令和5年度第3回春日井市多文化共生審議会議事録
1 開催日時
令和5年10月5日(木曜日)午後2時~午後2時30分
2 開催場所
市民活動支援センター2階 第6集会室
3 出席者
- 会長
- 名城大学法学部教授 近藤 敦
- 委員
- 公募委員 韓 栄慧
- 春日井市ボランティア連絡協議会会長 後藤 一明
- 春日井国際交流会・KIF会長 柴田 多恵子
- 中部大学留学生 ズオン ティ ヴィナ
- 春日井市民生委員児童委員協議会地区民生委員児童委員協議会長 鈴木 俊光
- 春日井商工会議所事務局長 鈴木 夕雪
-
公募委員 諏訪 暁子
-
公募委員 西堀 明美
- 外国人サポート春日井会長 二村 みどり
- 事務局
- 市民生活部長 足立 憲昭
- 市民活動支援センター所長 安藤 康浩
- 市民活動支援センター所長補佐 山本 竜太
- 市民活動支援センター多文化共生担当主査 富田 佳子
- 市民活動支援センター多文化共生担当主任 榊原 琢朗
- 市民活動支援センター多文化共生担当主事 松本 美優
- 傍聴者
- 1名
4 議題
第3次春日井市多文化共生プラン中間(案)について
5 会議資料
第3次春日井市多文化共生プラン中間(案)
第3次春日井市多文化共生プラン概要版(案)
6 議事内容
議事に先立ち、会議公開及び議事録作成方法の確認を行った。
1 第3次春日井市多文化共生プラン中間(案)について
<事務局より資料に基づき説明>
【諏訪委員】
あいち医療通訳システムの周知について、このシステムは個人ではなく、医療機関が使用するサービスである。そのため、周知する先が外国人個人ではなく、医療機関や施設に対し、行ったほうが良いのではないか。
【事務局】
制度を利用できる病院等をSNSで発信することを考えている。
【諏訪委員】
あいち医療通訳システムに対応する医療機関が、市内では1施設のみのため、対象の機関を増やせるよう働きかけて欲しい。
【鈴木(夕)委員】
重点的に行う施策の目標値について、数字が細かいので、もう少し区切りのよい数字でもよいのではないか。また、情報提供として、春日井商工会議所でも、事業所の従業員を対象とした日本語教室を来年度開催する予定である。
【事務局】
通訳ボランティアの派遣数の21件を20件、日本語教室の受講者数の1,898人を1,900人に、子どもの日本語教室の受講者数の118人を120人、多文化共生や異文化交流の体験イベントの参加者の数の3,992人を4,000人とそれぞれする。
【二村委員】
子どもの日本語教室受講者数の目標値について、1か月あたりを考えた場合、2022年の現状は75人で、1か月あたり6.25人となる。2028年の目標値118人は、1か月あたり約10人となるが、もう少し増やした方がよいのではないか。実施団体の受け入れ能力にもよるが、実際に今、教室の定員がいっぱいで受けられない子どもがいる以上、このままではいけないと思う。
【事務局】
子どもの日本語教室の受講者数の目標値を、1か月あたり12.5人の150人とする。
【後藤委員】
P14の「★重点的に行うこと」の表記の仕方について、基本的な取組のことを重点的に行うかのように見えてしまうので、見直したほうがよいのではないか。また、「★重点的に行うこと」にも番号を付けた方がよいのではないか。
【近藤会長】
概要版の「取組の体系」にあるような★印で表示してもよいのではないか。
【事務局】
検討する。
【柴田委員】
外国人の韓委員、ズオン委員は、行政情報や生活情報をどのような方法で収集しているのか。
【韓委員】
市のホームページ、LINEやFacebookなどのSNSを定期的に確認している。SNSは頻繁にチェックしている。また、必要な手続きや行政の新しい情報について確認したいときは、一番信頼できる市のホームページを最初に確認しに行く。
【柴田委員】
日本語で確認しているのか。周りの人はどうか。
【韓委員】
日本語の読み書きは出来るので、日本語で情報を収集している。周りの人も特に言葉には、問題がない人が多い。
【ズオン委員】
韓委員と同様に、春日井市のホームページで情報を収集している。また、Facebookのベトナム語のグループで質問をすることで、情報収集を行っている。市のホームページは、日本語で確認しており、Facebookではベトナム語を使用している。
【韓委員】
日本語があまりわからない人でも、多くのホームページに翻訳機能が備わっているので、完全な翻訳ではないが、必要な情報は問題なく収集することが可能だと思う。特に外国人観光客からそのような話を聞いている。
【ズオン委員】
たまに翻訳された日本語がわからないときがあるが、そのときは日本語で確認する。名古屋市では、通訳者がホームページの翻訳もしていると聞いている。
【二村委員】
日本人の高齢者と同様に、SNSを使用できない外国人高齢者への対応について考える必要がある。
【近藤会長】
医療サービスを受けるため、高齢者も徐々にマイナンバーカードを取得していくように、今はまだ抵抗がある人が多いのかもしれないが、SNSで情報発信する割合もこれから増えていくのではないか。
【諏訪委員】
外国人相談でも、マイナンバーに関する相談が多くある。
【近藤会長】
子育てに関する取組みの参考として、図書館で絵本の読み聞かせを実施しているところがある。子育て中の人向けの多文化共生コーナーのような場所を設け、外国人も日本人も利用でき、そこが交流の場となるとよい。そしていずれ、その場所を子育てサロンの場に出来るとよい。
【鈴木(俊)委員】
多言語翻訳機は市役所にあるのか。
【諏訪委員】
外国人相談コーナーに設置している。
【事務局】
市民活動支援センターと市役所の戸籍住民課の窓口にも設置している。
【鈴木(俊)委員】
無料の翻訳アプリもあるので、各個人がそういったものを用意出来るとよいと思う。
【近藤会長】
参考情報として、豊橋市は「ぽけとよ」というWebサイトを作成し、市の情報を多言語で発信している。このようなサービスが徐々に主流となってきている。
【二村委員】
春日井市の外国人向け広報紙「Information Kasugai」は、ポルトガル語、中国語、英語の3ヵ国語で記載されており、紙面にはQRコードが掲載されている。「Catalog Pocket」というアプリを使用することで、全てではないが、多言語で読むことが出来る。
【韓委員】
そのようなツールがあることを、どのように発信しているのか。
【近藤会長】
転入時の説明の際に、QRコードを用意しておき、その場で案内したり、様々なところで案内するのがよい。また、SNSでも発信出来るとよい。
【事務局】
便利なWebページにすぐに案内出来るようQRコードを作成し、転入時に配布することを検討していきたい。
上記のとおり、令和5年度第3回春日井市多文化共生審議会の議事の経過及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び出席者1人が署名する。
令和5年11月10日
会長 近藤 敦
署名人 韓 栄慧
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。