伝染性紅斑警報が発令されました
伝染性紅斑警報が発令されました
7月10日付けで、愛知県下に伝染性紅斑警報が発令されました。
手洗い等による予防を心掛け、感染を防ぎましょう。
手洗い等による予防を心掛け、感染を防ぎましょう。
伝染性紅斑の特徴
頬(ほお)に蝶翼状の紅斑が出現する特徴があり、リンゴのように赤くなることから「りんご病」と呼ばれることもあります。
10~20日の潜伏期の後
- 頬に境界鮮明な紅い紅斑が現れる
- 手・足に網目状・レース状・環状などと表現される発疹が見られる
発疹が出現する7~10日くらい前に、微熱やかぜ様症状などの前駆症状が見られます。発疹は一週間前後で消失しますが、なかには長引いたり、一度消えた発疹が再び出現することがあります。主に小児を中心に発生し、ほとんどが自然に回復しますが、妊娠中(特に妊娠初期)に感染した場合、胎児の異常(胎児水腫)や流産が生じることがあります。
治療及び予防
伝染性紅斑はヒトパルボウイルスB19というウイルスが原因となる感染症です。伝染性紅斑に対するワクチンはなく、治療は対症療法が一般的です。症状が見られる場合は速やかに医療機関を受診しましょう。また、上の特徴で述べた微熱やかぜ様症状がみられる時期は、ウイルスの排出量がもっとも多くなるため、せきやくしゃみが出る時には、口と鼻をハンカチでおおうなどの「咳エチケット」を心がけましょう。
感染経路は、飛沫又は接触感染です。
そのため、感染しないように予防対策を行うことが重要です。
- こまめにうがいや手洗いをする
- かぜ様症状を示す者との密接な接触やタオルの共用を避ける