多分野の専門職合同研修会を開催しました

ページID 1030574 更新日 令和6年4月13日

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多分野の専門職合同研修会とは

 地域支援に求められる知見・技能を育成する「研修プログラム」を開発するため、市内の高齢・障がい・子ども・教育・生活困窮・医療・保健・地域福祉などの官民の実務者が分野横断的に集結し、令和2年11月に「地域支援研究会」が発足しました。その研究会で「実践的な研修プログラム」を作り上げ、「多分野の専門職合同研修会」を開催することで、官民協働で包括的相談支援を担う人材育成に取り組んでいます。また、重層的な支援体制を構築するため「多分野の専門職合同研修会」に参加した受講者が、次年度以降の講師の役割を担うことで、次の世代へ継承し、人材の質も量も増え続ける仕組みとなっています。

助け合いゲーム

【日時】

日時:令和5年8月23日(水曜日)~24日(木曜日)

場所:総合福祉センター 2階 大ホール

【目的】

 地域共生社会の実現に向けて、相談支援に携わる専門職が属性を問わず世帯全体をみる視点で相談を受け止め、多機関の協働により包括的な支援を実践し、その実践の中で地域課題に気づき、地域づくりにつながる支援ができる人材を育成する。

【対象者】

 ・既存の福祉分野の相談支援機関等に属する者

 ・医療、就労、教育に携わる者

【プログラム内容】

(1)重層的支援体制整備事業について

(2)属性を問わない相談支援

 ・支援者としての対象者との適切な距離感を理解する

 ・連携する他機関の支援者が、職種や過去の経験により異なる価値観をもつことを理解する

(3)多機関協働

 ・支援者として相談支援機関の支援内容と強みを学び、相談方法と繋ぎ方を理解する

 ・講師として所属機関の役割を再確認し、他機関からの依頼を受ける内容を理解する

シンポジウム

シンポジウム形式での演習

 相談支援機関の

  1. 機能(制度上の位置づけ、対象者の規定)
  2. 役割(制度上のやるべき事)、
  3. 特徴(自機関の相談支援における特性) 

 を講義形式で学びます。その後、各分野の講師が複合的な課題のある事例を用いて、多機関へのつなぎ方やつながり方を実演し、多機関協働について理解しました。

(4)地域づくりに向けた支援

 ・地域福祉コーディネーターが実践する地域づくりの手法を理解する

地域づくり

「助け合いのあるまちを目指して」

 既存の制度では解決が困難な、制度の狭間のニーズに対応するため、地域住民との協働が必要であることを共有します。その後、地域資源を活かした新しい取り組みを発想し、実現に向けて準備するプロセスをグループワークで学びます。地域生活課題に気づき、地域活動の活用や新たな地域活動の創設を意識する視点を持つことができます。
 

参加者の感想

高齢分野

これだけ多くの機関、分野、多職種が地元密着で一緒に学べる研修はなかなかないと思う。準備をしている方は、大変だと思うが、ぜひ続けてほしい。

地域福祉分野

グループワークがあったことで普段の支援の中では関わらない多分野の方と関わる機会がもてて良かった。研修、グループワークを通してお互いの職種や役割が分かり、今後の相談支援の連携先を理解した。またその機関の人とも繋がれたのが大きな成果であり、今後、役立てていきたい。

研修会資料

受講後アンケート結果

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉部 地域共生推進課

電話:0568-85-6251 ファクス:0568-84-5764
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