知ってくださいCOPD

ページID 1035294 更新日 令和7年4月9日

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COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは

COPD(慢性閉塞性肺疾患)は肺への空気の通りが悪くなり、呼吸がしにくくなる病気です。長期間の喫煙により発症することから、『肺の生活習慣病』と呼ばれています。COPDの症状は、本人が気づかないうちに進行していくことから、少しでも早く病気に気がつき、治療を行うことが大切です。

多くの方が亡くなっています

COPD患者の数は全国で530万人と推定されています(受診していない方を含む)。愛知県では2022年に、10.1人(人口10万対)が亡くなっており、2018年以降ほぼ横ばいに推移しています。次のような症状に心当たりがある方は、早めに医療機関を受診することをお勧めします。

COPDの症状

COPDの症状は、はじめは咳やたんが出る程度であり、病気であると気づきにくいものです。しかし、肺の機能が低下していくと、軽い運動や階段・坂道で息切れするようになっていき、運動や階段・坂道を避けるようになり、運動機能が低下します。そして、さらに軽い運動でも息切れするようになるなど、悪いサイクルに陥っていきます。また、重症になると、安静時でも息切れするようになり、日常生活を送るために酸素吸入器が必要になる場合もあります。

40歳以上の方で、喫煙歴のある方は要注意です。上記のような症状のある方は、まずはかかりつけ医に相談し、必要に応じて呼吸器専門医を紹介してもらいましょう。

COPDの進行を止めましょう

COPD治療の第一歩は禁煙です。喫煙を続けるかぎり病気の進行を止めることはできません。まずは、きっぱりとたばこをやめることが重要です。COPDになってしまったから、もう禁煙しても意味がないと思う患者さんもいますが、禁煙はいつ始めてもCOPDの進行をゆるやかにします。

禁煙外来では、多くの方が禁煙に成功しています

禁煙したいと思ってもできないのは、ニコチン依存症という病気が原因です。禁煙外来では、お医者さんのアドバイスと併せて禁煙補助薬を処方してもらえるので、成功率が高まります。 
禁煙治療に保険が使える医療機関は、一般社団法人日本禁煙学会ホームページよりご確認ください。

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