円福寺
養老7年(723年)草創の縁起をもち、建武2年(1335年)の「雜訴決断所牒」にも出てくる古刹です。現存する観音堂は天正年間の兵火後再建されたもので、明暦3年(1657年)の棟札銘があります。構造は単層一間向拝付、桁行三間、梁間四間、銅板(修理前棧瓦)葺、寄棟造りとなっており、近世初頭の寺院建築の代表といえます。
奉納されている篠木合宿絵馬は、篠木荘33ヶ村から熱田神宮(永禄1558年~1569年のころから竜泉寺)に奉納された馬之塔の祭礼風俗を描いたもので、この種の絵馬には珍しく胡粉(貝殻を焼いた粉末の白色顔料)を用いて描かれています。
交通手段
- 電車・バス
- JR中央線高蔵寺駅から名鉄バスコロニー行、内々神社行、桃花台センター行「円福寺前」下車、かすがいシティバス東環状線「 円福寺前」下車
- 住所
- 〒487-0034 春日井市白山町9丁目1番地3
電話0568-91-6500