玉野郷蔵
郷蔵(ごうぐら)は、元々年貢米の保管や、凶作に備える貯穀のため、郷村に設置された共同の穀倉でした。玉野郷蔵は、桁行5.5メートル、梁間3.6メートル、2階建て妻入りの土蔵で、合掌梁を地棟で受け、さらに妻の二重の梁で支える構造となっています。外壁は屋根裏までしっくいで塗り上げられ、妻には「玉」の記号が描かれています。この郷蔵は明治初期のものと伝えられ、全体として往時の姿をよく残し、地域の歴史をしのぶことができます。
物件の主な内容
- 種別
- 建築物
- 物件名
- 玉野郷蔵
- 所在地
- 玉野町地内
- 所有者
- 玉野区
- 指定年月日
- 平成12年9月13日
敷地の概要
- 規模
- 約130平方メートル
指定建築物等の概要
- 郷蔵
延べ面積 約39.6平方メートル
構造 木造2階建て 土蔵
建築年代 明治初期