麻しん(はしか)に注意しましょう

ページID 1013321 更新日 令和7年4月18日

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日本国内でも麻しんの感染が報告されています

 麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症で、空気感染、飛沫感染、接触感染によりヒトからヒトに感染が伝播します。その感染力は非常に強いと言われており、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症しますが、一度感染して発症した場合には、一生免疫が持続すると言われています。

 麻しんのり患歴やワクチン接種歴が不明な場合は、抗体検査を受けることを検討してください。検査の結果、麻しんの抗体価が不十分な場合は、予防接種を受けるという選択肢もあります。(定期予防接種の対象年齢に該当するお子さん以外は全額自己負担となります。) 

発生状況(令和7年2月23日 愛知県公表)

 令和7年2月21日(金曜日)、大阪府泉佐野保健所管内の医療機関から大阪府泉佐野保健所に麻しんの発生届(検査診断例)が提出され、2月22日(土曜日)、大阪府で遺伝子検査を実施したところ、春日井市在住の20代女性が麻しん陽性であると判明しました。
 春日井保健所が患者の疫学調査を実施したところ、他人に感染させるおそれがある時期に不特定多数の人が利用する施設等を利用していたことが分かりました。
 また、患者の接触者について、3月1日(土曜日)に麻しん陽性であることが判明しました。
 詳細は、下記の愛知県、名古屋市及び大阪府の各ホームページをご確認ください。

県内


国内

麻しんの流行がみられる地域に渡航後の注意事項

  • 渡航後、帰国2週間程度は麻しん発症の可能性も考慮して健康状態に注意してください。
  • 発熱や咳そう、鼻水、眼の充血、全身の発疹等の症状が見られた場合は、医療機関を受診してください。また、受診時には、医療機関に麻しんの可能性についてお伝えください。
  • 医療機関に受診する際には、医療機関の指示に従うとともに、公共交通機関の利用は避けてください。

症状

 感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎を発症すると言われています。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。

 その他の合併症として、10万人に1人程度と頻度は高くないものの、麻しんウイルスに感染後、特に学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる中枢神経疾患を発症することがあります。

潜伏期間

 約10日~12日間

受診時の注意事項

  麻しんを疑う症状があった場合は、次の事に注意し、医療機関を受診してください。

  • 必ずマスクを着用し、事前に医療機関に「麻しんかもしれない」ことを連絡し、医療機関の指示に従って受診してください。
  • 受診の際は、周囲に感染を広げないよう公共交通機関の利用は避けてください。

予防接種について

 定期予防接種(公費負担)の対象となる1歳~2歳未満のお子さんと、小学校就学前(年長児)のお子さんは、早めに麻しん風しん混合ワクチンの接種を受けましょう。

 上記以外の方については、公費での予防接種の対象にはなりませんので、接種費用は全額自己負担となります。(ただし、妊娠を希望する女性等への補助制度など一部例外措置があります)
 なお、麻しん風しん混合(MR)ワクチンまたは麻しんワクチンは、お腹の中の赤ちゃんへの影響を避けるため、妊娠中は接種を受けることができません。また、妊娠していない場合も、接種後2か月程度は妊娠を避ける必要があります。

関連情報

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉部 健康増進課

電話:0568-85-6168
健康福祉部 健康増進課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。