令和3年度 第2回 春日井市環境審議会議事録

ページID 1026620 更新日 令和6年1月10日

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1 開催日時

令和3年10月11日(月曜日) 午後3時00分~午後4時30分

2 開催場所

春日井市役所 南館4階 第3委員会室

3 出席者

委員

二宮 善彦

山羽 基

趙 偉

橋本 啓史

菱川 一馬

湯浅 正信

二宮 久夫

榊原 仁

加藤 美奈子

欠席者
小笠原 京子
事務局

環境部長           大橋 弘明

環境政策課長         堀尾 悦嗣

同課長補佐          伊藤 良太

同環境企画担当主査      冨田 祐司

同主任            島戸 紫野

同主事            益永 翔平

環境保全課長         村上 東雄

同課長補佐          谷本 俊二 

ごみ減量推進課長       児島 由典

4 議題

  1. 環境基本計画の推進について
  2. 地球温暖化対策実行計画の推進について
  3. 次期環境基本計画の策定について
  4. その他

5 会議資料

6 議事内容

(1) 環境基本計画の推進について
【益永主事】
資料1、2に基づき、環境基本計画の実施状況について説明。
【山羽委員】
資料1の13ページに低炭素社会とあるが、脱炭素社会、カーボンニュートラルなど色々な言葉がある。環境報告書では低炭素社会で統一されているのか。
【伊藤課長補佐】
環境報告書では、現行の環境基本計画での表記(低炭素社会)としています。
【榊原委員】
13ページの市民環境フォーラム代替事業の内容について、事実関係や市民視点の表記が混在しているので、整理してはどうか。
37ページのレンタサイクルについて、現在の6か所を増やす予定はあるか。
【伊藤課長補佐】
市民環境フォーラム代替事業の内容につきましては、表記を整理し、修正します。
レンタサイクルにつきましては、今後の方向性を確認し、次回報告します。
【二宮会長】
改めて内容を確認いただき、ご意見等ございましたら10月14日(木曜日)を目途に、事務局までご連絡をお願いします。

(2)地球温暖化対策実行計画の推進について
【益永主事】
資料1、2に基づき、地球温暖化対策実行計画の実施状況について説明。
【山羽委員】
資料1の42ページについて、市の値か。
【伊藤課長補佐】
民生家庭部門の電気使用量につきましては、市の値です。ガス使用量につきましては、都道府県別エネルギー消費統計より愛知県の値を世帯数により案分した値です。民生業務部門と運輸部門につきましては、県の値です。
【山羽委員】
民生家庭部門では各世帯あたりの電気使用量等を見ているため、電気使用量が減ったとしても、世帯数が増えれば全体の温室効果ガスは増えることもあるということか。
【伊藤課長補佐】
ご指摘の可能性はあります。
【二宮会長】
改めて内容を確認いただき、ご意見等ございましたら10月14日(木曜日)を目途に、事務局までご連絡をお願いします。

(3)次期環境基本計画の策定について
・中間案について(第1章~第3章)
【冨田主査】
資料3に基づき、次期環境基本計画の中間案(第1章~第3章)について説明。
【菱川委員】
10ページの温室効果ガスについて、削減目標に向けて、さらなる取組みを推進する必要があるとしているが、どのような考えか。
【伊藤課長補佐】
市では6月にゼロカーボンシティ宣言を行い、市の率先行動としてカーボンフリー電力の調達に変更しました。次年度以降、地球温暖化対策実行計画の改定を予定しており、施策や取組みを拡充する必要があると考えております。
【菱川委員】
37ページの個別指標において、各世帯に1か月あたりの平均の電気使用量が2013年度比14%削減、さらなる削減とあるが、国が策定中のエネルギー基本計画では、国全体の電力需要が2013年度に9,896億kWhであり、経済成長により電力需要は増加するものの、省エネの野心的な深掘りにより、2030年度には8,700億kWh程度、約12%の削減になるとしている。市の指標は県の計画等から引用しているのか。
【伊藤課長補佐】
県の計画の引用ではございません。国の次期地球温暖化対策計画において、さらなる削減が必要なことが明白なため、来年度改定予定の次期地球温暖化対策実行計画の削減目標の方向性を示しています。
【菱川委員】
電力使用量が減る要素として、省エネを野心的に積み重ねていかなければならない方向性だとわかった。一方、次世代自動車の導入等により、事業者や家庭の電気使用量は増える要素として、どのように推移していくかなと思っている。
【山羽委員】
電気使用量には、太陽光の自家発電分は含まれるのか。
【伊藤課長補佐】
含まれません。
【榊原委員】
発電した電気を貯める方法が難しいと言われるが、電気自動車にためて災害時に使うという流れがある。発電した電力を上手に使えば、電力使用量が増えてもCO2は減ることにつながるのか。
【菱川委員】
太陽光で作った電気を蓄電池や電気自動車に貯めて、非常時などでも上手に使えばCO2を減らすことができる。
【山羽委員】
九州電力では太陽光が多く、瞬時の発電量である太陽光の出力制限をしており、そこを蓄電すればいいが、その辺りのバランスが難しい。昼間にエコキュートを動かして、夜にお湯を使うというような方法もある。
【榊原委員】
さらなる削減については、代替できる方法を表記できればおもしろい。蓄電する方法を考えると、未来に向かった計画になると思う。
【二宮会長】
都市ガスはどういう位置づけになるのか。ガス関係は縮小する方向へ行くのか。
【山羽委員】
将来的には、水素と二酸化炭素からメタンにする、人工メタンを作るということも考えられている。
【堀尾課長】
都市ガスについては、報道等で、アンモニアや水素を利用したCO2削減の取組みを承知しています。市の取組みとしては、燃料電池へ補助を出しています。
電気使用量の増加はCO2の増加の要因となるため、省エネ住宅や電気自動車及びV2Hの普及も重要施策と捉えているので、今後の取組みとして検討していきます。
【榊原委員】
17、18ページの春日井市民の環境に対する満足度調査は5年前のものだが、新しい結果はまだないか。
【伊藤課長補佐】
現在公表されている最新の値を使用しています。今年度2月頃に、最新の調査結果が取りまとまる予定です。
【榊原委員】
新しいものが出れば、載せていただきたい。
37ページのコラムについて、「クールチョイス=賢い選択」とあるが、イコールの表記について検討してください。
【堀尾課長】
市民意識調査の件につきましては、最新の情報で比較するのがベストだと理解していますが、タイミングとして反映させるのが難しいため、今ある最新の情報で進めたいと考えています。
【榊原委員】
17ページの冒頭の市民意識調査の書き方を変えてもらえれば良いと思う。
【堀尾課長】
書き方を検討します。
【二宮会長】
改めて内容を確認いただき、ご意見等ございましたら10月14日(木曜日)を目途に、事務局までご連絡をお願いします。

・中間案について(第4章)
【谷本課長補佐】
資料3に基づき、次期環境基本計画の中間案(第4章 生物多様性地域戦略)について説明。
【二宮会長】
ご意見等はないようですので、改めて内容を確認いただき、ご意見等ございましたら10月14日(木曜日)を目途に、事務局までご連絡をお願いします。

・中間案について(第5章)
【冨田主査】
資料3に基づき、次期環境基本計画の中間案(第5章)について説明。
【谷本課長補佐】
資料3の65ページ、指標一覧の環境基準達成率について説明。
【二宮会長】
第5章及び全体を通してご意見等ございませんでしょうか。
【加藤委員】
地球温暖化に関連する真鍋氏がノーベル賞を受賞されたので、例えば、地球温暖化防止啓発パネル展でも、ノーベル賞について一言添えるだけでも注目度が全く変わると思う。
【伊藤課長補佐】
今年度は12月に市民環境フォーラムの開催を予定しており、パネル展示も行う予定です。また、12月が地球温暖化防止月間となるため、ご意見を参考にしたいと考えております。
【橋本委員】
64、65ページに指標一覧があるが、環境基本計画の一覧で、4章の生物多様性地域戦略の目標は含んでないということか。また、4章は達成指標ではなく達成基準とあるため、指標ではないとも取れる。
【伊藤課長補佐】
指標一覧には、環境基本計画の第3章の達成指標、個別指標を掲載しています。第4章 生物多様性地域戦略の目標の掲載については事務局で検討します。
【二宮会長】
指標4 循環型社会で、1人当たりごみ処理費用について、費用対効果として、今12,068円かかっているのを将来的に11,131円まで減らしていきたいというのも指標になるのか。
【伊藤課長補佐】
ごみ処理基本計画の目標と整合を図っています。
44ページの施策にあるように、効果的なごみ処理事業による低コスト化に関連した指標とご理解いただければと思います。
【二宮会長】
わかりました。ごみ処理の問題と低コスト化はなかなか難しいという感覚があったが
非常にいいことかと思う。
【榊原委員】
37ページの熱中症の搬送人数を減らすという個別指標は必要か。
49ページの市内バスの年間利用者数は、人口減少が進んでいく中で、利用者数を指標にするのが気になるが、これは交通網の整備の中では、必要条件だとは思う。
【二宮会長】
熱中症の搬送人数を個別指標とした考え方を教えてほしい。
【伊藤課長補佐】
熱中症搬送人数につきましては、気候変動の適応に関連する指標を検討して、いろいろな施策や情報展開などを行った結果として熱中症の搬送人数が減ると考えて、指標としました。
【榊原委員】
気候変動と熱中症の搬送人数に因果関係があるのか。指標にあえて入れなくてもいいのではないか。
【山羽委員】
これは適応策の意味合いか。熱中症には年齢とか色々な要件が関わると思う。
【二宮会長】
結果として、減るほうがいい。いろいろなことが絡み合っている。
【榊原委員】
確かに暑くなってきているから、気候変動によって熱中症になりやすい人への対応として、水を飲むとか、日陰を増やすという話の中でとは思うが、低炭素社会の指標とする考え方を教えてほしい。
【堀尾課長】
地球温暖化対策では、温室効果ガスの削減を図る緩和策に加え、すでに起きている気候変動の影響に備える適応策への対応も必要となります。暑い夏のこまめな水分補給の啓発や環境学習を通して、熱中症の搬送人数を抑制できればということで、個別指標としています。
【榊原委員】
39ページの熱中症リスクを周知し、こまめに水分補給をするなどという取組みは、非常にわかりやすいと思うので、例えばここに注釈で説明するのはどうか。
【二宮会長】
市として環境学習や啓発などいろいろな施策をした結果として、熱中症の搬送人数が減るということになれば、施策に対するアウトプットとして、搬送人数を一つの指標として入れても良いと思う。
【山羽委員】
緩和策ではなく、適応策ということが分かるような書き方になれば良いと思う。
【榊原委員】
適応策と分かれば、こういう指標もあり得ると思う。
【堀尾課長】
事務局で適応策と緩和策の記載について検討します。
【二宮会長】
改めて内容を確認いただき、ご意見等ございましたら10月14日(木曜日)を目途に、事務局までご連絡をお願いします。

(3) その他
【堀尾課長】
次回、令和3年度第3回環境審議会は、1月7日午後3時から開催を予定しています。議題としましては、「次期環境基本計画の最終案について」を予定しています。


上記のとおり、令和3年度第2回春日井市環境審議会の議事及びその結果を明確にするためにこの議事録を作成し、会長及び出席者1人が署名する。


令和3年12月10日

                         春日井市環境審議会   
                          会長 二宮 善彦    

                         春日井市環境審議会   
                          委員 二宮 久夫    

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このページに関するお問い合わせ

環境部 環境政策課

電話:0568-85-6216
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