平成30年度第2回春日井市多文化共生審議会議事録

ページID 1014647 更新日 令和6年1月10日

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1 開催日時

平成30年8月17日(金曜日)午前10時から午前11時30分

2 開催場所

市民活動支援センター2階 第6集会室

3 出席者

【会長職務代理】 中部大学国際関係学部国際学科講師 伊藤 正晃
【委員】 中部大学留学生 セレンメン
         春日井国際交流会・KIF会長 南 正勝
         外国人サポート春日井会長 二村 みどり
         春日井市ボランティア連絡協議会会長 後藤 一明
         春日井市民生委員児童委員協議会副会長 安井 史子
         春日井商工会議所事務局長 鈴木 夕雪
         公募委員 桑垣 ミッシェル
         公募委員 林 典子
           公募委員 横地 ジョセリン
【事務局】  市民生活部長 野村 英章
         市民活動支援センター所長 林 朋昌
         市民活動支援センター所長補佐 浅野 正己
         市民活動支援センター多文化共生担当主査 高橋 真規

4 議題

(1) 第2次春日井市多文化共生プラン骨子案について
(2) 市民団体等へのヒアリングについて(中間報告)

5 議事内容

1.第2次春日井市多文化共生プラン骨子案について
<事務局より資料1に基づき説明>

【南委員】
6ページの円グラフで、日本に住み続ける予定が56%とあるが、住み続けたいという理由は何か。

【事務局】
県のアンケート結果から抜粋したものなので、県に一度理由を確認する。

【南委員】
日本の大学・専門学校を卒業させたい方が52%いる。これらの目的が分かると色々な方面で対応できるのではないか。

【安井委員】
16ページの「3 地域における各主体の役割と連携」の支援団体等に、民生委員も関わっていきたいので、「民生委員」という言葉も記載してほしい。
    
【鈴木委員】
春日井市産業振興アクションプランの第3次計画が来年度から始まるので、その内容も反映させてはどうか。

【事務局】
アクションプランについては事務局も注視している。反映させていきたい。また、17ページの指標についても、アクションプランの数値目標が出れば掲載したい。

【会長職務代理者】
14ページのアンケートの上位3つ以外の大切な項目は、「日本人の外国人に対する偏見、差別に関すること」である。子どものときから意識を変えていくとよいと思う。

【横地委員】
17ページの指標の「外国人の子どもの支援」について、児童・生徒の保護者に対する支援も加えてほしい。

【事務局】
関係各課と調整して、数値化できるか確認する。

【会長職務代理者】
子どもと働いている人には支援があるが、それ以外の大人にはないのか。

【二村委員】
高齢者や介護者の支援がある。

【会長職務代理者】
支援の取りこぼしがないようにしないといけない。

2.市民団体等へのヒアリングについて(中間報告)
<事務局より資料2に基づき説明>

【桑垣委員】
インターネットを通して情報を得ている人が多いが、何語で情報を得ているのか、日本語か母国語かどちらの言語で情報を調べているのか、外国人市民は最新の情報を入手できているのか気になる。

【南委員】
市役所はwifiが使えるのか。

【事務局】
市役所の1、2階は使える。

【南委員】
日本語教室の生徒からwifiが自由に使えると良いと聞いている。自由に使えるのであれば生徒にも伝える。インターネットが使えるという情報提供も必要。

【二村委員】
今現在、公共の施設でwifiを使えるところは市役所のみか。

【事務局】
市民活動に関することであれば、当センターでも利用者は使える。

【南委員】
つまり、外国人には使えないということ。
また、「やさしい日本語」たが、外国人にとって「易しい」「難しい」の区別はつかない。「わかりやすい」という表現の方が適切だと思う。

【セレンメン委員】
wifiの件で、中国では小さな店でもすぐにwifiが繋がる。日本でも、そうなると良いと思う。

【会長職務代理者】
海外ではフリーwifiがいたるところにあり、通信できる状況にある。パスワードが必要なものはフリーwifiではない。どこで使えるかというのをマップなどでお知らせしても良いと思う。

【林委員】
市の施設でパスワード設定しないといけない理由は何か。

【会長職務代理者】
情報量が多いとパンクしてしまうので、必要に応じてパスワード設定しているのではないか。

【安井委員】
グルッポふじとうはフリーwifiである。

【事務局】
市役所も時間制限はあるが、フリーwifiがある。

【南委員】
民間だとできるようになってきているので、外国人のために市もできるだけ使えるようにすると、魅力のある春日井になるのではないか。

【会長職務代理者】
マップはあると良い。市の施設だけでなく、民間の施設も含めたもの。目標物のあるようなところで繋がるとよい。

【南委員】
行政の手続の際に困るのが、窓口が分からないということ。たらい回しにされる。外国人用の窓口を作り、1つの場所で完結するとわかりやすい。

【事務局】
市役所だと様々な手続きがあるので難しい。

【桑垣委員】
市役所の手続きに対して、転入転出転居の翻訳をしている。案内文にも簡単な日本語が使われていると良いと思う。

【南委員】
市の窓口で、窓口で日本語と母国語がマッチしない。現在は翻訳機が優れているので、利用するのはどうか。複雑な内容でなければ、翻訳機を使うのは有効であると思う。

【事務局】
現在、消防のみ翻訳機を使っている。

【安井委員】
日本人でも市役所の窓口で、どこに行ってよいか分からないことがある。駐車場でも逆走する人がいる。駐車場の出入口にINとOUTを書くなど、まず、市役所がやらないといけないことだと思う。絵による表示でも良いから、分かりやすい表記を併用したほうがよい。

【南委員】
前回の会議で、後藤委員から同様の話があったので、絵による表示を活用すると良いと思う。

【横地委員】
翻訳機は長い文章だと日本語にならない。利用はできるが、通訳者は必要だと思う。

【南委員】
市の文書は、何ヶ国語に翻訳されているか。

【事務局】
英語は聞いている。それ以外は把握していない。

【南委員】
もっと多くの言語対応をしてほしい。日本語教室の申込書は日本語と英語なので、人数上位4カ国語ぐらいは対応してほしい。

【桑垣委員】
ネットで検索すると、他市が市の様式を翻訳したものを見ることができるので、活用するとよい。全て多言語の文書にするのは難しいので、基本のものを翻訳すると良い。
資料2の2ページで、2番目に多い「生活にひつようなお知らせが手に入らないこと」とあるが、内容をもう少し詳しく聞けたら対応できます。(ヒアリング内容に)子どもの内容が少ないのはなぜか。

【二村委員】
(ヒアリング対象者が、)かすがいふれあい教室(日本語教室)の生徒なので、実習生が多い。実際に長く春日井にいる人が少ないため、そのあたりの数値が低くなる。長く住んでいる人のヒアリングもできると良い。

【南委員】
市の窓口に来た人にアンケートをとると良いと思う。

【林委員】
水曜日に市役所で外国人相談をやっているが、外国人が気軽に話に来られるような窓口があると良いと思う。

【横地委員】
まだ日本に来て日が浅かったころ、日本人ばかりの市役所に行くのは自信がなかった。英語等ができる外国人が一人でもいると、行こうという気分になる。

【桑垣委員】
市民課にいる通訳者をもっとPRすべき。また、通訳者は毎日いると良い。生活オリエンテーションは、市役所から離れた場所でやるので、誰も来ない。

【横地委員】
市の相談コーナーは、各言語1か月に1回程度なので、近所の人や友人に相談してしまう。

【南委員】
外国人が窓口にいれば、利用率が高くなると思う。また、何曜日にどこの国の人がいるか、分かるように周知しないといけない。

【横地委員】
日本語が分からない外国人は、日本人と自分の母国語で話ができたら安心する。また、もう少し頻度を上げると良いと思う。

【桑垣委員】
国際交流ルームでも相談を開催する、市民団体を活用する方法がある。

【安井委員】
日本語支援をする機関は何ヶ所あるのか。場所が分かると外国人が利用しやすい。

【南委員】
各地に日本語を支援する場所はあるが、友人を求めて日本語教室に来る人もいる。その場合、近場の日本語教室を利用せず、受講人数が多いかすがいふれあい教室に来ることがある。

【安井委員】
日本語教室ではなく、困ったときにいける場所があるとよい。

【二村委員】
民生委員の方は、どこに外国人が住んでいるのか把握しているのか。

【安井委員】
把握はしていないが、子どもの見守りをしている際に、外国人が増加しているのを感じる。生活保護を受けている人については分かる。

【南委員】
20ページに外国人市民と地域をつなぐ体制づくりを推進するとあるが、このようなところで、民生委員や町内会との連携もあると思う。場所にこだわらず、困っていたら助けられるようにできればよい。

【安井委員】
町内会の機能は、私たちが期待するほどない。

【南委員】
しっかりできているところと、できていないところがある。相談窓口に行くとよい。

【セレンメン委員】
外国人留学生を相談窓口に利用するのはどうか。

【会長職務代理者】
中部大学は人材が多い。ぜひ活用してほしい。
病院マップのように、外国語マップを作成し、駆け込み寺のような場所を示してもよいのではないか。
翻訳機についても、性能がよいものがあるので、使ってみてもよいのではないか。
味美、東野、高蔵寺の3地区に外国人が多い理由は何か。

【事務局】
工場が多いのが要因ではないか。

【二村委員】
URや雇用促進住宅の影響もある。

【横地委員】
外国人の町内会への参加意識が低いので、町内会長が外国人に対してアプローチしたほうが良いのではないか。外国人も地域における自分の役割を分かってほしい。市が町内会長に対して、外国人にも参加するように指導してほしい。チラシでも外国人に分かりやすいように作ってほしい。

【会長職務代理者】
翻訳をしていると情報が遅れて出てくる可能性があるので、その対策をしたほうがよい。情報が古くなってからでは遅い。

6 閉会

 上記のとおり春日井市多文化共生審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び出席者1人が署名(及び押印)する。

      平成30年9月14日

                      会長職務代理  伊藤 正晃

                      署名人       鈴木 夕雪

7 会議資料

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市民生活部 多様性社会推進課

電話:0568-85-4401
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