覚明霊神誕生地
覚明霊神は、享保4年(1719)現在の牛山町で生まれました。俗名を丹羽仁右衛門(にわじんうえもん)といいます。20代で出家し、四国の霊場を幾度も巡礼するなど修験者として厳しい修業を続けていた覚明は、7回目の巡礼中の明和3年(1766)、高知県の山中で法力を得て、覚明という名と鉦鈷石(しょうこいし)を授かりました。その際「信濃国の御嶽山を開け」という神のお告げを受けて郷里に帰った覚明は、まず恵那山を開き、ついで後御嶽山開山をめざしました。村の庄屋などから激しい迫害を受けましたが、覚明はそれに屈することなく、天明5年(1785)ようやく御嶽山開山を果たしました。現在誕生地には、覚明霊神像や産湯の井戸などがあり、覚明霊神史蹟保存会が遺徳の顕彰に努めています。
交通手段
- 電車・バス
名鉄小牧線間内駅下車徒歩10分、かすがいシティバス北部線「天神社南」下車徒歩1分
- 住所
春日井市牛山町431番地