ノロウイルスによる感染性胃腸炎に注意しましょう

ページID 1003264 更新日 令和6年2月2日

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ノロウイルスについて

 例年、秋から冬にかけてノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒が多く発生します。 
 乳幼児施設や学校、高齢者施設などで集団発生することが多く、大規模な食中毒につながる可能性もあるため、注意が必要です。
 ノロウイルスには効果のある抗ウイルス剤がないため、日頃からの予防が大切です。

症状

潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~48時間で、主な症状は吐き気、嘔吐(おうと)、下痢(水様便、血便など)、腹痛、微熱です。特に高齢者や小児は強い脱水症状を起こして症状が長引いたり、嘔吐物を誤って気道に詰まらせて死亡することがあるため注意が必要です。

 

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感染経路

主に次の感染経路が考えられます。多くの場合は経口感染ですが、空気中に舞い上がったウイルスを鼻や口から吸いこんだことによる感染もあり得ます。

  • ノロウイルスが大量に含まれるふん便やおう吐物から、人の手などを介して二次感染する場合
  • 家庭や共同生活施設など、人同士接触する機会が多いところで、人から人へ飛沫感染等する場合
  • 家庭で調理を行う人や食品取扱者(食品製造等の従事者、飲食店における調理従事者)が感染しており、その人を介して汚染した食品を食べた場合
  • 汚染された二枚貝などの魚介類を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合
  • ノロウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分で飲んだ場合

発症してしまったら…

現在、ノロウイルスには効果のある抗ウイルス剤がありません。そのため、通常、対症療法が行われます。体力の弱い乳幼児、高齢者などで、脱水症状等がひどい場合には、輸液を行うなどの治療が必要となりますので、躊躇することなく医療機関を受診するようにしてください。

止しゃ薬(いわゆる下痢止め薬)は、病気の回復を遅らせることがあるので、医師にご相談ください。

予防

ノロウイルスは治療法が限られるため、予防が大切です

感染予防及び食中毒対策として、次のことが推奨されます。

  • 食事前、トイレの後、帰宅時などには必ず手洗いをする
  • 加熱が必要な食品は中心部まで十分に加熱する
  • 下痢やおう吐等の症状がある人は、食品を直接取り扱う作業をしない
  • おう吐物やふん便は、手袋・マスク・次亜塩素酸ナトリウム※を使って適切に処理する

※家庭用の次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤でも代用できます。使用する場合は「使用上の注意」を確認しましょう。
 

予防

おう吐物やふん便の処理・消毒

  1. 処理する人は手袋とマスクを着ける
  2. 次亜塩素酸ナトリウムを含ませた使い捨てペーパータオルや新聞紙等で静かに拭き取る(しばらく覆っておくことも有効)
  3. おう吐物等があった場所を中心として、次亜塩素酸ナトリウムで広い範囲を浸すように消毒し再度拭き取る
  4. 使ったタオル等はビニール袋に入れ、密封して捨てる
  5. 処理後は十分に手洗いをし、窓を開けて換気をする

感染性胃腸炎関連情報のリンク

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉部 健康増進課

電話:0568-85-6168
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