BCG
結核は、日本で今でも1万5千人程の患者が毎年発生する感染症です。BCG接種は、結核性髄膜炎や全身性結核症など、小児の重篤な結核の発病予防に特に効果があります。
従来、市施設における集団接種で実施してきましたが、令和3年4月から指定医療機関での接種に変わりました。
BCGについて
- 対象年齢
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生後1歳未満
(標準的な接種期間は、生後5~8か月未満)
- 接種回数
- 1回
- 接種方法
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管針による接種(スタンプ式)
- 持ち物
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接種券、母子健康手帳
接種場所
BCGワクチン定期予防接種を指定医療機関として実施する市内の医療機関
※接種の予約をされる際は、当該接種を実施する医療機関かを必ずご確認ください。
※市外や指定医療機関以外で定期接種を受けたい場合は、事前の手続きにより接種を受けられますので、下記のリンクをご覧になり手続きしてください。
接種後の注意
・接種部位は、直射日光を避け乾燥させましょう。
・接種当日も入浴は可能ですが、接種部位をこすったり、ひっかいたりしないようにしてください。
・ステロイドの入った薬を塗る場合、当分の間は接種部位を避けるようにしましょう。塗り始めて良い時期に関しては、主治医に確認してください。
接種後の経過について
接種後10日頃に、赤いポツポツができます。接種後4週間~6週間にかけては、最も反応が強くなり、小さな膿が出ることがあります。これは、接種により免疫がついた証拠で、正常な反応です。
コッホ現象について
結核に既に感染している児にBCGワクチンを接種すると、通常よりも早く(接種後1~5日)、強く接種部位の反応(炎症・化膿など)が起こることをいいます。
コッホ現象がでた場合、お子さまが結核に感染し、現在も感染している可能性があるため、きちんと調べる必要があります。
変化に気づいたら、2~3日以内に接種医を受診しましょう。
※救急外来を受診する程の緊急性はないため、慌てないようにしましょう。
(当ページの「接種後の注意」から「コッホ現象について」の記載は「公益財団法人結核予防会BCGワクチンは結核予防ワクチンです」より引用)