豪雨災害時の「通電火災」に要注意!

ページID 1021546 更新日 令和2年9月4日

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「通電火災」とは

 「通電火災」とは、地震、台風等の自然災害の影響により、停電から電気が復旧することによって発生する火災のことを言います。

 通電火災は、阪神淡路大震災や東日本大震災において、火災による二次災害が頻発したことで、その要因として注目されました。

 また、梅雨前線による豪雨の影響で広範囲にわたる長時間停電の発生が懸念され、水害による停電からの再通電時には、電気機器又は電気配線からの火災が発生するおそれがあるためご注意ください。

通電火災を防ぐために!

出火のメカニズムを理解して適切な対策をとることができれば、通電火災の発生を防ぐことができます。

出火に至る主な経緯

1.電気機器の電源が入ったまま再通電したことにより、接していた可燃物を過熱し出火

2.電線、引込線、屋内配線が損傷した状態で通電し、配線の短絡(ショート)や樹木の接触による地絡(漏電)によって、火花が発生し出火

3.分電盤、家電等の電気機器の基盤が水に濡れたことによってできた想定外の電気回路に通電したことにより、短絡やトラッキングが発生し、内部から出火

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【対策1】再通電しても出火危険がない状態にしておく!

〇停電時に家を空ける際には、ブレーカーを落としましょう。

〇停電中は家電等の電気機器のスイッチを切るとともに電源プラグをコンセントから抜いておきましょう。

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【対策2】再通電させる前に家の周囲や室内を確認する!

〇家の外壁や周囲の状態から、電線や引込線の断線や損傷がないか確認し、異常があれば電気業者に連絡しましょう。

分電盤が濡れていないか、屋内配線が損傷していないか確認し、異常があれば電気業者に連絡しましょう。

【対策3】再通電させる前に電気機器を確認する!

〇電気ストーブ、アイロンなどの電気機器の電源が入ったままになっていないか確認しましょう。

電気機器の本体を整頓し、燃えやすい物が接していないか確認しましょう。

電気機器の本体や配線に損傷がないかよく確認し、異常があれば使用しないようにしましょう。

一度水に浸かってしまった電気機器は、乾燥させたとしても内部の配線や基盤が故障している可能性があり、通電させると出火の危険性がありますので、使用せずにメーカーにご相談ください。

煙の発生などの異常を発見したら?

 火災に至る場合があるため、直ちにブレーカーを落とし、消防機関に連絡してください。

このページに関するお問い合わせ

消防本部 予防課

電話:0568-85-6383
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