上読むことはできると思う。しかし、例えば中学生がこんなにも本を読んでいるのは、5月の休校のせいなのか、普段はどうなのだろうと疑問に思った。もし、普段からこんなにも本を読んでいるのならば、春日井の子は本をしっかり読んでいるのだと感心した。
【事務局】
 もっと具体的に検討しなければならないが、中学生になると学校が休校していることで、部活や課外活動がなくなり、時間ができて本を読み出したということもあると考えられる。アンケートの中で、部活動等が忙しいことが原因で読書をする時間がないと挙げている人も多かったため、ひとつの要因ではないかと考えている。

(2)「第4次春日井市子ども読書活動推進計画」(骨子案)について
【事務局】
 会議資料4に基づき説明した。
【佐藤委員】
 3ページの「2.市図書館などの読書環境の整備・充実」の「目指す目標値」にある、「調べ学習に関する支援」とは、どのようなことを指しているのか。
【事務局】
 調べ学習の支援の主なものとして、学校が授業で図書館の本を借りて学習したいというときに、通常の貸出とは違って貸出冊数等を増やした団体貸出を行っている。それを利用して、子どもたちに図書館の本を使って調べ学習をしてもらうということをしている。
【薬師院委員】
 団体貸出も含めて学校への調べ学習の支援について、資料3の7ページの(5)で、「図書館が「調べ学習」への支援をしていることを認識していない学校もありました。」とあるが、今の回答を聞くと、学校の先生から団体貸出をしてほしいという図書館への要望を受けて、図書館は本を貸出していると思われるが、調べ学習への支援をしていることを認識していないのであれば、要望があるはずがない。その点については、どのように対策を立てているのか。
【事務局】
 今回のアンケートで、小学校から、市の本を貸してくれる制度があると良いという回答があったため、おそらく団体貸出の制度を知らないということだと判断した。対策としては、学校あてに文書や資料を送ったり、先生方が集まる会等で、説明や周知ができたらと考えている。
【飯塚委員】
 調べ学習に関する支援は、第3次計画のときにもやっている。前回のときから比べても、調べ学習の支援を受けている学校数がそれほど増えている訳ではない。今回、調べ学習の支援の目標値を20件とすることは、とても良いことだと思う。
 実は、第3次計画の策定のときにも携わっていたが、そのときにも調べ学習の本を図書館で貸してもらえることは良い制度だと意見を述べた。そして、広く支援の制度を知ってもらうためには、学校の先生に知っていただかなければならないと話した。学校図書館教育研究会の先生方とも密接な関係を持って情報を流す等、当事者だけでなくいろいろな方面の協力を得ないと、周知はできないと思う。
 実現は難しい話ではあるが、前回の策定のときにも、例えば学校からこの関連の本が読みたいという要望が出たら、図書館の方でバス1台にその関連の本を詰めて、学校に出向いてくれるととても調べやすくて良い、という提案をしたこともあった。図書館と学校の、密接な連携をお願いしたいと考えている。

(3)その他
【事務局】
 第2回協議会の際に指摘のあった事項について、改善した旨を報告した。
 委員からの質問・意見はなし。

 午後3時10分に協議会を終了した。
     
 上記のとおり、令和2年度第3回図書館協議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、議長及び出席者1人が署名する。

         令和2年10月2日  

議長 内匠 育代 

署名人 川越 慎一    

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