味美二子山古墳
味美二子山古墳は、春日井市で最大の規模を誇る、盾形の周溝をもった墳長94メートルの前方後円墳です。昭和11年に国の史跡に指定されました。
平成3・4年に公園整備に伴う発掘調査が行われ、現周溝の外側に溝が確認されました。溝からは大量の埴輪や須恵器が出土しました。円筒埴輪をはじめ人物・馬・家などの形象埴輪や、高坏・器台などのほか、脚付四連坏・子持蓋付脚付壺の特殊な形の須恵器が出土しています。出土の集中する箇所が墳丘造り出し部分の延長上にあたることから何らかの祭祀が行われたことが推定されます。
二子山古墳の築造年代は、出土した埴輪や須恵器などから6世紀前葉(約1500年前)と考えられます。
また、隣接して御旅所古墳(円墳、直径31メートル)、白山神社古墳(前方後円墳、墳長84メートル)があります。
交通手段
- 電車
- 城北線味美駅から徒歩10分
- バス
- かすがいシティバス西環状線「二子山公園」下車
- 所在地
- 春日井市二子町2丁目11-5・6