令和3年度 第1回 空き家等対策協議会

ページID 1026242 更新日 令和3年10月6日

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1 開催日時

令和3年8月20日(金曜日)10時から11時15分まで

2 開催場所

春日井市役所 第3委員会室

3 出席者

【会長】

中部大学工学部建築学科教授            山羽 基

【委員】

東海税理士会                   上田 綽史

高蔵寺中学校区民生委員児童委員協議会会長     木下 まるみ

一般社団法人住まい管理支援機構春日井支部長    木野村 伸也

公益社団法人愛知建築士会春日井支部長       佐々木 健二

愛知県弁護士会                  塩見 明

春日井商工会議所副会頭              高栁 通

春日井市区長町内会長連合会理事神屋区長      田邊 隆

愛知県司法書士会                 中西 健喜

公益社団法人愛知県宅地建物取引業協会北尾張支部長 米山 敏夫

【事務局】

まちづくり推進部部長               大島 常生

建設部兼まちづくり推進部次長           尾関 健次

住宅政策課課長                  中村 武司

住宅政策課課長補佐                山際 博明

住宅政策課空き家対策担当担当主査         鈴木 章仁

住宅政策課空き家対策担当主任           加藤 司

【傍聴者】

1名

4 議事録

議事に先立ち、委員自己紹介を行った。
会議の公開について、議題2と議題3は非公開とすることで決定した。

(1) 空き家等対策計画の進捗状況について

<事務局より資料1について説明>

【木下委員】
民生委員として、独り暮らしの高齢者宅を訪問しているが、高齢者が亡くなったり、認知症になったりして住宅の処分が困難になるケースがあるため、民生委員との連携を強化していく必要があるのではないか。

【事務局中村】
現在、民生委員の方に協力いただき、高齢者宅を訪問する際に、市が作成したパンフレットをお配りし、空き家対策の参考としていただいています。今後も、民生委員の皆様の協力をお願いしながら、高齢者の方の不安を解消につながる効果的な取り組みを検討していきます。

【木下委員】
空き家ではないが、住んでいる方が家を修理する資金等がないために、倒壊寸前の家に居住し続けていることがある。このような方に対して、市はどのように対策するのか。

【事務局中村】
そのようなケースが周辺住民から寄せられた場合は、関係部局と相談し、対応を検討することになります。

【田邊委員】
10ページの空き家の実態把握で、送付数283に対し、回答数73となっている。回答のない方は空き家を放置しているということか。放置されている方は、固定資産税を支払っているのか、また、固定資産税を払わない場合はどうなっていくのか。

【事務局中村】
この調査に対する回答は任意としており、73件の回答があったということで、回答がなかった方が、空き家を放置しているということではありませんが、多くの方が回答していただけるよう、手法を検討していく必要があると考えています。
なお、固定資産税の支払い状況は、当課で把握していませんが、仮に滞納があれば税部局で対応することになります。

【米山委員】
空き家無料相談会に、宅地建物取引士として対応していると、売却や賃貸について漠然と考えている方が非常に多い。相談会で個々の状況を踏まえて対応することで、相談者自身の今後の方針決定に繋がっていると感じる。今後、相談会の開催回数を増やし、相談者を増やしていくべきである。

【高栁委員】
空き家無料相談会はよい施策であるため、開催回数をもっと増やすとよい。

【事務局中村】
今後は、相談会の回数の増加や、開催地域も拡大していきます。

【木下委員】
空き家の相談を希望する方は、どの専門家に相談したらよいか分からない方もみえると思う。そのため、相談する専門家を事前に決定しておけば、相談する方も相談しやすくなる。

【事務局中村】
相談会に申し込みがあった方には、事前に相談内容を確認し、相談していただく専門家を決めています。しかしながら、抱える困り事が多岐にわたる方も多く、時間の都合上、相談内容の全てに対応できない場合もあります。

【山羽会長】
相談会に来る方は、抱えている空き家に関する問題に対して積極的な方や、困り事が深刻な方と思う。相談会を効率的に開催するためにも、委員の提案を参考にしてください。

【山羽会長】
1ページの相談会の参加者46組と、2ページのセミナー58人は重複しているか。

【事務局中村】
第1部としてセミナー、第2部として無料相談会を開催しています。第1部、第2部共に参加される方は多く、どちらか一方に参加する方もみえます。

【山羽会長】
4ページに苦情件数が47件とあるが、どういった件数か。

【事務局中村】
この件数は、空き家の近隣住民からの樹木の越境や雑草の繁茂等の苦情件数で、例年100から150件程度の苦情が寄せられます。

【木下委員】
問題のある空き家でも、市に苦情を言わない場合もある。市に寄せられている苦情は、市全体が抱える空き家の氷山の一角と思う。

【事務局中村】
引き続き、空き家に対するお困り事がある場合には、市に相談するよう、ホームページ等で周知していきます。

【木野村委員】
6ページ 空き家等の実態把握において、売却や賃貸を検討している方が多くいることが分かる。空き家の築年数や空き家になってからの経過年数にもよるが、耐震性や防水性の確認、定期点検や国がすすめるインスペクション(建物診断)は流通促進に繋がるものである。
また、売却等の考えがない理由として、将来住む予定と回答した方もいる。適切に修繕を行えば、倒壊等の恐れがある空き家にならない状態を維持できる。

【山羽会長】
インスペクション等の制度のチラシや、建物の状態を確認するためのチェックリストを、送付文書に同封するとよい。

【事務局中村】
インスペクションや安心R住宅などの空き家流通に効果的な取り組みについては、空き家所有者に周知等を図っていきます。

【山羽会長】
ハウジングセンターイベントでの周知は、これから家を建てる方と、空き家の問題がどのように関係していると考えたのか。

【事務局中村】
ハウジングセンターは、若い世代の方や、市外から多くの方が来場されるため、本市の補助制度等のPRの場として最適と考えました。
【山羽会長】
木下委員から、民生委員と連携した高齢者世帯への周知に関するご意見にあったように、若い世代に加え、今後は高齢者世代への周知を図っていく必要がある。

【事務局中村】
引き続き、若い世代や市外の方に補助制度等を周知するため、ハウジングセンターでの周知は継続していく予定ですが、効果的な高齢者に対する周知方法についても検討していきます。

【米山委員】
高蔵寺ニュータウンは空き家が多く、坪単価が他より安いので若い世代が土地を購入しやすい地域であるが、分筆規制があり一定以上の土地面積が必要なことから売買の妨げになっている。よって、分筆規制を緩和すれば、流通が進んでいくのではないか。

【事務局中村】
この件は、以前も米山委員からご意見をいただいています。市の担当部局にすでに伝えていますが、改めて担当部局に伝えます。

【山羽会長】
この件の進捗状況について、協議会の場で報告してほしい。

【山羽会長】
6ページ 共同住宅等の対策が実績なしとなっている理由はなにか。

【事務局中村】
共同住宅の対策は、空き家等対策計画で取り上げている重要な施策の一つです。
この取り組みについては、今年度中に共同住宅の実態調査をする予定がありますが、現時点で未実施のため実績なしと記載しています。


(2) 空き家地域貢献活用事業補助金について
非公開により審議が行われた。


(3) 特定空家等の対応状況について
非公開により審議が行われた。

(4) その他

【事務局中村】
貴重なご意見をありがとうございました。今後、新たな取り組みや、効果的な取り組みの検討を進めていきます。
なお、次回の開催日の具体的な日程は未定ですが、引き続き、皆様の御協力をお願いします。
 

5 会議資料

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このページに関するお問い合わせ

まちづくり推進部 住宅政策課

電話:0568-85-6572
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